市長定例記者会見(令和6年6月26日)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2024年6月26日

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開催概要

日時:令和6年6月26日(水曜日)午後1時30分~午後2時35分

場所:大会議室A

動画

令和6年6月26日定例記者発表・質疑応答(新しいウインドウが開きます)

資料

発表項目

皆様、お疲れさまでございます。
今月の定例記者会見にお集まりを頂きまして、本当にありがとうございます。
先ずはデザインシステムの導入、それからそれに関わりましてレンガのプレゼント。この件を、私ども、石川さんと一緒にお話をさせていただいて、その後に御質問をお受けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

旭川市デザインシステムの導入について

市長

先ずは、デザインシステムの導入についてであります。
このデザインシステム、どうしてこう導入に至ったのかという経緯、そしてそれが何かということでありますけども、そもそも、この旭川の家具とかこういった木工の歴史は、まちの歴史そのものであり、かつてのいろいろと花嫁ダンスのような大きなものから、近年ではデザイン性の高い家具に移行をしてきている。また様々な市民の皆様の取組が認められて2019年、ユネスコのデザイン創造都市に加盟したことは皆さん既に御案内のとおりでございます。
それで、ただ一部の市民の方々には、何で旭川市がデザインなんだというクエスチョンマークがあった方がいたことも否めない事実だと思っております。
関係者の皆様が、このデザインのまちという家具だけではなくて、デザイン全体のいろんなデザイン地区を含めてまちづくりを行う中で、デザインプロデューサーの育成やまちなかキャンパスなど様々な取組を進めてきたところでございます。
私自身も市長に就任をして、旭山動物園に次ぐ世界に通用するコンテンツはデザインだという思いから、何としても、もっともっと市民の皆様に先ず理解をしていただきたい。そしてその上で、世界に向けて、旭川のデザインということも家具木工という発信をしていきたい。引いては旭川を取り巻く林業の環境を含めて発信をしていきたい。そのためにどうしたら良いかということを考えていたところです。そこで、やはり象徴となるものが必要だろうということから、私自身石川さんとお会いをして、CDPをお願いをして、様々な取組をしていただいて今に至っているということであります。
石川さんとお話をしてきたことは、やっぱり分かりやすくデザインの力でまちがどう変わっていくかということをぜひお見せ頂きたいということで、先ずは食を切り口に、生産者や流通関係、あるいはいろんなお店など、消費者を含めて、デザインの力に有機的に結びつけていくということで、フードフォレスト旭川構想というものを石川さんに立ち上げていただきました。先日、あさいちというプロジェクトが北彩都で行われまして、非常に大きな成果を上げたことは、皆様既に御承知のとおりでございまして、この食をキーワードにした取組を今後も進めていく。これが一つ目。そしてもう一つが、私たち市役所を中心にデザインでまちを変えていくために、デザインシステムというのを導入して、それをもっとデザインというものを身近に感じてもらう取組ということで、デザインシステムを今回導入をしていきたいと思っているところでございます。
今年度は、今年10月にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野のサブネットワーク会議を開催することになっておりまして、こういったデザイン都市としてのイメージを新たなまちの力として、戦略として位置付けて、デザインシステムを今回導入させていただくことにいたしました。それで、もう既に皆さん御案内のとおり、後ろに見えているとおりバックボードも変えましたし、これから石川さんに説明をしていただきますけれども、いろんなポロシャツを作ったり、あるいはサインを考えたり、こういった今後の展開の方、これからお知らせをしたいと思いますので、それでは、石川CDPにバトンを渡したいと思います。よろしくお願いいたします。

石川CDP

どうも皆さんこんにちは。CDPの石川です。よろしくお願いします。
CDPの役割を担いまして今2年目になりますが、先週も家族を連れて旭川に来たり、もう何十回か旭川に足を運んでいる状態になってくる中で、この街にはすごく魅力的なコンテンツや新しい活動、未来につなぐ価値につながる活動をされてる方がたくさんいらっしゃるのですが、先ほどそれこそ市長からもおっしゃってましたが、なかなかそういった活動が面となって皆さんに伝わりにくいという部分があるかもしれない。それを解決する一つの方法としてデザインシステムというものを提案させていただきました。
デザインシステムやこの横文字が非常に分かりにくいので、できるだけかみ砕いて説明できればと思っております。
デザインシステムは一言で言いますと、象徴的なモチーフを基に作られたデザインのルール、それからその仕組みというものになり、一貫性を持ちながらも柔軟に展開ができる、都市の世界観を効果的、効率的に表現できるものです。大きく何が違うかというと、一つのロゴを、同じロゴの形のものを、ただただべたべたと貼り続けるということではなくて、そういうことをやってしまうとやっぱり人々が飽きてしまうということもありますし、関わりたい人々にとって押しつけがましいものになってしまうので、のり代が少なくなってしまう。皆さんが関わりやすい形での、それは市の行政の皆さん、職員の皆さんからあるいは市にビジネスを営む人たちも参加しやすい、のり代のあるデザインの世界の一貫性を持つものを作ろうとしています。説明しても分かりにくいと思うので映像を先ず見ていただければと思います。
このような形に、先ずは我々が目指したものとしては新しいロゴを新たに作るということではなかったというところをお伝えしたいです。徽章というものがあり、非常にそれは皆さんのプライドにつながっていくものだと思っているので、それが新たな形でいろんな人たちに目に入っていくような表現をどう作っていけるだろうかというものを目指して作っていったものになっています。見ていただいたように、いろんな方達が関われるようなシステムになっているというのが特徴的であります。徽章の持つ色や形というものを基にしていろんな要素を抽出し、パターン化して新たなルール化をするということで、統一感があるメッセージ、要は市が行う様々なものが横の点と点でつながっていくようなことがしっかりできるということと、それに対して、市の職員の皆さん自身が、自らこれを作り上げていくようなガイドラインを作っています。あるいは街の事業主の方々で、先ほど一例としてですが動物園のようなものもこの組合せが、あれは一緒に何かやっていますというよりはいろんなものを邪魔せずに共存することができる、その上で、旭川市がやっていることならこれもということがきちんと伝わっているというような、ブランドを邪魔しないようなシステムになっていて、世界感が統一されているということをやっています。これは私が思いついたということではなく、デザインシステムというものを活用している巨大都市というものは存在していて、分かりやすい街でいうとロンドンという街は皆さん行ったことがある方もいらっしゃるかもしれないですけれども、行くと必ずこの赤と青のユニオンジャックの、これはもう国旗を使い倒すという非常に技術的な性格を持ったものかもしれないですが、赤と青という色が持ち帰れるものになっていて、それが誇りや国の誇りを伝える部分でも使われれば、それがお土産のような手に取れるような紅茶の缶にも使われる、もしくはミニクーパーだったり車でも使われるものになっていて、このイギリスという国が非常に創造的であったりノベルティであったり、豊かな森であるということが何となく皆に伝わって帰ってもらうということで、創造的な都市であることを伝えている方法の一つだったりします。あるいは、ノルウェーのオスロ市。これを非常に参考にさせていただきましたが、ここはノルウェーで2番、ノルウェーの首都ですが、60万人都市です。非常に大きな街ですが、この街でもこれを実施していって、今世界中から問合せが来るような状況になっています。理由としては、これは魅力的なデザインでデザイン都市だなと思われるということだけではなく、効率化と効果というものが得られるということで、実はロゴが何百と歴史を重ねるごとにいろんなロゴを街は作ってしまいがちな中で、そういった何百とあったロゴを一つにまとめていくという作業の中で、彼らもこういった取組をして、一つだけれども多様な使い方ができることで皆が参加できるようにして、一貫性のあるイメージを街として記憶させていくということをやっている。デザインシステムをなぜやるのかであったり、これがどういう未来につながっていくのかというのを三つのポイントでシェアしたいと思います。
一つ目が、地域の魅力が横同士でつながり、統一感を持って伝わる。そのためにデザインシステムを作る。二つ目が、市民の皆様に市役所の様々な活動が、しっかりと効率的に届いていく、伝わっていくということをやりたい。三つ目が、市職員の皆さんの働き方が今以上に創造的かつ効率的、そしてそれが伝わっていくものになっていくという意味で、効果的にもなっていくという三つを目指して、一つずつ順を追って、事例を少しお見せしたいなと思っていますが、一つ目は、地域の魅力が横同士でつながり統一感を持って伝わるというところで、お見せします。
例えばですが、先ほど映像にも出てきましたけども、空港の大きな看板で入口で先ずこういったパターンが目に入ってきたりする、それから駅の構内などでもこういった切り出し方いろんなフォーマットで統一感があるけども柔軟な表現が使える。これはお土産品であったり、持ち帰るものみたいなことであったり、街の事業者であったり、代表的な何か、旭川らしいものというものを持ち帰っていただく。そういったイベント事でも使えるというなことがあったり、あるいは、いろんなブランドが道外にもあると思うのですが、そういった方たちとの一緒に何かをやっていこうというときに、非常に重ね合わせやすい表現になっています。
二つ目がきっちり効果的に皆さんに届いていくというところです。例えば、効果的に続くということで活動が目に見えるというところで、市の、もちろん総合庁舎の案内みたいなところでも分かりやすい、これは道案内とともに色がしっかり使われていくみたいなことであったり、ごみ箱のようなものも市が設置しているものとしてきちんと見えていくであったり、あるいはデジタルのウェブのようなものであったり、市民の皆さんが手に取るデバイスの中に、あるいはあさひばしのような広報誌みたいなものにも、一貫した印象として伝わっていき、これが面として皆さんに伝わっていくということを考えています。
三つ目が、市職員の皆さんの働き方が創造的かつ効率的になっていくという部分になります。例えば、こういった公の発表の場で今日も後ろにパネルが用意されていますが、そういった場でも、こういったパターンが目に入っていくことで、だんだんこれが記憶に残っていくということで、市の伝えたいことというのがきちっと伝わっていくようなもの、そして記憶に残りやすいものになっていくというような機能的なものとして、これらを活用しようとしています。あるいは、もちろん広報物、これらの統一感があるということで、これが統一感を持つだけではなく、これを作る度にいろいろゼロから試行し直すということではなくて、こういったものはある程度のガイドラインやシステムのあることで、素早くこういったものを作っていけたりするということが、大きなメリットになってます。あるいは名刺も、実は今日のもう一つのこちらにあるイベントで使うようなユニフォーム的なもの、クールビズ「Be Yourself」、今日はクールビズの話もあると思いますが、自分でこのパターンを選ぶということをやっていただこうと思っていまして、名刺一つとっても、自分がどういうパターンを選ぶかということを意思表示できたりして、より自分らしい名刺を持っていただくということをやりつつも、統一感を持っていくということをやれるのではないかということで、市の職員の皆さんをエンパワーメントしていけたらと考えています。
最終的なゴールとして、これは今始まったばっかりですが、これからどういうふうに何年かかけて展開をしていって広めていって、街がそういった外から来る人からも旭川市が非常にデザイン都市であるということが先ず視覚的にも分かっていき、それが、先ほどお話ししたように、市民の皆さんが関わっていくというのを一緒に作って用意していくことで、市民自体が旭川市に対するシビックプライドを育んでいくようなものにならないかということを目指して作っています。少し繰り返しになりますが、あくまでこれはビジュアルの表現というよりは、様々な旭川における活動というものが、点と点で行われているように見えがちなものが非常に広大な土地ですので、その活動が面で伝わって見えてくるというところに重きを置いた形で作られたデザインシステムというものになっていて、様々な人たちにこれから参加を促していって、良い形で使っていただき、そういった形でより魅力的な旭川というものが伝わっていけば良いなというものにしていこうと思っております。
以上です。私からの説明は終わります。

旧総合庁舎「煉瓦の記憶」~レンガプレゼントについて

昨年12月に65年間の歴史に幕を閉じました旧総合庁舎は、特徴的なコンクリートとレンガのチェック模様で、本当に市民の皆様に愛されてきた庁舎でございました。
この総合庁舎の価値を後世に継承するための取組としまして、昨年12月には煉瓦の記憶と題しましたパネル展、あるいは閉庁式を実施し、多くの市民の方にお越しをいただいたところであります。
今年度は新庁舎9階への旧総合庁舎の外壁を再現したモニュメントの設置や記録集の発行などを予定しているところです。
7月から解体工事が始まるところでありますが、私も市民の方からよくお声かけをいただくんですが、みんな愛着があるのでレンガを欲しいんだと、もらいたいという声が多数寄せられていたところです。
このため、旧総合庁舎の価値を後世に継承する煉瓦の記憶の取組の一環といたしまして、解体前に取り出したレンガを使用し、いつまでも皆さんの心に旧総合庁舎の記憶が残るような記念品として、レンガをプレゼントすることにいたしました。
このレンガのプレゼントについても石川CDPと相談をして、デザインシステムの一環として取組を進めておりますが、これはテストケースのレンガですが、レンガの大きさがばらばらなので一概にこの大きさとは言えないことをお伝えをしたいと思います。
先ず旧総合庁舎のイメージ図、あるいはナンバリングなどを記載した紙が入ってます。そしてこれをめくっていただきますと、レンガが出てきて、旭川シティホールということで、1958年から2023年までということが徽章とあわせて記載されております。
取り出せるレンガの数には限りがありますことから、市民の方500人限定といたしまして、応募者が多数の場合は抽選とさせていただきます。
次に応募概要についてです。
応募期間は6月26日から8月9日までとなります。
応募条件は、応募規約に同意をされた方、市内に住所を有する方、レンガは壊れやすいため、直接お渡しいたしますので、9月2日から20日まで予定をしておりますが、総合庁舎6階に取りに来られる方となっています。
応募方法は、旭川市のホームページにあります専用の応募フォームによる電子申請、さらに、はがき、ファクス、電子メールにて応募することができます。
来月の広報誌あさひばしで詳細をお知らせする予定でありまして、それぞれ住所、氏名、電話番号と旧総合庁舎レンガプレゼントと記入して、070-8525、旭川市7条9丁目総合庁舎6階、庁舎建設課宛でお送りを頂きたいと思います。
また、本日お配りをしている資料のほか市のホームページトップページにもこのような表示をさせていただきますので、こちらから申込みができるようになります。
当選者の方には8月にはがきでお知らせいたします。
この記念品によって、赤レンガの庁舎として65年間皆様に愛された庁舎の記憶を市民の皆様にお伝えをしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

質疑応答

旭川市デザインシステムの導入について

北海道新聞

基本的な確認だが、導入は今日からということ良いでしょうか。

石川CDP

はい。この瞬間からです。

北海道新聞

よりデザイン自体を市民の方に身近に感じてもらうというところで、例えば事業者の方もという風な事例の説明があったと思うが、例えば民間事業者の方や商店の方とかもこれを自由に使えるようになるのでしょうか。

石川CDP

ある程度最初は制約を持って使っていただけるようなものにしたいと思っています。
要は誰でも使えてしまうとなると、どういう人が何に使うかと非常にコントロールできなくなってくるので、まちの魅力として、これはこういったポイントを非常にクリアしたものであるからとか、こういったポイントをクリアする、例えば事業者さんであるかとかですね。最初はそういった形でうまく使っていただくような範囲を作っていくっていうことを考えています。

北海道新聞

活用の事例として今もたくさん御紹介あったと思うが、実際にもうやることとして決まってるのは、そちらのユニフォームみたいなものであったりとか、何か他にこれはもう既にやることが決まっているものはあるのでしょうか。

石川CDP

それでいうとそれこそ広報広聴課の皆さんと作り始めているものとしては市で作っていく紙媒体物のようなものですね、名刺であったり、そういったものや、こういう後ろで使うような、発表のときに使うようなパネルみたいなものであったり、あるいは公共で今公用車、公用車のようなものでまちなかを走るものというものも象徴的にそういったものがあるといいなということで今動かしています。

市長

封筒とかですね。バッジ的なものも。服務規程も含めてあるが運用の中で、例えばさっき出たようなデザインを職員の方が選んでいけば、面白い。そういうものを進めていければ。

北海道新聞

先ほどのロンドンやオスロ、海外ヨーロッパの事例を御紹介頂いたが、例えば国内で同様の事例があるのか。また、国内の中でも旭川で今回やるというところで例えば何か特異な点や、特にここは他でもやってないというものはあるでしょうか。

石川CDP

きちんと調べる必要ありますが、国内でやるのは初に近い部分だと思って我々は実は取り組んでいます。これは海外でもそんなにたくさんやられてるものではないと思っていてですね、要はそのロゴを一つ作って、例えばナイキとかアップルのロゴのようにべたべたっていくっていうことは、世界中でやられていますよね。一方で、それって参加がしにくいですよね。このブランドという枠がきっちり決められている。あくまでこれのユニークなところはパターンとして、色や形その素材、要素を多様な人たちが活用しやすいものとして、のり代を作っていくという機能的なものとしては非常にユニークな多分市でやるものとして初に近いものになっています。

北海道新聞

CDPもなかなか国内ではこういう事例はあまりご存じない。

石川CDP

そうですね、日本初って言っていいのかはちょっと検討しましょうってなると思うんですけども、かなり初に近いものになると思います。あともう一つはどうしてもこういうパターンというのが、デザイナーだけが扱うものというイメージがあると思うんですが、そのツールというかですね。ある程度の幅広なフォーマットを用意しまして、できる限りある意味そのノンデザイナーの皆さんですかね、市の職員の皆さんが自分でそれを使ってデザインをするっていうことができたりするものにしていこうとしている点が非常にユニークな点になると思います。そういった意味で効果的効率的に仕事が変わっていくっていう部分がユニークかなと思っています。

読売新聞

先ほど石川さんが示された例えばということで空港の看板やごみ箱などの記憶デザインっていう、外部の方が見て旭川でこういうことやってるんだといつ頃分かり始めるか。予定は示せますか。

市長

なかなか一気にですね、変えていくというのはちょっと難しいところもあるかもしれませんね。
本当はですね、この庁舎なんかも、建て替えが終わったばかりですけど、いろんな庁舎内のサインなんかですね、これでできれば良かったんですが、私が就任前だったんでちょっと間に合いませんでしたが、先ずは何か象徴的なものからということで、先ず紙媒体とか、服装とかから始めてゆくゆくはですね、今日、映像でお話ししたようなものは順次やっていきたいと思います。

読売新聞

あそこのポロシャツに示されてる赤い丸やスラッシュ、絵、組合せはどういう言葉で呼んだら良いか。どういうものをコンセプトに作り出したのか。

石川CDP

これはもともとはですね、ここにある徽章ですね、この徽章から要素を取り出すっていうことをやって、このパターン1個1個を定義するというより、多様なパターンが作れるというところが肝です。
この要素を使ってそれが非常に魅力的なパターンに生み出せる形というものはできる限り幅広にやっていくというようなものになっていて、御質問の意図に答えきれていないかもしれませんが、左側の例えばパターンというものは、その一つを切り取ったものということで、かなり無数にデザインの展開の方法があって、そういった意味で例えば、いろんな会社さん、これと一緒にやろうというときにもその会社さんのブランドっていうのは非常に既にあると思うんですよ。そことの掛け算ができるようなものになっているというような形になっています。

旧総合庁舎「煉瓦の記憶」~レンガプレゼントについて

北海道新聞

今回のレンガはモニュメント作成のために取り出したレンガということでよろしかったでしょうか。

市長

モニュメントでも取り出していますが、これは別途取り出している。

北海道新聞

旧総合庁舎は建築学会賞を受賞していて、先日議会でも御答弁があったと思うが、解体工事の差止め訴訟が提起されていると思います。
こちらについては仮の差止め命令は現段階でないということだが、市長として一時期は保存という声もあったと思うが、解体工事を予定どおり進めるということで良いのか。提訴があったことへの受け止めを教えてください。

市長

先ずこの提訴があったことに関しては、先日、旭川地方裁判所を通じて訴状が届いたところでありまして、現在その内容を精査して、今後、適切に対応していきたいというふうに思ってます。
また今御指摘ありましたが、議会でもお話ししたとおり、旧総合庁舎の取扱いについては、議会における予算審議等一定の手続を踏みながらここまで進めてまいりました。
現在は裁判所から行政事件訴訟法における仮の差止め命令の決定等がなされていないという状況であるため、解体工事のスケジュールは見直すことは、現在のところ考えていないところです。また、私自身も旧総合庁舎に対しまして、市民の皆さん押しなべてそうでありますけども、思い入れがあるものです。
実際に自分自身も何とかこの総合庁舎を残して活用できないかというものは常に考えていきました。
少し遡りますけども、一度落選をした市長選挙において、私はこの旧総合庁舎を防災減災事業債を活用して、耐震化をし、そして、必要最小限かつ全部署が集まれるようなコンパクトな庁舎を作って、この二つの庁舎を活用しながら、職務を行っていくべきだということを訴えて、選挙に挑みました。
しかしながら、私自身の力不足があって、1度目の選挙は落選をしたところでございまして、先ずはそのことによって、ある程度の民意は示されてる部分があるのではないかと私は考えております。
しかしながら、その後も保存を考える会の方々と定期的に意見交換をしてきました。
それはどういうことかというと、私も残す方法は、最後まで模索していくと、皆様方も何かいい御提案があれば、私たちに示してくださいということをお互いに話し合ったところです。
市といたしましてもあるいは私個人といたしましても、例えば、まちづくり会社の方からホテルとして活用する方法はいいのではないかと提案されたこともあります。
しかし、そこでも財源の大きな問題があります。
それから、市民の保存を考える会の方々からも、例えば、1階にガーデンを作って、会議室だったり市民が集える場所として提案があったんですが、では、この財源はいかがでしょうかというと、やはりその財源の答えがなかったところであります。
私たちは関係部署を中心に、中央の中でもいろんな、文化庁ですとか国交省含めて、何か予算はないかということで探したんですが、結局最後まで、結論を得ることができなくて、私も保存を考える会の方々には、この期限までに回答がなければ、残念ながら解体をスケジュールどおり進めなければなりませんということをお伝えをして、その期日が来たものですから、これから、その手続に入りますということもお伝えをしたところでございまして、しっかりと私どもは、保存を考える会の方々の意見も聞きながらやってきたわけであります。
しかし、その保存をする方法が見つからなかったことから、今回は粛々とこのスケジュールどおり進めていくとはやむを得ないものではないかというふうに私は受け止めているところです。

北海道新聞

保存できない、やむを得ないっていうのは期日までに答えも出なかったし、財源も見つからなかったということでしょうか。

市長

そうです。

北海道新聞

今回の訴訟の内容としては、市が解体の根拠にしている、耐震の検査をしたものが、竣工図をもとにしていると、その竣工図は実態を反映してないというふうな内容の訴状だったと記憶してるんですけれども、市の決定のプロセスについては問題ないというふうにお考えなんでしょうか。

市長

現存するあらゆる図面の中で唯一公式な竣工図を根拠として診断を実施しています。
さらに、北海道が指定した専門機関の耐震診断判定も受けておりまして、耐震性が不足しているという指摘は当たらないものだと、そういう結果に疑義はないものだというふうに考えているところです。

発表項目外

第三者委員会の黒塗りのないものとされる報告書がインターネット上で公開されたことについて

発表項目以外になるんですけれども、私の方からお話をさせていただきたいと思います。
質疑をお受けする前に、再調査委員会の答申について、あわせて、いわゆる第三者委員会の黒塗りのないものとされる報告書がインターネット上で公開された点について、私の方から先ずお話をさせていただきたいと思います。
いじめ問題の再調査委員会では、令和4年12月から22回に渡り、尾木委員長をはじめ委員の皆様に慎重、そして丁寧に調査をして頂いてまいりました。
私自身も議事録を拝見しながら、着実に進められているものと認識をしておりましたし、昨年7月と12月には、現状の報告も頂いていたところです。
かねてから、報道機関等の皆様から、答申はいつかというお尋ねを頂いておりました。
実は、本来であれば、本日、最終報告となる答申の期日を発表させていただく予定でございました。
しかしながら、御承知のとおり、この度、先の第三者委員会の黒塗りのないものとされる報告書がインターネット上で公開をされました。
先ず、このことについて、真意は別として、このような行為は個人を冒涜し、著しく尊厳を傷つけ、また、調査に大きな混乱をもたらすものであり、決して許されるべきものではないと厳しく非難するものでございます。
また、御遺族も、大変、心を痛めているとお伺いをしているところでございます。
これらを踏まえ、答申の期日も、残念ながら再調整を余儀なくされていると伺っておりまして、現在、担当部署や、再調査委員会において協議、調整がなされているとのことでありますので、また日程が決まり次第、報道機関の皆様に改めて、御案内をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
このように、調査にも支障を与えていることから、今回の行為は、決して許されるものではない。決して許されないことであり、見過ごすわけにはいかないと思っております。
このため、御遺族や関係機関とも協議をしながら、刑事民事を含めて厳正な対応をとるよう教育委員会に申し伝えたところでございます。
私からは、先ずこのことを御報告させていただいて、皆様の御質疑をお受けしたいと思います。

質疑応答

第三者委員会の黒塗りのないものとされる報告書がインターネット上で公開されたことについて

HTB

一昨日の夜に公開されたと思うんですけれども、掲載されて以降、市としてはこれまでどのような対応をしてきたのか、先ず教えてください。

市長

黒塗りの文書、情報漏えいに関してでありますけれども、教育委員会からサイトの運営団体に削除要請を速やかに行うとともに、記事抹消仮処分の申立てを検討しているということを報告を受けているところです。
また、御遺族の意向、プライバシーを最大限尊重するため、偽計業務妨害などの刑事、あるいは個人情報情報保護などの民事の法的手続についても、捜査機関と協議しながら対応するように教育委員会に申入れているところであります。

HTB

現段階ではまだ削除要請には至っておらず、検討段階ということですか。

市長

はい、そうです。

HTB

文書の真偽もまだ確認されていないということだと思うんですけれども、今後、具体的にどのような方法で確かめていくのか教えてください。

市長

今の御質問に対しましては、今回の文書についてでありますけれども、本物か本物でないかなど、あるいはどのような文書か申し上げることは、個人の尊厳を冒涜し、御遺族の気持ちをないがしろにした今回の混乱をもたらしたものの行為を助長することにつながりかねないこと。またその上で、プライバシー侵害の恐れがあることから、お答えは差し控えさせていただきます。

HTB

今回の流出している可能性がある文書については、文言を修正するような書き込みがあって、実際に私たち報道機関に向けて市が公表している資料ではそのとおりに修正されていた箇所も確認できました。これを自然に考えると調査段階の報告書が流出したと考えるのが自然なのかなと考えておりますが、調査段階のものを見ることができたのは誰になるんでしょうか。

市長

改めて、繰り返しさせていただきますけれども、今回の文書について本物か本物ではないかなど、あるいはどのような文書か申し上げることは、個人の尊厳を冒涜し、御遺族の気持ちをないがしろにして、今回の混乱をもたらしたものの行為を助長することにつながりかねないこと。またその上で、プライバシー侵害の恐れがあることから、お答えは差し控えさせていただきます。

HTB

文書の内容に触れられないということは理解したんですが、第三者委員会が調査していた当時、調査段階のものを見ることができたのは誰かというのはお答えいただけないでしょうか。

市長

お答えは差し控えさせていただきます。

HTB

調査段階のものが市教委が保管していたり見ることができたのかということもお答えいただけないでしょうか。

市長

(頷く)

HTB

最後にですね、報告書の最終版が市議へ流出した可能性があると去年問題になった際に、市教委の方で、教育委員会だったり、コピー、原本、データを所有している関係機関に調査をしたかと思うんですが、御遺族も心を痛められているということで、普通に考えれば御遺族の意向で黒塗りにしたものが御遺族側から流出したというのは考えにくいというのは重々承知しているんですけれども、関係者というのは広くいると思いますので、流出の経路を調査するに当たって、どこまで広げて調査していくおつもりでしょうか。

市長

申し訳ありませんけれども、その質問のお答えを差し控えさせていただきます。

UHB

今回流出したとされる市民団体のホームページを市長は御覧になられましたか。

市長

私自身はそのお話は聞いておりますけども、拝見しておりません。

UHB

今回公開に至った理由として、二つのことを運営者が述べてます。
一つ目が、文書オンラインの虚偽の報道や、黒塗りだらけの報告書によって、いわれのない誹謗中傷、いじめを受け続けている方々、主に教師たちの汚名を少しでも晴らすこと。
もう一つが、爽彩さんが何に悲しみ苦しんでいたかを社会に正しく理解してもらうために、事実を明らかにすること。この2点について、市長の御意見をお聞かせください。

市長

はい、今の2点ですね、そういったお考えから、いわゆる黒塗りのないものとされる報告書が公開をしたわけでありますよね。
申し訳ありませんけれども、再調査の目的というものが、そういった、いわゆる加害者とされる皆さん、あるいは被害者の気持ち、あるいは学校教育関係の状態など全て含めて私自身が諮問をしているところでありまして、私どもとしては、その結果を待つばかり待つのみというところであります。
ただし、その団体あるいは個人か分かりませんけども、その方がそのような行為をしたことによって、この再調査に大きく影響を与えていることは事実でありまして、改めて強く非難を申し上げたいというふうに思います。
そのことによって誰が得するのか。仮に公開されている内容が個人のプライバシーに関わるものであれば、本当に個人を冒涜するあってはならないことです。
皆さん考えてみてほしいんですけど、例えば御自身にお子様がいて、あるいは自分自身の問題としてとらえていただきたいんですけど、少なくとも先の調査報告においてですね。6項目プラス1項目、いじめの認定がされてるわけですよね。
その中にはですね。性的な意味の身体接触を持ったこと。言いたくないけど言いますよ。
上級生が深夜ないし未明の時間帯に本人を含めて公園に集まろうという趣旨の会話をグループ通話で行い、またそれを実行してないにもかかわらず本人に伝えなかったこと。
本人が上級生の分のお菓子等のおごり行為を繰り返していたこと。
上級生が本人とのラインのやりとりにおいて、性的な話題を性的な動画の送信要求を長時間、性的な問題を長時間にわたって続け、性的な動画の要求送信を長時間に渡り続けたこと。
上級生が本人に対して、自慰行為の実行を繰り返し求め、こういったことが認められてるわけですよ。
こういったものに関する亡くなった爽彩さん、気持ちを思えば、公開なんてできないんじゃないでしょうか。
そして、公開されたことによって御遺族がどれだけ傷つくか。
私も息子いますよ。娘いますよ。
繰り返し繰り返し、ネットで雑誌で、臆測で、こういったものが流されて、どういう気持ちでいるか皆さん。
自分のことだと思って、自分の子どものことだと思って、考えてみてほしいです。
ですから私は、今回、尾木さんを中心とする委員会の各専門家の皆様に集まって最終調整をしている。
この段階にあってですね、この一連の様々な行為というものが、私自身非常に疑問を持ちますし憤りを感じているところです。

UHB

今回の黒塗りのない資料なんですが、市長を始め、一部の限られた人だけが閲覧できるという情報がありました。今回の情報の管理体制についてはどうお考えでしょうか。

市長

先ほど申し上げたとおりです。
お答えを差し控えさせていただきます。

共同通信

再調査に係ることなんですが、今回市長は答申の日程をこの場で発表される御予定だったとお話しされたと思うんですが、調査自体はもうこれは終わっているのでしょうか。

市長

はい。先ほどもお話しいたしましたけれども、今までの受け止めといたしましても、しっかりと、調査は丁寧に着実に実行されているものとお伺いをしております。
日程の調整に入っているということですから、調査報告書の最終段階のところまで来ていると考えても間違いはないというふうに思います。

共同通信

終わってるというよりも最終段階のところっていうことですかね。
再調整はいつ頃でされてますか。

市長

その期日については、調整中なので何とも申し上げられないというのが正直なところです。

共同通信

まだ未定ということでしょうか。

市長

未定です。ですから、決まり次第、また皆様にお知らせをしたいと思います。

北海道新聞

先ほど、文書について本物かどうか申し上げることは差し控えたいとおっしゃってましたけれども、それでもなおというのが、削除要請する根拠といいますか、真偽が分からない中で、削除要請する根拠を改めて伺いたいと思います。

市長

やはり調査に混乱をもたらしたというところです。

北海道新聞

調査は先ほど最終段階ということでしたけども、改めてその今回の事態が再調査の何に影響するということでしょうか。

市長

最終的な報告の期日に影響するものだと思っております。

北海道新聞

今回の事態について、前回、秋頃に文章が流出したというときには御遺族側から刑事訴追ですとか、調査の申出の要望書が提出されましたけれども、今回は御遺族側から何か反応はありましたか。

市長

そこら辺はですね、教育委員会と遺族としっかりとお話をさせていただいて、御遺族の意向もしっかり取り入れながら対応していきたいなと思っております。

北海道新聞

既にやりとりを始められてるということですか。

市長

はい。そうです。

読売新聞

削除要請の時期については今日とか明日とかそういうスケジュール感をお示しいただけないでしょうか。

市長

法律的にいろいろとあるみたいなんで、できるだけ早くルールが執行されるようにということで進めているってことは聞いてます。

読売新聞

今日要請するとかそう簡単なものではない。

市長

ないみたいですね。できるだけ早く。

時事通信社

教育委員会を通じて削除要請をされた。この段階で構わないんですが、削除要請した相手からの反応は何かあったのでしょうか。

市長

今のところはないです。

あさひかわ新聞

市長の方から教育委員会には刑事民事両方の厳正な態度を取るようにしたというふうにおっしゃってましたけれど、後段おっしゃった本物か本物じゃないかは申し上げることはできないと。語弊はあると思うんですけども、もし本物でないとすれば刑事民事も成り立たないが、その辺のところをどうお考えでしょうか。

市長

はい、申し訳ありませんが、その点も含めてお答えを差し控えさせていただきたいと思います。

あさひかわ新聞

本物か本物でないかも。

市長

事実か事実じゃないか、本物か本物じゃないかというようなことも全て助長することになってしまいますから、一切そのことに関しては申し訳ありませんけども、お答えはできません。

あさひかわ新聞

でも、本物か本物でないかは認識してらっしゃるわけですね。

市長

お答えはできません。

あさひかわ新聞

それは御遺族のことを考えるとお答えできないということ。

市長

答えられません。

北海道新聞

削除要請の方法手法なんですけど、何か決まってるものは教えてください。

学校教育部

要請の手法としては電話ですとか手紙、郵送、メールとかいろいろあるんですけれども、記録に残るもの残らないということがありますので、その辺りどういった手法がいいのか、専門的な法律的な知識を持ってる方のアドバイスをいただきながら、適切な手法で、早ければ今日、できるだけ速やかにやっていきたいなと思っております。

北海道新聞

早ければ今日するということになる。

学校教育部

早ければということ。今日だということではない。

北海道新聞

早ければ今日要請するということ。

学校教育部

準備が整えば、早ければ今日できるということである。
今日以降ということで。

市長

今、弁護士さんと相談してるところです。

NHK

今回の報告書の管理体制はおっしゃらないということだったんですけど、今行われているその再調査の第三者委員会で、今後こういう同じようなことがないようにどういう対策をしていくのか、その管理体制などはどうしていくのかなどありますでしょうか。

市長

受け取るまでに、また今期日がありますので、そういったも含めて、また再度協議が必要かなというふうに思ってます。

NHK

これから詳しく対策とか考えていくということでしょうか。

市長

もともとそういう対策は当然されてきてるものだと思いますけども、また改めて、そこら辺は協議したいなと思います。

HTB

流出した可能性がある文書について、ネット上でという今回の特性もあり、削除要請をしても、もう既に拡散されているという問題もあるかと思うんですけれども、先ほど刑事民事問わず、訴追していくという話もありましたが、そういったの拡散したものっていうことについては、どのようにお考えでしょうか。

市長

そこはちょっと誠に恐縮ですが、私の個人的な意見をお話しさせていただきます。
今回、何を通じて皆さん、このことを広く、国民の方々が知ることになったか。
一つはマスコミの皆さんの報道があります。
その報道の中身は何か、インターネットで黒塗りのものとされているものが流出されているということが、各種報道で公になったんですね。
これは禁止をするような今の法律がありませんから、このように報道されても致し方ないことかもしれません。
しかし、ことこういった事態においてはですね。しばらくは、マスコミの皆様も、こういったプライバシーの判断とかを、もし、マスコミの矜持といいましょうか、少しどこかに、そういった良心の呵責があるものであれば、そういった報道に対しては控えていただくようなことも、今後私は第二第三のこういったことを起こさないことを考えたときに、必要になってくるものだというふうに思います。
ですから、再発防止というのも、私ども旭川モデルに課せられた重要な役割でありますので、そういった情報管理の面についてもですね、しっかりと旭川モデルの中に、文部科学省などと協議しながら、しっかり記載をしていくべきだというふうに、私は今のところは思っております。

HTB

マスコミにも原因だというお話だったと思います。

市長

そこまで言ってないですよ。マスコミの皆さんの気持ちも十分分かった上で、私の個人的見解を申し上げたところであります。

HTB

いろいろ私たちも多分各社配慮しての上での報道だと思うんですけれども、今の私の質問については既にその拡散されたものについてはどこまでどのように対応していくお考えなのでしょうか。

市長

それはこれから検討します。

共同通信

今、市長個人的な御見解として、良心の呵責がというふうにおっしゃったと思うんですが、それはどういった意味でしょうか。

市長

そのとおりと取っていただければ大丈夫ですよ。プライバシーの事実か事実でないことが、公に広まって、それを目につく方が何万人といるわけですよね。そういうことですね。

共同通信

それはつまり、その流出をしたという事実を報道すること自体が。

市長

ですからそれはそういうふうには言っていません。マスコミの皆さんの立場も重々承知しておりますし、そう、今後においてはそういったことも含めてですね、情報管理の在り方というものは、もう一度議論する必要があると私は思ってるんです。

共同通信

なぜ流出してしまったのかというところは差し控えると言いつつ、その報道に考えてくださいとお話をされるのは、なぜ流出したのかっていう部分が明らかにならないままで、それは問題ではないかと私は思うんですよね。

市長

1番尊重されるべきは、個人の尊厳、遺族の気持ちですね。私はそう思います。

あさひかわ新聞

市長そういう質問でおっしゃらなかったっていうことなんですけれども、今、共同さんがおっしゃったのはですね、なぜ流出したのかその原因を明らかにしないで、市長はそういうつもりはないとおっしゃったけども、マスコミも良心を持ってやってほしい。そこも私ちょっと腑に落ちないんですけども。こちら側にはこういう気持ちがあったと、だけども流出してしまったと、報道する側にはっていうのはまだ話は分かりますけどね、そこは全然分からない。この本物か本物でないかは申し上げられない。そこはオミットしてて、君たちはねという言い方はちょっと違うかと思うんですけども、いかがですか。

市長

個人のプライバシーを守るために、その質問に対するお答えは差し控えさせていただきます。

あさひかわ新聞

どうも腑に落ちません。答えられるところまでは答えましょうというならまだ分かりますけど、ここもここに関しては全然答えられませんと。でも私の個人的見解だけども、マスコミの皆さんはって言い方は、ちょっとね、我々というよりも、私にとっては納得いかないんです。

市長

佐久間さんの気持ちは分かりました。

UHB

もちろん、当然のことながら個人の尊厳、これ1番、私自身もすごく大切だと思うんですけど、ともあれ流出しなかったら我々としても流出したという報道はないですし、そもそもこういった話題にはならないわけじゃないですか。個人の尊厳を市長も1番大事だとおっしゃってますので、やはりそうなってくると情報の管理体制に問題があったんじゃないかと考えざるを得ないところがあるんですけれども、そこはいかがでしょう。

市長

そうですね、そういった御指摘もしっかり受け止めて対応していきたいと思います。

UHB

では先ほどの発言だと、やっぱり私個人としても、市長もさっき個人的なお話だったんで私の個人的な見解をお話しすると、今回の問題の一端になったのは我々マスコミの責任もあるんじゃないかというふうに。

市長

よろしいですか。
それでは先ほど私は良心の呵責という言葉を使ったことに対して、皆様方が不快な思いをさせてしまったこと、そのことについては発言を取消して、おわびをしたいというふうに思います。
その上で、今日、皆様から頂いた様々な御指摘がありますので、それを受けてですね、しっかり今後対応していきたいというふうに思います。

北海道新聞

今のお話を受けて市長御自身でどのような報道が適切とお考えなのか改めて伺います。

市長

今は分かりませんね。最終報告までそっと見守っていただければありがたいと思います。

毎日新聞

質問というかお願いの部分になるんですけれども、先ほど、市教委のほうから、いつまでにどう対応するのかっていうと今日、早ければ今日までにっていうふうな表現だったんですけれども、これ会見でこういう形で出てる以上、もし対応されたら、対応しましたっていう連絡をいただけないでしょうかというお願いです。

市長

かしこまりました。そのようにさせていただきます。

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