2021年11月2日臨時記者発表(テキスト)
開催概要
日時:令和3年11月2日(火曜日)午後6時~午後6時30分
場所:第1委員会室
動画
資料
さんろく街新型コロナ発生対策(概要ペーパー)(PDF形式 274キロバイト)
啓発ちらし(PCR検査)(PDF形式 1,697キロバイト)
啓発ちらし(ワクチン接種)(PDF形式 1,355キロバイト)
啓発ちらし(第三者認証制度)(PDF形式 840キロバイト)
さんろく街・新型コロナウイルスまん延対策プロジェクト事業
市民の皆様におかれましては、日頃から新型コロナウイルス感染症の感染対策、ワクチン接種に御理解と御協力をいただき、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症への対策については、国における「緊急事態宣言」が令和3年9月末で解除され、10月から道による「秋の再拡大防止特別対策」を実施し、11月からは「冬の感染拡大防止に向けて」として対策を実施しているところでございます。
本市におきましても、これらの対策に基づき感染拡大防止に向けた対策を推進してまいりましたが、10月中旬から市内中心部の「さんろく街」の店舗を中心に、新型コロナウイルス感染症の陽性者が多数確認され、クラスターも発生するなど、感染拡大が懸念される状況となっております。
さらには、本日の陽性者の発表も二桁の11名を確認しているところでありますし、この1ヶ月の感染者も125名を数え、市内飲食店における感染者数も50名となっております。
そうした中、今後、年末を迎えて行くに当たり、市民が不安を抱かずに飲食店に足を運べる状況を作るため、こうした事態を踏まえ、今後の感染拡大を確実に防止していくため、市として緊急的に対策を講じる必要があると判断し、本市が中心となり旭川商工会議所や旭川観光コンベンション協会、旭川観光社交組合の御協力をいただきながら、本市独自の対策として「啓発」「陽性者探知」「ワクチン接種誘導」を柱として、4つの対策を実施し、感染拡大防止に努めてまいります。
まず、第一に、私自らが「さんろく街」に出向き、直接、飲食店の皆様や利用される市民の皆様に感染対策の徹底やワクチン接種の周知などのメッセージを発するとともに、飲食店における第三者認証制度のPRを行ってまいります。
本日につきましても、この後、上川総合振興局長のお力添えも賜り、早速、啓発を行う予定です。
第二に、「さんろく街」の飲食店に対し、改めて感染対策の必要性やワクチン接種を(リーフレットを配布することで)呼びかけることにより、感染拡大防止につなげていくととともに、第三者認証制度をPRすることで、各店舗における感染対策をより確実な取組へとつなげてまいります。
第三に「さんろく街」の飲食店等に従事されている方々に気軽にPCR検査を受けていただけるよう、市内中心部の中に無料でPCR検査が受けられる臨時の検体採取所を近々設置することで、潜在する陽性者を早期に発見し感染拡大防止につなげてまいります。
一方で、飲食店等に従事されている方が検査を受けていただくことで、安心して働ける体制づくりにも寄与してまいりたいと考えております。
第四に、10月中旬以降に確認された「さんろく街」に関係する陽性者の方には、新型コロナワクチン未接種の方も多くいらっしゃいましたことから、「さんろく街」の飲食店に従事されている方を中心に、改めて(リーフレットの配布などにより)ワクチン接種の重要性を呼びかけ、同時にワクチン接種の予約も受け付けることにより、今後の感染拡大の防止につなげてまいります。
なお、ワクチン接種の受付については、臨時の検体採取所において行うことで、ワンストップでPCR検査とワクチン接種予約ができるように工夫をいたします。
本市として以上の対策を進めるとともに、市民の皆様におかれましては引き続き新型コロナウイルス感染症の感染予防対策に御理解、御協力をいただき、市内の感染拡大防止につなげてまいりたいと考えております。
質疑応答
北海道新聞
PCRの検体採取所の設置が11月第2週とのことですが、早くても11月7日からですか。
市長
今週末から来週頭ぐらいで準備できるように進めているところです。
北海道新聞
早くて6日という言い方をしてよろしいですか。
市長
はい。
北海道新聞
場所や対象者についてですが、さんろくの従業員だけではなく、卸業者なども対象になりますか。
市長
場所は相手方と協議しているところです。
対象者は飲食店で働いている方、飲食店に納入している業者の方、例えば、お花屋さん、お酒屋さんなども対象にしています。
北海道新聞
何店舗ぐらいに呼び掛ける予定ですか。
市長
何店舗という件数は特に考えていませんが、さんろく街、あるいは少し幅を広げた中心部を対象に考えています。
朝日新聞
さんろくで働いている証明はどのようにするのですか。
また、郊外で働いているが不安だから受けたいという人や、働いていないが受けたいという人も来るのではないかと思いますが、どのように対応するのですか。
市長
さんろく街を中心に発生しているため、さんろく街を中心に行っていきたいと思っています。
その上で、今回の効果や課題を精査し、必要に応じて郊外に広げることも視野に入れながら実行していきたいと考えています。
朝日新聞
今回については、さんろくで働いているとどのように確認するのですか。
市長
本人の申告です。
その方を信頼して、本人とのやりとりの中で判断していきたいと思っています。
朝日新聞
1日何人までという上限はありますか。
市長
1日50人で10日間の計画です。
STV
さんろく街というのは、どこまでを考えていますか。
市長
何条何丁目という制限はしないで、中心部のお店関係は検査を受けられるように広く捉えていただければと思います。
STV
例えば、旭川駅前は。
市長
柔軟に対応しようと思っています。
STV
銀座通り商店街は。
市長
銀座通りも中心街だと思います。
STV
さんろく街というよりは、旭川市中心部で働く方ということですか。
市長
はい。
NHK
ちらしを持参または当日来場ということですが、周知方法はどのようにするのですか。
市長
今日、私が振興局長と回りますし、市の経済部の職員も、さんろく街を中心とした、市の中心部の飲食店に啓発活動に行っていただくことになっています。それと、旭川商工会議所、観光コンベンション協会、観光社交組合の皆さんの御協力をいただきながら配布していただこうと思っています。
NHK
ちらしの配布による周知ですか。
市長
郵送のところもありますし、直接訪問して配布するところもあります。
広報媒体を通じて、私も発信していきたいと思っています。
NHK
予約不要ということですが、1日50人なら、来場した時にはもう締め切られていることもあると思うのですが。
市長
そういったことも踏まえながら、しっかり対応できるよう準備を進めていきたいと思います。
NHK
行ったら終わってるということもあり得ますか。
市長
どれぐらいの方が来るのか予測できない部分がありますから、一定程度対応できる状況を作っておかなければならないと思っています。
16時から20時と時間が決まっているため、この時間の中でお越しいただきたいと思います。
NHK
熱が出ている方は。
市長
保健所や医療機関の発熱外来へ御相談していただきたいと思います。
NHK
飲食店に関わる店舗以外も対象になるのですか。
市長
飲食に関連した感染者が増えていることから、飲食関係の方に限定させていただいています。
読売新聞
市長のお話の中でワンストップとありましたが、これはどういう意味なのですか。
市長
PCR検査を受けたときに、ワクチン接種の予約もできるということです。
TVH
今回は働いている方々への対策だと思います。
飲みに行く方々で感染対策をしていないということもあるかと思いますが、その対策は何か考えていますか。
市長
マスクの着用、密を避ける、換気、消毒などを訴えていきたい。
また、道の第三者認証制度もありますから、制度の活用をしていただく取組を進めていきたい。
TVH
飲みに行く方々への具体的な啓発方法は。
市長
いろいろな団体や経済界の方々に周知していただくのも一つだと思いますし、媒体を通じても啓発していきたい。
朝日新聞
今の状況をどのぐらいのレベルだと認識していますか。
赤信号なのか黄信号なのか、もうまん延が始まっている可能性があるという考えなのか。
旭川やさんろくはどのレベルにあると思いますか。
市長
私個人の認識ですが、限りなく黄色に近づきつつある状況だと思っています。
今この段階で食い止めていくことが重要だと思っていますし、そのために今日から早速活動しようと思います。
せっかく緊急事態宣言が終わり、全国的に飲食・観光がスタートして、旭川市においても、あさっぴー割などの事業を通じて観光客が戻り、市民が食事に出かけられるようになってきた状況において、またクラスターが発生したり、飲食業を中心に感染者が増えて足止めになると、経済にとって大きな打撃になることから、初動の段階でしっかりとその芽を潰していくことが大切だと思います。
それを徹底しながら、安心して年末年始を迎えていただけるような体制作りを早急に進めていきたいと思っています。