ASAHIKAWA 100 PRIDE~逸品編Vol.11
容器
竹本容器株式会社ジェイ・プラ事業所
「環境」に挑み、世界の文化に貢献
私たちの身の回りにあふれる様々な容器
店頭に並ぶ化粧品や家事用品。その容器をよく見ると、多様さに驚かされます。チューブ状やスプレー式といった形状や色、質感・・・。目移りしてしまうほどです。
業界大手の竹本容器株式会社は、2万通りの組み合わせがあるラインナップを用意し、顧客のコストと開発期間を圧縮できるのが強みです。
生産拠点の1つがジェイ・プラ事業所(工業団地4の3)で、化粧品の容器を中心に樹脂製キャップを1日10万個生産。一部は海外でも使われています。小型のキャップなら輸送費を抑えられ、リスク分散もできるとして平成9年に旭川に進出しました。
竹本容器株式会社ジェイ・プラ事業所
同じ容器でもニーズに合わせてキャップを選ぶことができるため、同事業所での生産品により組み合わせの幅はさらに広がります
キャップの成形には、専用の金型を使います。品質を左右するため、金型を扱う際は錆や傷がつかないよう細心の注意が必要です
専用の蓋閉め機が、カチカチと高速で蓋を閉めていく様子
世界の器文化に貢献すべく、続く挑戦!
近年は環境への配慮が重視され、植物由来のバイオマス素材を使う場面が増加。米由来のプラスチックやブドウの絞りかすなど、農業が盛んな旭川の作物を活用できないか、実験や模索も続きます。事業所長の高殿健一郎さんは「様々なニーズに応じ、世界の器文化に貢献していきたい」と挑戦への意欲を語ります。