あさひばし 令和元年10月号「ボランティアで高齢者を支える」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2019年10月15日

ページID 067614

印刷

はじめに

高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、行政の支援だけでなく、地域での支え合いが必要です。今回は、高齢者を支えるボランティア活動に積極的に取り組む方を紹介し、私たちができることについて考えます。

ボランティアは、社会への恩返し

高齢者宅の除雪や買い物の援助などをしている「松田啓作さん」

退職し、時間ができたのをきっかけに、何か社会の役に立つことをしたいと考えていました。妻が介護ボランティアをしているので自分も始めたいと思い、福祉除雪サービス、認知症サポートセンター、ファミリーサポートセンター「介護型」の提供会員として登録しました。除雪や買い物の代行をしたときに、「助かったよ、ありがとう」と感謝されることが励みになります。いずれは自分も手助けが必要になるかもしれません。自分がその立場になったらどうしてほしいかを考え、相手の気持ちに寄り添って手助けをしています。

今は、週3回仕事をしていますが、その合間に、ボランティアや子供たちに柔道の指導をしています。ボランティアも柔道も、これまでお世話になった社会への恩返しだと思っています。私は70歳ですが、同年代で健康な人には、ぜひボランティアをしてほしいです。外に出て誰かの役に立つという実感は、退職後の人生を豊かにしてくれます。

趣味や特技を生かして、楽しくボランティアを!

話し相手や通院の付き添いなどをしている「松本真利子さん」

子供が自立して時間に余裕ができたので、認知症サポートセンターとファミリーサポートセンター「介護型」の提供会員養成講座を受講し、登録しました。主に、認知症高齢者の見守りと話し相手や、通院の付き添いをしています。

1人暮らしの方は家にこもっていることが多く、話をお聞きするだけで、表情が生き生きとしてきます。私の趣味である野球や映画の話で盛り上がることもあります。

通院のときは、自宅から病院までの付き添いなどを行います。病院で、他の患者さんから「付き添いの制度があるのですか?」と声を掛けられることがあります。手助けを必要としている方が多いのに、こうした制度が、あまり知られていないことは残念です。

ボランティアは特別なことではありません。無理のない範囲で、自分の趣味や特技を生かし、相手に喜んでもらうことができるのは、とてもやりがいがあります。

必要な人に必要な手助けを

福祉除雪サービス、認知症サポートセンター、ファミリーサポートセンター「介護型」は、右ページで紹介した松田さん、松本さんのような提供会員(手助けしたい人)が、依頼会員(手助けが必要な人)を、地域で支える有償ボランティア組織です。必要な人に手助けが届くよう、センター事務局が橋渡しをしています。

【詳細】旭川市社会福祉協議会(住所:神楽3条4丁目 電話番号:0166-60-1710)

有償ボランティア

福祉除雪サービス

約15センチメートル以上の降雪があった日に、提供会員(スノーサポート隊)が依頼会員(自力での除雪が困難な高齢者世帯等)の住宅に出向き、玄関から公道までを除雪します。

スノーサポート隊事業説明会

とき 10月24日(木曜日) 午後1時半〜午後2時半

ところ ときわ市民ホール(5条通4丁目)

申込 旭川市社会福祉協議会 電話0166-60-1778

認知症サポートセンター

家族からの依頼を受け、提供会員が散歩等の外出支援や一緒に趣味を楽しむなど、認知症高齢者の見守りや話し相手をします。

ファミリーサポートセンター「介護型」

家族からの依頼を受け、提供会員が利用者宅へ出向き、食事の準備・片付け、掃除、洗濯、買い物や通院の付き添いなどを行います。

提供会員になるには養成講座の受講が必要

とき 11月19日(火曜日) 午前9時半〜午後4時

ところ ときわ市民ホール(5条通4丁目)

申込 旭川市社会福祉協議会 電話0166-60-1710

セミナー「ボランティアはじめの一歩」

身近な助け合いや思いやりを行動に移すヒントについて、STVラジオパーソナリティーの牧やすまささんと一緒に考えます。

とき 11月17日(日曜日) 午後1時半~午後3時半

ところ 旭川トーヨーホテル(7条通7丁目)

申込 11月11日(月曜日)までに旭川市社会福祉協議会 電話0166-23-0742

おわりに

高齢化がますます進む中、1人暮らしの高齢者や日常生活に手助けを必要とする方は、さらに増えると予想されます。

今回紹介した松田さんや松本さんのようなボランティアの存在は、手助けを必要としている方にとって、大きな支えとなっています。興味のある方は、まずは提供会員養成講座や事業説明会に、ぜひご参加ください。自分の時間をボランティアに使ってみませんか。

【詳細】長寿社会課 電話0166-25-6457

お問い合わせ先

旭川市総合政策部広報広聴課広報係

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎6階
電話番号: 0166-25-5370
ファクス番号: 0166-24-7833
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)