あさひばし 平成29年11月号「平成30年1月から子宮がん検診が変わります」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2017年11月15日

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市では、子宮がん検診制度を見直し、患者が増えている年代に新たな検査を加えるとともに、国のがん検診の指針に合わせて、全ての年代の受診機会を2年に1回にしました。定期的にがん検診を受けて健康を守りましょう。

子宮がんとは?

子宮の体部にできる「子宮体がん」と、子宮の頸部にできる「子宮頸がん」があります。

子宮体がんは多くの場合、初期症状として不正出血が起こります。しかし、子宮頸がんは症状が出ず、気付かないまま進行するので、定期的に検診を受けて、がんになる前の段階で見つけることが重要です。

子宮頸がんの原因はウイルス「HPV」

子宮頸がんの主な原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)であることが分かっています。HPVは、主に性交渉により感染するウイルスで、性交渉経験のある約80%の女性が50歳までに一度は感染するといわれています。

感染しても、ほとんどの人の場合は自然に消えますが、約10%の人はそのまま残り、子宮頸がんに進行する可能性があります。

子宮頸がん検診の内容は?

問診や内診の他、次の検査があります

  • 頸部細胞診 細胞を採取して異常がないかを調べる、基本の検査です。
  • HPV検査 細胞を採取してHPVの有無を調べます。頸部細胞診と併用すると、検診の精度が上がります。

細胞の異常やウイルス感染が見つかっても、必ずがんに進行するわけではありませんが、受診した医療機関の医師の指示に従い、定期的に検診を受けてください。検診を受けていれば、がんに進行する前に発見でき、治療することができます。

旭川産婦人科医会会長水内英充(みずうちひでみつ)さんに聞きました

多くのがんは、40歳代から発症の可能性が高まりますが、子宮頸がんは比較的低い年齢で発症するおそれがあり、近年は、20・30歳代の女性に急増しています。発見が遅れてしまうと、治療のために子宮を摘出しなければならなくなることもあります。

子宮がん検診の際に、HPV検査を併用すると、診断の精度が上がる他、将来子宮頸がんになるリスクの有無も分かります。検査費用の一部を市が負担しています。自分の健康のため、大切な家族のため、定期的にがん検診を受けてください。

市の子宮がん検診制度を見直しました

20歳代から40歳代にHPV検査を取り入れ、全ての年代が2年に1回の受診に変わります。なお、HPV検査のみの受診はできません。

受診年度の4月1日現在20歳以上の偶数年齢の方

  • 頸部細胞診(必須)700円(国保は300円)
  • 体部細胞診(医師が必要と判断した場合)500円(国保は無料)

受診年度の4月1日現在20歳代から40歳代の偶数年齢の方

HPV検査希望者 500円(国保は300円)


見直しに伴い、平成29年4月1日現在、奇数年齢の方は、来年1月から3月まで市の検診の対象外になりますので今年中に受診してください。また、偶数年齢の方は、来年3月までに受診してください。

【詳細】健康推進課 電話0166-25-6315

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