あさひばし 平成29年10月号「あさひかわ応援寄附金(ふるさと納税)について」
ふるさと納税制度は、ふるさとや地方自治体の様々な取組みを応援する気持ちを形にする仕組みとして、平成20年に創設されました。旭川市でも、ふるさと納税を通じて寄せられた寄附金は、子育てや教育、まちづくりなどに活用されています。市のふるさと納税の取組みの一部と現状を紹介します。
寄附金の主な使い道
社会福祉事業基金
- 社会福祉施設等の設置や修繕などに要する経費を助成
188万2,803円
環境基金
- 外来種による生態系への悪影響を防ぐため、防除活動やセミナー等を実施
160万円
子ども基金
- 赤ちゃんが生まれた世帯に、メッセージを添えた絵本を贈呈
712万3,668円
- 小・中学校や高校等で、妊娠・出産・子育ての講話や体験学習を実施
307万8千円
地場産品を返礼品として
一定額以上の寄附をしていただいた市外の方へ、感謝の気持ちを込め、寄附額に応じて米や酒、木製品など、様々な地場産品を送付しています。
返礼品となり、大きな反響が
旭川家具メーカーのメーベルトーコー 代表取締役社長 野原寛史(のはら ひろし)さんの話です。
スツール(背のないいす)が返礼品となってから、テレビやWEB上などで取り上げられることが増え、自社製品はもちろん、旭川家具の認知度向上につながっていると感じています。返礼品になったスツールの出荷が好調で、8月末時点で既に去年の実績を超えているほどです。家具職人として、作った物を地元の方に使ってもらいたいという思いが強いのですが、寄附してくださる人の中には旭川出身の方も多数いらっしゃるので、大変うれしく思います。
収支状況について
平成28年度の旭川市への寄附金額は総額1億8,225万6千円で、返礼品や収納代行業務委託料などの経費として支出した6,467万4,852円を差し引くと、1億1,758万1,148円の収入となります。
なお、旭川市民が市外へ寄附したことによる市民税の減収額が1億4,610万8,896円あり、それを差し引くと収支額は2,852万7,748円のマイナスとなります。
寄附実績の推移
平成26年度 4,183万4,482円 (224件)
平成27年度1億343万3,500円 (2,806件)
平成28年度1億8,225万6千円 (5,404件)
寄附者からの応援メッセージ
- 子供や高齢者に優しいまちづくりを期待しています
- 旭川の産業がもっと発展して若者が活躍できるようなまちになってほしい!
- 私も周囲に旭川の良さを宣伝します!
- 大型デパートの閉店や人口減少など将来はどうなるか心配です。ふるさと納税を通じて、少しでも支援できたらと思います
【詳細】税制課 電話0166-25-5604