あさひばし 平成29年2月号「特集 このまちで働く。」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2017年2月15日

ページID 059327

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活力とにぎわいにあふれたまちになるには、様々な人たちが、自分の能力を発揮して活き活きと働けることが大切です。

今回は、旭川で自分らしく働く人を紹介します。

首都圏の大学から、新卒で旭川に就職

旭川トヨペット

車両販売スタッフ 吉田圭佑(よしだ けいすけ)さん

北見の中学校時代からバスケットボールに力を入れ、高校は旭川へ。

千葉県の大学に進みましたが、愛着ある旭川での就職を希望し、就職情報サイトを通じて応募。

採用後は営業職として車を販売して4年目です。

温かい環境だから頑張れる

旭川で就職した理由は?

地元の北見にも近く、高校時代から、人間関係の温かさを旭川に感じていたからです。

仕事の手応えは?

もともと車に詳しいわけではありませんが、入社後に手厚い研修があり、分からないことは上司に気軽に教えてもらえる環境で、日々学んでいます。車を購入していただくには、何と言っても信頼関係が基本です。日頃からお客様の好みや求めるものを考えて、小まめに訪問していますが「吉田から買って良かった」と言ってもらえたときが、一番うれしいです。

これから就職する人へ

本州の学校から旭川に就職を希望する場合は、採用情報をどれだけ多く入手できるかが鍵です。最初から職種を絞るより、幅広く情報を集めた方が、自分が本当にやりたいことが見つかると思います。

採用担当から~UIJターン大歓迎です

旭川トヨペット

採用担当 佐藤克哉(さとう かつや)さん

吉田さんの面接時の印象は?

明るく真面目で、コミュニケーションが上手で、お客様にかわいがられる人材だと思いました。

UIJターンを考えている人へ

進学や就職などで一度旭川の外へ出た人や移住してくる人などは、温かい人間関係や通勤時間の短さなど、新たな目線で旭川の良さを発見できると思います。暮らしやすい旭川で、一人一人が満足感を持って働ける会社であるよう努めています。

本州の大手通信会社から故郷へ

ノース物産

Web事業部マネジャー 佐藤まどかさん

旭川の高校から札幌の大学へ進学し、卒業後大手通信会社に就職。

東京・大阪で勤務後、道産食材通販サイトを運営する旭川の会社に転職して6年目になります。

ヒット商品で地域の生産者に光を当てたい

大手企業から転職した理由は?

以前はシステム構築の営業をしていましたが、北海道の食の魅力を再認識し、興味があった食に関わる仕事をしたいと思いました。

採用情報の入手方法は?

当時、道内の求人情報はほとんどなく、インターネットの就職情報サイトを見て応募しました。

現在の仕事と、やりがいは?

道内の農家や漁師さんなど100軒以上から商品を仕入れ、販売企画やカスタマーサポートを担当しています。自信を持って販売した商品を、全国のお客様が喜んでくださるときがうれしいです。

転職を考え中の人へ

収入は減っても、家賃や通勤時間は約半分。水も空気もおいしい上、渋滞や行列もなく、暮らしは豊かになったと感じています。旭川でやりたいことがあるなら、1歩踏み出して!

地元企業だからこそ~自分の仕事が会社をつくる

ノース物産

常務取締役 鈴木洋一(すずき よういち)さん

地元企業ならではの良さは?

自分の仕事が、ダイレクトに会社の方向性を決めているという実感が持てることや、組織の柔軟性です。育児中の社員の働き方にも、柔軟に対応できます。大きな組織では決裁や実行までに時間がかかることも、小さな組織だからこそ、すぐに実行できます。

食を通して伝えたいことは?

旭川から生産者の思いとともに食を発信し、北海道の魅力を伝えたいです。私たち地元企業が頑張れば、北海道が元気になるという気持ちでやっています。

旭川で、世界に通用する技術開発を

M-SOLUTIONS(エム ソリューションズ)

マネージャー 森 晴彦(もり はるひこ)さん

ロボットやモバイルなどのアプリケーションの開発を行うM-SOLUTIONS(エム ソリューションズ)は、平成28年4月に、東京以外で初のオフィスとなる旭川開発センターを設立。

開発スタッフの4人は旭川出身です。

旭川で働く利点を日々実感しています

なぜ、東京から旭川へ?

旭川でIT関連の仕事をしていた4人は、首都圏に転属になりましたが、親が旭川に住んでいたり、単身赴任していたり、それぞれの理由でUターンしました。

旭川ではどのような仕事を?

人型ロボット「ペッパー」のアプリ開発やクラウド・モバイル向けアプリの開発などです。

旭川に開設したメリットは?

東京でなければできないことは1つもありません。旭川は、通勤時間や人の多さによるストレスもなく、自然の中でリフレッシュできるし、ワークライフバランス(仕事と生活との調和)もとれます。

旭川を拠点にやりたいことは?

農業用ドローン活用システムなどで地場産業に貢献するとともに、それをクラウド化して世界に発信し、旭川でも先端のIT技術開発ができることを実証したいです。

子育て中です~旭川の子育て環境は

M-SOLUTIONS(エム ソリューションズ)

シニアエンジニア 千葉健児(ちば けんじ)さん

子供とよく出掛ける場所は?

2歳の子供がいるので、地域の子育てサロンや子育て支援センター、カムイの杜公園などをよく利用しています。自宅近くに伊ノ沢市民スキー場があるので、子供とそり遊びを楽しんでいます。

旭川の子育て環境は?

適度な利便性があり、子育て支援も充実していると思います。通勤に時間がかからず早く帰宅できるので、子供と過ごす時間をたくさん持てるのがうれしいです。

離れた場所で、職場と同じ仕事を~テレワーク

「テレワーク」という働き方を知っていますか。

「テレ」とは「離れた」の意味で、 情報通信技術を活用した、場所や時間を有効に活用する柔軟な働き方です。

インターネットや専用のシステムなどを使って、自宅や外出先でも職場にいるかのように働けるテレワークは、働く人にとっても事業者にとっても、メリットがある働き方として注目されています。

市の実証実験をきっかけに、テレワークを始めた2人に話を聞きました。

家庭と両立させながら長く続けたい

北村 睦(きたむら むつみ)さん

どんな仕事をしている?

3次元CAD(キャド)というソフトウェアを使って、自宅のパソコンで店舗などの設計図面の修正をしています。

勤務形態は?

フリーランスで、1件いくらという形で仕事を受けています。期日までに仕上げれば、仕事をする時間や場所は自由です。

家事や育児と仕事との区切りは?

仕事は午前10時に始め、小学生と中学生の2人の子供の下校前に切り上げています。夕食後に、残った仕事をすることもありますが、学校行事にも参加しやすいです。

仕事をこなす上での課題は?

スキルアップが課題です。東京の図面設計者がカメラ越しに丁寧に指導してくれるので助かります。

これからの目標は?

子供が成長した後も、親の介護などを視野に入れると、テレワークでずっと働き続けたいです。

テレワークは自立への大きな1歩

根木健一(ねぎ けんいち)さん

どんな仕事をしている?

リクルートオフィスサポートのスタッフとして、月曜日から金曜日の午前9時30分から午後4時30分まで、自宅でパソコンを使って、インターネットの情報サイトの表記を確認する仕事をしています。

いつどんなきっかけで始めた?

障害福祉サービス事業所の紹介で、昨年10月に就労しました。下肢障害のため、通勤の必要がない在宅勤務で、かつパソコン操作業務であることが決め手でした。

1日のスケジュールは?

午前7時 起床、朝食

午前9時30分 テレビ会議システムで東京のオフィスとの全体朝会。その後、個別の朝会で体調や業務の流れを確認し業務開始

正午 昼休み

午後1時 午後の業務開始 適宜休憩を取りながら進める

午後4時 日報に1日の業務内容や体調面を記入し、報告

午後4時20分 東京のオフィスと全体夕会

午後4時30分 業務終了

勤務時間中はインターネットで東京のオフィスと常時つながっており、分からないことはすぐに聞くことができます。

仕事を始めて変わったことは?

自立できる収入を得られるようになったことが一番です。仕事への責任感から、以前より体調管理に気を使うようになりました。

これからの目標は?

チャンスを与えられたことに感謝しています。もっとスキルを磨いて仕事の幅を広げ、できるだけ長く働き続けたいです。

障害者のテレワーク推進について

リクルートオフィスサポート

経営企画室室長 榎本智幸(えのもと ともゆき)さん

障害者テレワーク推進はなぜ?

当社はリクルートグループの特例子会社で、東京に本社があります。企業理念である「あらゆる人に対する能力発揮機会の提供」を、テレワークによって実現し、同時に雇用と事業の拡大を目指しています。

道内では旭川が初めて?

初めてです。旭川市が行ったテレワーク導入実証実験の取組みに参加することで実現しました。既に4人の雇用をスタートし、今年も20人以上の採用を実らせたいと思っています。

どのような方法で募集を?

障害福祉サービス事業所やハローワークを通じて紹介いただいています。説明会後、3月10日・11日に採用選考会を行う予定です。事業所の方には、利用者のチャレンジ意欲を引き出し、後押ししてほしいと思います。

テレワークについて

昨年、市で行ったテレワーク導入実証実験で、テレワークが今回紹介した北村さんと根木さんのような多様な働き方を実現できることが分かりました。平成29年度も市ではテレワークの推進に取り組む予定です。

【詳細】政策調整課 電話0166-25-5358

事業者の皆さん、テレワークで働き方改革をしませんか?

経済総務課 小川大介(おがわ だいすけ)さん

政府の働き方改革に合わせ、システム開発が進み、テレワークの導入時に企業が負担する費用は以前より減っています。テレワークの導入で、特に中小企業が抱える課題である優秀な人材の確保や、育児・介護・疾病等による離職の防止、コスト削減による生産性の向上が期待できます。

平成29年度、市では、企業でのテレワーク導入を支援していく予定です。導入には、労務規定の見直しやシステムの構築、効果検証などが必要です。専門家や補助金制度などを紹介しますので、気軽にご相談ください。今後、本誌にも情報を掲載します。

【詳細】経済総務課 電話0166-25-7152

あなたの就職応援します!

地震が少なく、豊かな自然に恵まれ、都市機能も充実した旭川での生活は、利点がいっぱいです。

市が行う就職支援や、旭川で希望の仕事を探す方法を紹介します。

首都圏と比べてこんなに暮らしやすい!

  • 土地平均価格(平成28年地価公示)

東京都:1平方メートル当たり524,100円

旭川市:1平方メートル当たり20,200円

  • 1か月の世帯支出額(平成26年全国消費実態調査)

東京都(23区):326,421円

旭川市:250,175円

  • 今後30年間の震度6弱以上の地震発生率(地震調査研究推進本部調べ(2016年版))

東京都:47.0%

旭川市:0.38%

  • 平均通勤時間

東京都:66分

旭川市:21分

旭川市内で就職した方の奨学金返済を支援します

市では、大学などを卒業後、市内に本社がある企業に就職し市内に居住した方を対象として、奨学金の返済の一部を補助します。補助を受けるには就職の前年度に市への登録が必要です。平成29年3月卒業予定で、卒業後もずっと旭川に住んで働きたい、または旭川へUIJターン就職をしたいという方は、ぜひご登録ください。

対象 次のいずれにも該当する方

  • 日本学生支援機構第一種奨学金の借入があり、大学・ 短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)・大学院のいずれかに在学中で、平成29年3月に卒業予定
  • 平成29年度に旭川市内に本社がある企業に就職、または自営し、市内で3年以上居住し働き続ける意思がある

登録方法 応募用紙(補助希望者募集の案内ページからダウンロードできます)に記入し、上記奨学金の借入を証明する書類と在学証明書を添えて経済総務課

登録期限 3月31日(金曜日)書類必着

【詳細】経済総務課 電話0166-25-7152

旭川で、やりたい仕事を探すには

仕事を探すには、まずは情報を集めることが必要です。

様々な情報収集の機会や相談する場があるので、活用しましょう。

就職支援サイト「はたらくあさひかわ」をご利用ください

市が運用する「はたらくあさひかわ(新しいウインドウが開きます)」には、次のような情報が掲載されています。

  • 企業情報
  • 先輩インタビュー
  • 企業説明会などの就活情報
  • UIJターン情報
こんな方はぜひご覧ください
  • 学校を卒業したら旭川で働きたい
  • 職歴を生かし、新たな活躍の場を探したい
  • 旭川に移住するために仕事を見つけたい

掲載企業も募集中!更新情報はフェイスブック「はたらくあさひかわ」(新しいウインドウが開きます)でお知らせしています。

詳細】経済総務課 電話0166-25-7152

企業による説明会を行います

採用情報を収集する場として、合同企業説明会があります。複数の企業が参加し、企業情報を提供します。会場ではブースごとに人事担当者がそれぞれの企業について説明します。

  • 仕事内容や労働条件、雰囲気などについて、各企業の社員から直接聞くことができます
  • 1社ごとの説明会に参加することに比べ、効率的に情報を収集できます
  • 参加費は無料です

今後、下記のとおり、対象者別に説明会を行います。いずれも、事前申込みは不要で、入退場・服装とも自由です。ぜひ、ご参加ください。

合同企業説明会実施予定

高校生や39歳以下の方、女性を対象とした説明会も行っています。最新情報はフェイスブック「はたらくあさひかわ」(新しいウインドウが開きます)で確認を。

  • 厚生労働省委託 合同企業説明会

内容 通年雇用を希望される方向けに、建設や製造業などの29社が参加

日時 2月23日(木曜日)午後1時から4時まで

場所 大雪クリスタルホール(神楽3の7)

【詳細】 上川中部季節労働者通年雇用促進協議会(経済総務課内 電話0166-26-3601)

  • あさひかわ合同企業説明会

内容 高校・専修学校・高等専門学校・短期大学・大学・大学院の最終学年、または卒業後3年以内の方を対象に、旭川や道北地域の中小企業約60社が参加

日時 4月27日(木曜日)午後2時から4時30分まで

補足)途中参加も可。7月にも開催予定。

場所 アートホテル旭川(7の6)

【詳細】北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部 電話0166-29-6663

旭川まちなかしごとプラザをご利用ください

「旭川まちなかしごとプラザ」はマルカツデパート(2の7)5階にあり、就職を希望する方に、下記のような支援サービスをワンストップで提供しています。

ハローワーク旭川~求人情報を探し、申し込みたい方

パソコンで求人を検索できる他、職業相談や職業紹介を行っています。

開設 火曜日から土曜日の午前10時30分から午後7時まで

電話 0166-23-1401

ジョブカフェ・ジョブサロン旭川~就職活動について相談したい方

就職相談や適職診断の他、履歴書の書き方や面接対策などの就職活動に役立つセミナーも行っています。

開設 月曜日から金曜日の午前10時から午後6時まで

電話 0166-26-8808

旭川市職業相談室~仕事を辞めて相談したい方

次の仕事が見つかるまでの生活についての相談や、税・健康保険などの窓口を案内しています。

開設 火曜日から土曜日の午前10時30分から午後7時まで

電話 0166-23-1401

UIターンや移住の情報提供も

旭川へのUIターンや移住を考えている方へ情報提供しています。また、隣接するあさひかわ若者サポートステーション(電話0166-73-9228)では、15歳から39歳までの方を対象に、就労相談や職場体験、講習会などを実施しています。 


旭川では、様々な人たちが様々な仕事をすることで自分の暮らしや地域経済を支えています。

市は、テレワークのような柔軟な働き方も取り入れながら、これからも、旭川で就職したいと希望する人が、自分らしく仕事ができる環境を、企業と協力して整備していきます。

【詳細】経済総務課 電話0166-25-7152


マイタウンあさひかわ

市の広報番組「マイタウンあさひかわ」でも旭川で働く人たちを紹介します

放映 HBC 2月26日(日曜日) 午前6時30分から15分間

補足)番組は放送終了後、マイタウンあさひかわのページでご覧になれます。

お問い合わせ先

旭川市総合政策部広報広聴課広報係

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎6階
電話番号: 0166-25-5370
ファクス番号: 0166-24-7833
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受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)