あさひばし 平成28年12月号「特集 雪を楽しむ 寒さを生かす」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2016年12月20日

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特集 雪を楽しむ 寒さを生かす

旭川の冬といえば雪と寒さです。

生活する上で厄介なことは色々ありますが、今回は、雪や寒さを旭川の特徴として楽しんだり活用したりしている人たちや取組みを紹介します。

イルミネーション 白いまちを彩る光のアート

雪で覆われた白いまちだからこそ映えるイルミネーション。平和通買物公園をはじめとする市内中心部が20万球の光で彩られ、冬の旭川の美しい景観「街あかりイルミネーション」をつくり出します。ナナカマドの実が輝いているような明かり(緑橋通)や光のモニュメント(平和通買物公園)、光のトンネル(7条緑道)、放射状に放つ光(ロータリー)など、来年3月12日(日曜日)まで、通りごとに個性ある輝きを創出。また、個人や団体でも、家や通りを明かりで照らし、冬を楽しむ人たちがいます。

「あったかいね、あさひかわ」

市内の中学・高校生や大学生が企画・運営する催しで、屋内ではスタンプラリー、屋上ではスノーキャンドルの明かりや雪だるま作りを楽しめます。スタンプラリーを達成した方には、あさっぴーちびころバルーンまたは、サンタあさっぴーバルーンをプレゼントします(各先着100人)。

日時 12月24日(土曜日) 午後1時から6時(スタンプラリーは午後5時まで)

場所 イオンモール旭川駅前(宮下通7)4階イオンホール・屋上

【詳細】子育て支援課 電話0166-25-9847

凍み餅 寒いからこそ培われた知恵

明治35年にマイナス41度の日本最低気温を記録した旭川。人々は様々な知恵で寒さを活用してきました。その1つが「凍み餅」です。餅米と米粉、ヨモギをついたものを水に浸してから屋外にさらし、凍結・乾干しさせて保存。88歳の髙橋徳見さんは、子供の頃に凍み餅を食べた思い出があります。「乾燥しているからカビないで、春の田植えのときにおやつ代わりに食べたもんです」と髙橋さん。髙橋さんの住む東旭川町豊田・米原・瑞穂地区では、凍み餅を再現して当時の暮らしや食を体験する取組みも行いました。

スノーボード すぐそこにある最高の雪質

「毎年、雪が降るのを待ちわびています」と話すのは、スノーボードを愛し、専門店を営む荒井健二さん。「湿気が少なくさらさらとした旭川の雪は、スキーやスノーボードに最高です。良質の雪を求めて、本州や海外からも旭川を訪れる人は多いですよ」と旭川の雪質を絶賛します。また、すぐ近くにゲレンデがあることも旭川ならでは。「車で30分でゲレンデ、1時間で山に行けます。こんな素晴らしい環境にあるのですから、ぜひ積極的に雪を楽しんでほしいです」と熱を込めて話します。

雪の滑り台 180mを30秒で滑降!

旭山動物園の先の東旭川町瑞穂にある21世紀の森。毎年1月に、キャンプ場の傾斜地を利用した180mの巨大な滑り台が登場します。一面の銀世界の中を、タイヤチューブで30秒かけて滑り降りると、大人も子供も大興奮。森の中に足を延ばすと、ノウサギやエゾシカの足跡を見つけたり、野鳥の観察を楽しんだりもできます。また、スノーモービル体験や、雪の上にテントを張る冬季キャンプの他、ログハウスでの宿泊もできるので、冬の森で雪まみれになって1日中遊ぶ楽しさを味わえます。

雪の滑り台は、1月7日から29日の土曜日・日曜日と祝日、午前10時から午後2時に開設。

詳細は21世紀の森(電話0166-76-2108)へ

スノーシュー 雪の上なら、転んでも平気

雪上を運動靴やスノーシュー、ファットバイクで走る「スノー・エンデュランス・フェスティバル」。

実行委員長の前田 博さんは「スノーランは圧雪されたコースを四苦八苦しながら走るのが好評で、参加者は歓声を上げながら楽しんでいます」と話します。また「スノーシューは特別な技術が要らないので、子供も大人も雪の森を歩いて小さな冒険を楽しんでほしいです」と前田さん。歩きながら小動物の足跡を見つけたり、ふかふかな雪の上で寝転んだりするのも、雪国ならではの楽しさです。

スノー・エンデュランス・フェスティバルは1月29日(日曜日)開催。詳細は同事務局(新しいウインドウが開きます)へ

あさひかわ北彩都ガーデンで冬を楽しもう!

いずれも詳細は地域振興課 電話0166-25-6212

北彩都あさひかわ「冬のガーデン」・ゆっきリンクASAHIKAWA

旭川駅北広場に無料のスケート場を開設します。スケート靴の無料貸出もあります。

日時 1月14日(土曜日)から2月12日(日曜日)の午前10時から午後7時

北彩都ガーデン雪列車(遊覧そり)

日時 1月14日(土曜日)から2月12日(日曜日)の午前10時から午後4時

料金 1周200円

スノーラフティング・スノーバナナボート

場所 北彩都ガーデン大池

日時 1月14日(土曜日)から2月4日(土曜日)の午前10時から午後4時

料金 1人1回200円

ゾーブボール・バブルボール

場所 北彩都ガーデン大池

日時 2月6日(月曜日)から12日(日曜日)の午前10時から午後4時

料金 1人1回300円

伊ノ沢市民スキー場 冬の野外体験

スノーキッズバイク、エアボード、そり遊び等

日時 1月22日(日曜日)午前10時から午後2時

場所 伊ノ沢市民スキー場(神居7の18)

対象 幼児、小学生

詳細 スポーツ課 電話 0166-23-1944

雪蔵熟成そば 寒さをブランドに

作付面積は全国3位、首都圏の名店でも提供される江丹別そばに、昨年誕生した新たなブランド「自然雪蔵熟成そば」。麻袋に入れた殻付きの玄そばをコンテナに積んで上から雪をかぶせ、12月20日頃から5月の連休明けまで保存。この間にえぐみが取れて甘みが増し、喉ごしも良くなります。開発に携わったJAあさひかわの村上達也さんは「新そばが出るまでの夏期に、江丹別の寒さを象徴する『雪蔵』という涼やかなイメージで売り出し、首都圏でも好評です」と手応えを話します。

「自然雪蔵熟成そば」は、来年6月頃から「そばの里 江丹別」(江丹別町中央)、「江丹別そば処 穂の香」(永山2の19JAあさひかわ農産物直売所「あさがお」永山店内)でも提供

高品質なものづくりに 旭川の雪と寒さが企業活動に貢献

雪氷冷熱で鮮度を保ち品質を向上

全国のコンビニエンスストアや大手スーパーで販売されるポテトサラダなどの惣菜を製造するヤマザキ。同社の旭川工場では、12月からは雪を活用して、低温で高い湿度に保たれた貯蔵庫が稼働します。道北・道東地域で生産された約6千トンのジャガイモを、呼吸が妨げられたり乾燥によってしわができたりすることもなく、みずみずしさを保ったまま貯蔵。でんぷんが糖質に変わり、より甘くおいしくなったことを検証してから貯蔵庫から出し、加工します。

工場長の山崎海志さんは「産地に近く、原材料を集めやすい立地だと考えて4年前に旭川に工場を設置しましたが、農家さんや地元の方との交流の中で、雪を活用するというヒントを頂きました。ジャガイモがさらにおいしくなる上、自然エネルギーを活用することで、コスト削減にもつながっています」と効果を話します。

同社が全国で販売しているポテトサラダは、全て旭川で製造。旭川の雪や寒さが、おいしいポテトサラダに一役買っています。

旭川の冬が鍛えたタイヤ

厳しい雪道を走行する車が、ブレーキと同時に安全に急停止するテレビコマーシャル。神居町上雨紛の「北海道タイヤテストセンター」で撮影されたものです。同センターは、横浜ゴムが旭川競馬場の跡地に昨年開設。同社の冬用タイヤのテストコースは国内では旭川のみです。同社は開設の理由として、広い敷地と旭川駅や旭川空港にも近く利便性が良いことを挙げています。また、コマーシャルについては「良い製品を作るために、厳しい状況の中で情熱を持って開発している姿勢を訴えたかった。その臨場感やリアルな状況を伝えるには、撮影場所は実際の旭川のテストコースしか考えられませんでした。弊社の冬用タイヤは、旭川で鍛えられたタイヤだと自負しています」と話します。


毎年やってくる雪と寒さを、楽しみにしている人たちがいます。

また、旭川の雪や寒さが、高品質な製品開発に大きな役割を果たしているという側面もあります。

皆さんも、雪や寒さの楽しさや役割を知ることで、旭川ならではの魅力を再発見してみませんか。

【詳細】広報広聴課 電話0166-25-5370

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旭川市総合政策部広報広聴課広報係

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