あさひばし 平成28年3月号「インタビュー とにかく明るい安村さん」
芸歴16年目 全国を沸かす人気者に

全裸に見えるポーズと「安心して下さい、穿いてますよ。」の決めぜりふで一躍売れっ子芸人となった、とにかく明るい安村さんは、旭川出身。このたび、旭川観光大使になりました。冬まつりに登場した安村さんに、故郷への思いなどを聞きました。
お笑い芸人 とにかく明るい安村さん(右)
昭和57年生まれ。本名は安村昇剛。忠和小学校、忠和中学校、旭川実業高校の卒業生。「安心して下さい、穿いてますよ。」が、昨年の流行語に選出
プロ意識でやり切った酷寒の中のステージ
2月6日に開かれた、冬まつりのオープニングセレモニー。テレビでもおなじみのビキニパンツ姿でステージに登場した安村さんは、体をさすりながら「寒い、寒い」を連呼。「皆さんは暖かそうでいいですね」とぼやき、人で埋め尽くされた会場の笑いを誘いました。それでも、ネタの披露では音楽に乗せて次々とポーズを決め、来場者からは笑い声に混ざって、「頑張れ」の声援が飛んでいました。
ステージの後、安村さんは「予想以上に寒く、一時はどうなることかと思いました。でも、子供のときによく遊びに来ていた冬まつりに出ることができ、たくさんの人に温かく見守ってもらってありがたかったです。これまでで一番きつい仕事でしたが、勲章になると思います」と安堵の表情を見せていました。

観光大使就任式で、西川市長から
たすきを掛けられる安村さん。
「今度は夏に呼んでください」
これからはもっと北海道で活躍したい

「冬まつりのステージに自分が立つとは。しかもこんな格好で」と安村さん
安村さんは子供の頃から野球に打ち込み、旭川実業高校3年生のときに夏の甲子園に出場。ピンチの場面に伝令役となり、仲間を笑わせて緊張をほぐしました。卒業後は、幼なじみとコンビを組んでお笑いの世界へ。2年前に解散してピン芸人になった後、今の芸を生み出して大人気に。「地元の友達からサインをたくさん頼まれるようになりました。後から、お礼にジンギスカンやカニを送ってくれるので、うれしいですね」と、にこやかに話します。
観光大使に就任し、旭川の顔となった安村さん。「僕の好きなゲソ丼をはじめ、おいしい食べ物や、高校時代の思い出が多いスタルヒン球場など、旭川の良いところを全国にPRしていきます。芸人としては、北海道での仕事を増やすことが目標。服を着た芸も考えて、旭川で披露したいですね」と地元に根付いた活躍も目指しています。