あさひばし 平成29年7月号「特集 自然と遊ぼう 心も体も喜ぶ夏休みに」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2017年7月15日

ページID 061928

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旭川市内には、気軽にアウトドアを楽しめる場所があります。この夏は、家族や友人と旭川の自然を満喫してみませんか。

身近な自然を入り口として

太陽の光を浴びて、野山が命の輝きに満ちている旭川の夏。キャンプや自然散策など、野外で過ごし、自然と親しむには最適な季節です。

自然の中での楽しみ方やお勧めの場所などについて、登山とアウトドア用品専門店「秀岳荘」の奥野充典(おくのみつのり)さんに聞きました。「旭川の最大の魅力は大雪山系が近い立地だと思っています。北海道最高峰の旭岳も、ロープウエーを利用すれば気軽に行けて、雄大な眺めを堪能できます」と力説する奥野さん。市内でお勧めのキャンプ場として、21世紀の森を挙げます。スケールが大きくて大自然の息吹を感じられることが1番の理由です。「キャンプでは、みんなで焼き肉を食べてテントで寝るだけではなく、周辺を散策して植物や昆虫を探したり、星空を見たり、たき火を囲んでギターを弾いたり、自分流の楽しみ方をしてほしいです。ハイキングなら、市内を一望できる嵐山がお勧め。旭川の街並みがよく分かりますよ」と奥野さん。「身近な自然を満喫して、さらに雄大な自然に目を向けてほしい」と話します。

自然を友達に、楽しみ方は無限大

五感を使って自然と遊ぶ

「子供に自然の中で色々な体験や遊びをさせたい」。そんな声に応えて、自然の中での遊びや活動をアドバイス・指導しているNPOもりねっと北海道の佐野愉架(さのゆか)さんに話を聞きました。

佐野さんが勧めるのは、嵐山や突哨山、神楽岡公園、春光台公園、旭山公園などの豊かな森林に触れられる場所。まずは、自然の中へ入る準備として「ハチなどを避けるため、服装は白っぽい長ズボン、長袖の上衣、帽子を着用し、万が一、ダニにかまれたら病院へ」とアドバイスします。森の中では静かに歩き、五感を澄ますと、それまで気付かなかった音や匂いを感じたり、見えなかったものが目に入ってきたりします。お勧めは、ビンゴゲーム。「きいろいもの」や「フワフワしたもの」などを発見して、ビンゴを目指していくゲームで、あえて具体的な物に限定しないことで想像力が働いて新鮮な発見があり、子供も大人も楽しめます。

佐野さんは「子供たちは森の中では、人工物に囲まれた環境にいるときとは違う興味が湧いてきて、目を輝かせます。図鑑などで知っている木や草花、昆虫などの本物の姿にわくわくするのではないでしょうか。身近に豊かな自然がある旭川ですから、この環境をぜひ楽しんでほしいです」と話します。

「あさひかわ子どもの水辺」親水体験イベント  川に学ぼう

内容 石拾い、魚・虫捕り、川の汚れ調査、川下りなど

とき 7月22日(土曜日) 午前10時から午後2時30分まで

ところ 旭橋上流左岸広場フラワーランド(市立旭川病院裏)

対象 小・中学生(保護者同伴)

その他 川下りは定員70人。持ち物は問い合わせを。参加無料。

備考:当日の川の状況で、延期・中止になる内容もあります。

申込 7月22日(土曜日)午前9時45分から

【詳細】公園緑地協会 電話0166-52-1934

自然に囲まれてキャンプ

たった1時間で手付かずの森へ

市内中心部から車で約1時間、東旭川町瑞穂地区にある21世紀の森。ここは、大雪山の懐に抱かれた50ヘクタール(札幌ドーム9個分)という広大な森に包まれた場所。テントサイトやオートキャンプ場、ログハウス、バンガローが整備されている他、ドッグランや温泉まであり、本州から何度も訪れる方や長期に滞在する方、また、インターネットなどを通して香港や台湾など海外からの利用者も多い、知る人ぞ知る人気スポットです。施設長の板東洋一(ばんどうよういち)さんは「市民の方にも、もっと気軽に利用してほしいです」と呼び掛けます。

朝・昼・夜それぞれの楽しさ

板東さんは、「21世紀の森では、季節ごとに朝・昼・夜それぞれ、日常では味わえない発見や体験をしてほしいです」と話します。

「早朝の静寂の中で耳を傾けると、野鳥のさえずりや水の流れる音が聞こえて心が癒やされます。昼は、森を散策したり遊んだりして、温泉で汗を流すこともできます。空を染める夕焼けを眺めながらの調理と夕食も、日常ではできない体験です。夜は、降るような星空に感動するはず」と、21世紀の森の魅力を話す板東さん。広大な自然に包まれてのキャンプは、子供にも大人にも、楽しい思い出として心に残るでしょう。

関西から毎年訪れる老夫婦に話を聞きました

15年以上通っています。スタッフも親切で、全国でも屈指のキャンプ場です。テントサイトが無料なのもうれしいです。

21世紀の森で楽しもう

  • キャンプ場にある温泉「森の湯」は午前9時から午後8時まで無料で入れます。石けんやシャンプー類は使用不可です。
  • 27人まで宿泊できるログハウスは、調理場や講堂もあり、合宿や研修など団体での利用に便利です。
  • バンガローやタルハウスを利用すれば、テントがなくても泊まれます。寝具の貸出しもあります。
  • しょうゆ樽で出来たタルハウスでは、屋根に付いた窓から星空を眺めることができます。
  • 全面芝生の広々としたオートキャンプ場があります。
  • 標高678mの中鶴根山の山頂にある展望台からは、大雪山連峰の雄大な眺望を楽しめます。
  • 愛犬と一緒に宿泊できるドックハウスやペーパンダムを利用した水辺広場があります。

21世紀の森

場所 東旭川町瑞穂

電話 0166-76-2454

料金等 詳細は問い合わせを。

旭川市内のキャンプ場

いずれもテントサイトは無料です。

キャンプ場は、火やごみの扱い方など、ルールやマナーを守って楽しく安全に利用しましょう。

  • 春光台公園キャンプ場

場所 字近文6線3号

電話 0166-52-0694

  • カムイの杜公園キャンプ場

場所 神居町富沢

電話 0166-63-4045

  • 神楽岡公園少年キャンプ村

場所 神楽岡公園

電話 0166-65-5553(緑のセンター)

  • 西神楽公園キャンプ場

場所 西神楽南1の1

電話 0166-75-3669

  • 江丹別若者の郷グリーンパークキャンプ場

場所 江丹別町中央

電話 0166-73-2409

  • パークランド嵐山デイキャンプ場

場所 江丹別町嵐山

電話 0166-63-0044

備考:宿泊は不可。

キャンプの料理は、あなた好みの材料で!

分量も作り方も自分流で

屋外で食べる料理には格別のおいしさがあります。夏は、旭川産の野菜が豊富にそろう時期。キャンプ場に行く途中の直売所などで新鮮な野菜を入手して、料理してみませんか。

栄養士の髙倉晴美(たかくらはるみ)さんに、旭川産の野菜や酒粕を使った簡単な料理を2つ紹介してもらいました。どちらの料理も、切り方や分量はお好みで。

屋外で、地場の食材をダイナミックに調理!

  •  野菜の薫製

材料 好みの野菜、ゆでたジャガイモ・卵・ニンニク、オリーブオイル、しょうゆを混ぜて作ったソース

作り方 鍋に薫製用チップを入れて網を載せる。その上にアルミホイルを敷き、野菜とアルミカップに入れた、ニンニク、オリーブオイル、しょうゆを混ぜて作ったソースを載せ、ふたをする。煙が出ない程度の火にかけ約30分焼く

備考:鍋の内側や鍋のふたはアルミ ホイルで覆うと汚れません。 薫製用チップはホームセンターなどで売っています。

  • 豚肉と野菜のホイル包み焼き

材料 塩こしょうを振った豚肉(鶏肉でも可)、好みの野菜、酒粕、みそ、ピザ用チーズ、オリーブオイル

作り方 オリーブオイルを塗ったアルミホイルを敷き、肉の上に野菜を載せる。その上に酒粕、みそ、チーズを載せ、アルミホイルでしっかりくるむ。網か鉄板で約30分焼く

野鳥の声に耳を澄ましてみよう!

自然の中での楽しみの1つバードウオッチング。日本野鳥の会の柳田和美(やなぎだかずみ)さんは「7月・8月はひなが生まれて餌集めに忙しく、鳴くことは少なくなりますが、今の時期に鳥の鳴き声が聞こえたら、夏場に市内で多く見られるヒヨドリやキビタキ、アカゲラ、シジュウカラ、ウグイスなどかもしれません。鳥の声を聞くには、人の活動が始まる前の早朝がチャンスです。」と話します。夜はフクロウの声に耳を傾けてみて。

自然と遊びにでかけよう

市内には、公園やキャンプ場、森など、自然を満喫できる場所がたくさんあります。自然の中の散策やキャンプは、日常を離れて、新たな出合いや発見、ゆったりとした時間を体験できます。皆さんもこの夏は、自然と遊びに出掛けませんか。

【詳細】広報広聴課 電話0166-25-5370


マイタウンあさひかわ

市の広報番組「マイタウンあさひかわ」(6月25日放送分)でもキャンプを特集しました。

番組は、マイタウンあさひかわのページでご覧になれます。

お問い合わせ先

旭川市総合政策部広報広聴課広報係

〒070-8525 旭川市7条通9丁目 総合庁舎6階
電話番号: 0166-25-5370
ファクス番号: 0166-24-7833
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午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)