高病原性鳥インフルエンザに注意しましょう
高病原性鳥インフルエンザに注意しましょう
近年、国内外で高病原性鳥インフルエンザが発生しており、野鳥やねずみ等の野生動物の関与が疑われています。鶏等を飼っている方は次のことに注意してください。
(1)人・車輌等による侵入の防止
- 農場出入口
外来者の出入りを監視したり、外来車輌の消毒等を確認しましょう。 - 鶏舎出入口
外来者の出入りは最小限度とした上で、衛生的な区画と非衛生的な区画を分離しましょう。衣服等に伝播するのを防止できる構造にしましょう。 - 鶏舎内
踏込消毒槽と手指消毒用手押し式消毒器または消毒薬噴霧器を設置しましょう。
(2)野鳥・野生動物による侵入の防止
- 鶏舎には2センチメートル角以下の網目の防鳥ネットを上から覆うように、ゆったりと垂らすように張り、間隙を塞ぎましょう。また、破損が見つかったら、直ちに補修しましょう。
- 防鳥対策と同様、間隙を塞ぎ、ネズミの侵入を防止しましょう。
- ネズミを見つけた場合、その侵入経路を見つけ、捕獲装置の設置、殺鼠剤の使用により駆除しましょう。
- 鶏舎周辺、農場敷地周縁及び農場内道路へ消石灰を散布しましょう。
- 鶏舎の中に入ったら、すぐに扉を閉めましょう。
(3)飲用水・飼料の汚染による侵入の防止
- 新鮮な水道水を使いましょう。(貯留したままにすると塩素濃度が低下します。)
- 水道水以外を使用する際には、鶏が飲む時に遊離塩素濃度が0.1パーツ・パー・ミリオン以上含まれるように調整を行い、濃度は定期的に確認しましょう。
- 飼料タンク付近にこぼれ餌がないよう、常に清潔を保ちましょう。
- 倉庫等は、鶏舎と同様に野鳥等の侵入防止及びネズミの駆除を徹底しましょう。
(4)鶏舎内外の整理・整頓・清掃
鶏舎内外の整理・整頓・清掃や鶏舎周辺の草刈りや木の伐採、電柱等の撤去により、ネズミや野鳥の繁殖場所をなくしましょう。
(5)鶏の健康管理及び取扱い
- 不健康な鶏は、病気に感染しやすくなります。健康な鶏を飼養するため、健康な鶏の導入や死亡鶏の適切な処理を行うことが重要です。
- 鶏舎内の環境整備(適正な飼養羽数と良い換気)や鶏への適正な飼料の給与など一般的な飼養管理の向上に心がけることが重要です。
(6)鶏糞の処理
- 鶏糞は農場内で適切な水分管理をして十分に発酵させましょう。(中心温度70度以上)
- やむを得ず、農場外に持ち出す場合は、鶏糞から他の農場への病原体の拡散に注意しましょう。
- 鶏糞処理施設には防鳥ネットを張りましょう。
(7)鳥インフルエンザに対する理解と教育
日頃から従業員の鳥インフルエンザに関する知識の習得に努めましょう。
なお、家きんに異常が見られる場合は、すぐに上川家畜保健衛生所(電話番号 0166-57-2232、ファクス 0166-57-7626)か最寄りの獣医師に相談して下さい。
鶏卵や鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
- 飼養衛生管理チェック表(PDF形式 303キロバイト)
- 鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省のページへ)(新しいウインドウが開きます)
- 鳥インフルエンザに関する情報(北海道農政部のページへ)(新しいウインドウが開きます)
- 相談窓口
お問い合わせ先
旭川市農政部農業振興課生産振興係
〒070-8525 旭川市7条通10丁目 第二庁舎5階
電話番号: 0166-25-7470 |
ファクス番号: 0166-26-8624 |
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