2020年12月24日臨時記者発表(テキスト)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2020年12月24日

ページID 072306

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自衛隊派遣の終了ついて

今月8日から、自衛隊の看護官10名を本市に派遣していただき、クラスターが発生した2施設において活動していただいておりましたが、感染状況が一定程度収まったこと、また、罹患した職員の復帰などにより、一定程度の看護職員等の確保の目途がついたことから、当初の予定どおり、21日に派遣期間が終了いたしました。自衛隊の皆様には、患者の介護や消毒などの環境整備のほか、夜勤シフトにも入っていただくなど精力的に活動していただき、本当に感謝しております。
今後とも、国や北海道と連携し、施設等に寄り添った支援を継続しながら、様々な機関への支援要請や復帰する職員の状況、施設内の感染状況を見極め、必要な対応を行ってまいります。

集中対策期間における旭川市の行動変容について

次に、本日、北海道新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、感染拡大防止に向けた施策として、12月26日から1月15日までの3週間を集中対策期間とし、感染リスクを回避できない場合の旭川市内における不要不急の外出自粛等が継続されることとなりました。

市内においては、新規感染者数が減少し、クラスター発生施設においても、感染拡大が抑えられている状況にあり、また、感染経路不明の割合も低く、現時点で市中感染の広がりが確認されている状況ではありませんが、医療機関等でのクラスター発生によって、医療提供体制のひっ迫状況が続いており、緊急時の医療提供ができなくなるおそれが継続しているということで、協力要請が継続されたものです。

このことを踏まえ、旭川市といたしましては、公共施設における感染防止対策の徹底や、集中対策期間中の取組についての関係団体への周知など、市内における感染拡大を抑えるための対策にしっかりと取り組んでまいります。

市民や市内事業者の皆様に対しましては、これから年末年始を控え、これ以上医療提供体制の負荷を高めないために、忘年会や新年会でも感染リスクを回避する行動を徹底すること、帰省する場合には基本的な感染防止対策を徹底し、特に大人数の会食を控えるなど、高齢者等への感染につながらないよう注意するとともに、そうした対応が難しい場合は帰省について慎重に検討し、特に発熱等の症状がある場合は帰省を控えるよう、改めてお願いいたします。
また、民間事業者の皆様に対しては、年末年始のイベント等においても感染防止対策の徹底を行い、適切な行動管理が難しい場合は開催自粛等の対応を検討するようお願いいたします。
また、これから年末年始を迎えるに当たり、市内における外出自粛が継続されることで、様々な業界への影響が予想されます。

第7次緊急対策で実施が決まった支援策については、既に手続等を開始しておりますが、各部局に対し、市民や事業者の皆様が必要としている支援策について、更なる検討を進めるよう指示いたしました。

市立旭川病院における感染時看護師の感染について

次に、市立旭川病院における看護師の感染についてでありますが、昨日、感染確認があった病棟に関わる職員や患者など
142名の検査を行い、全員の陰性が確認されました。
今のところ、院内での感染拡大は認められないことから、ひとまず安心したところではありますが、今後は更に院内での感染防止対策を徹底するとともに、市内の医療提供体制への影響が最小限となるよう体制を整え、引き続き公立病院としての役割をしっかりと果たしてまいります。

学校施設スポーツ開放事業

次に、学校施設スポーツ開放事業につきましては、令和2年12月25日まで休止することを予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症が発生している状況や事業の開催場所が学校施設である特殊性等を踏まえ、休止期間を令和3年1月17日まで延長することといたします。

今後の本市の新型コロナウイルス感染症への対応

最後に、今後の本市の新型コロナウイルス感染症への対応でありますが、年明けからワクチン接種の準備業務が始まることなどから、保健所に新たに部長職である「新型コロナウイルス感染症対策監」を1月1日付けで新設するなど、職員の体制を強化してまいります。
市民の皆様が安心してワクチンを接種できるよう、万全の準備を行ってまいります。

以上です。

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