2020年12月10日臨時記者発表(テキスト)
まずは、新型コロナウイルス感染症の患者数の増加に伴い、医療提供体制の負担が大きくなっている中、日々、懸命に治療や看護に当たってくださっている全ての医療従事者の皆様に、心より敬意と感謝の念を表します。
警戒ステージの運用について
本日、北海道新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、今後のステージの運用及び感染拡大防止に向けた施策について決定されました。
旭川市におきましては、複数のクラスターが発生するなど、厳しい状況が続いているものの、感染経路不明の割合は8%前後と市中感染が広がっている状況ではないことを踏まえ、北海道知事から、札幌市と同じく警戒ステージ4相当への移行ということではなく、行動変容の措置ということで協力要請があったものです。
感染拡大防止に向けた施策
北海道から示された感染拡大防止に向けた施策といたしましては、12月12日から25日までの期間、感染リスクを回避できない場合において、旭川市内における不要不急の外出を控えること、外出自粛など行動制限が要請されている地域との不要不急の往来を控えることのほか、引き続き、札幌市との不要不急の往来を控えることとなっております。
また、1月15日までの期間においては同居者のみの場合を除き、自宅を含む飲食の場面においては、5人以上や2時間を超える長時間の飲食を控えることなどが要請されております。
また、旭川市といたしましても市有施設においてこれまで以上に換気や消毒の徹底を行うなど、感染防止対策の強化を図ってまいります。
なお、上川総合振興局と連携して、より一層の感染防止対策の実践をお願いする緊急メッセージを出すことを予定しております。
市民の皆様には、マスク着用や手洗いの励行など、現在もしっかり取り組んでいただいていることと思いますが、感染リスクを回避する行動を更に徹底していただきますようよろしくお願いいたします。
今回の北海道の措置に伴い、様々な影響も懸念されることから、関係部局に対しては市民や事業者の皆様が直面している状況を把握した上で、必要な支援策について具体的な検討を進めるよう指示するとともに、北海道と連携して、サンロク街にある接待を伴う飲食店に対し、感染拡大防止に係る啓発事業を実施することといたしました。
また、事業者の皆様につきましては、年末年始における挨拶回りを控えることや、職場での感染リスクが高い場所の再点検を行うなど、職場における感染拡大防止により一層取り組んでいただきますようお願いいたします。
今回の北海道の措置に伴い、様々な影響も懸念されることから、関係部局に対しては、市民や事業者の皆様が直面している状況を把握した上で、必要な支援策について具体的な検討を進めるよう指示するとともに、北海道と連携して、サンロク街にある接待を伴う飲食店に対し、感染拡大防止に係る啓発事業を実施することといたしました。
旭川市におきましては、11月3日に初のクラスターが確認されて以降、感染拡大が続いており、これまでDMATやJMATの専門家の方から、長期にわたり、ゾーニングなどについて指導や助言をいただいているほか、12月8日からは、自衛隊の看護官の方々にも、クラスターが発生している施設において活動していただいているところであります。
引き続き、国や北海道、旭川市医師会など関係団体の皆様の御協力をいただきながら、感染拡大の終息に向けて取り組んでまいりますので、市民の皆様におかれましても、今回の集中対策期間において、しっかりと感染拡大を食い止めるという強い意識を持ち、毎日の生活の中で感染防止を意識した行動を心がけるようお願いいたします。
以上です。