2020年11月6日臨時記者発表(テキスト)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2020年11月6日

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市長発表分

新型コロナウイルス新規感染者6名の確認について

本日、旭川市におきまして、新型コロナウイルスの新規感染者が6名確認され、うち複数名が市内の児童生徒でありましたことから、本日から11月10日までの期間、市立小中学校2校を臨時休業といたしました。

小中学校における新型コロナウイルス感染症の感染者については、先月までゼロでありましたが、今月に入って複数の感染者が判明しているところであります。
このことによる、児童生徒、またその保護者の不安は大きく、それにも増して、家族を含め感染された方々の身体的、精神的負担は計り知れないものと考えており、まずは、「その方々を社会全体で支え、守っていくこと」、「大人が子どもを守りきること」が何よりも重要であり、人々の優しさはウイルスとの戦いの強い武器になります。
そのため、市民の皆様におかれましては、ご家庭全体で感染防止を徹底し、健康の保持に努めていただくとともに、児童生徒や学校が、差別、偏見、いじめなどの対象となることのないよう、十分な配慮をお願いいたします。
感染された児童生徒が1日も早く回復されることを願うとともに、元気になった子どもたちが楽しい学校生活を送ることができるよう、市全体で連携を図りながら、しっかりと取り組んでまいります。

教育委員会への指示

本日の本部会議の中で、教育委員会に対しては、感染者が発生している学校の消毒や児童生徒の健康観察、現在感染が見られない学校においても、発熱や風邪の症状がある児童生徒の情報を把握すること、学校と教育委員会との連携や連絡体制を強化し、子どもたちをいじめや差別、風評被害から守るため、児童生徒や保護者に正確な情報を伝え、心のケアも含めた丁寧な対応を行うよう指示したところです。

北海道における警戒ステージの引き上げについて

また、明日以降、北海道においては「警戒ステージ3」への移行が予定されております。私から市民の皆様に対し、改めてお願いでありますが、発熱や咳など体調が悪い場合の外出自粛、マスク着用の励行、新北海道スタイルの実践を宣言している店舗や施設の利用、テレワークの推進や時差出勤、国の接触確認アプリや北海道のコロナ通知システムの更なる活用など、日常生活における基本的な感染防止対策の実践をお願いいたします。

市内の医療体制について

旭川市におきましては、現時点では医療提供体制は逼迫した状況ではありませんが、今後の感染拡大に備え、市立旭川病院を含め、市内5大病院の増床に向けて様々協議を進めているところではあります。市立旭川病院については、11月11日(水曜日)に向けて、西病棟6階を新型コロナウイルス患者が入院できるよう準備を進めており、現在の6床から42床まで増床する予定です。

また、市内の5大病院にも協力を求めながら、病床の確保に努めてまいります。

さらに、市立旭川病院では、子どものPCR検査を開始いたしました。予約制であり、検査費用は自己負担となってしまいますが、希望される方はご利用いただければと思います。

感染拡大を防止し、市民生活や地域経済を回復させていくためにも、市民の皆様一人一人が感染リスクを回避する行動を心がけてください。

教育長発表分

市立小学校及び市立中学校の新型コロナウイルス感染に伴う臨時休業措置について

市立小学校及び市立中学校の新型コロナウイルス感染に伴う臨時休業措置について御報告申し上げます。

ただいま発表がありました、63例目、64例目の2名の感染者は、市立小学校に在籍する児童、また、65例目の感染者は、市立中学校に在籍する生徒であります。
当該小学校及び当該中学校については、校内の消毒作業と、保健所における濃厚接触者等に関わる調査に必要な期間として、両校とも、本日11月6日(金曜日)から11月10日(火曜日)までの5日間、臨時休業とし、昨日のうちに保護者の皆様にお知らせしたところでございます。
それぞれの学校の再開については、保健所の調査結果等を踏まえ、今後、判断してまいります。

市立小中学校においては、今週に入ってから3校の臨時休業措置を行ったところであります。

教育委員会といたしましては、児童生徒の健康を守るため、学校内での感染症対策を徹底するとともに、家庭とも連携しながら毎日の健康観察にしっかりと取り組んでまいります。
一方で、感染は誰にでも起こりうることでありますので、感染した児童生徒はもとより、当該学校の子どもたちへの差別や偏見、いじめに繋がることのないよう、学校では児童生徒に指導してまいりますが、市民の皆様におかれましても、誹謗中傷から大切な子ども達を守るため、例えば、SNS等において、感染した個人や学校を特定するなど、差別等につながることのないよう、特段の御理解と御協力をお願いいたします。
最後に、感染した子ども達の一日も早い回復を心から願っております。

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