2020年9月24日旭川市長臨時記者発表(質疑応答)
9月24日臨時記者発表(質疑)
北海道新聞
今回発表のあった、コロナの診療フロー図について、国や道のモデルがあったのか、旭川市独自で作成したのか教えてください。
市長
基本的には国のモデルを参考にしていますが、地元医師会と連携、協議をしながら体制を構築することができましたので、今回発表させていただきました。
道新
医療機関数を具体的に教えてください。
市長
予算に計上した範囲であり、正式決定ではないですが、内科13か所、小児科15か所の予算を計上しています。
議決をいただいた後、公募をかけて正式に指定する予定です。
NHK
医療体制の強化について、インフルエンザと新型コロナの同時流行に備えて、市民にはどのような呼びかけをしていきたいですか。
市長
2月から春にかけては、感染対策をしていただいたことにより、インフルエンザの発症による医療機関の受診が、旭川市においては比較的少なく、パンクすることなく、統制のとれたなかで受診することができました。
秋から冬にかけてはどのような状況になるかは分かりません。
患者さんは、風邪なのかインフルエンザなのか新型コロナなのかは自分では分からないと思います。
さらに、一般の一次医療機関では、新型コロナウイルスの疑いのある患者を受け入れることへの抵抗のある医療機関もたくさんあります。
その状況下で患者さんが医療機関を受診しようとした時に、受診拒否をされてしまう可能性があります。そのような患者さんが数百人、数千人と発生してしまうと、保健所もパンクしてしまいますし、医療機関もパニック状態になってしまいます。
それを防ぐために交通整理をするための仕組みづくりをしなければなりません。
先ずは、かかりつけ医の病院に電話してから、受診をしていただきたいと思います。
門前払いされることも無くなりますし、医療機関も状況を把握して診療できます。
院内感染の危険性を最低限に抑えることができる、地域医療体制の崩壊を防ぐとこに繋がるということで、今回の仕組みを作りました。
1番大事なのは、かかりつけ医に電話をしていただいてから、医療機関に掛かることだと思います。
その点については今後の周知が必要だと思っていますし、市民の皆さんにも御協力をいただきたいと思っています。
NHK
検査、医療体制の強化について、検査体制を市内で充実させることで感染拡大を防止させるということでしょうか。
市長
資料にありますとおり、(1)~(4)までの医療を差別化し、不用な混乱を医療現場でも患者さんにももたらさないということが、検査体制の強化に繋がるのではと思っています。
関連して様々、備品等の購入が必要な医療機関もあり、旭川市で予算を付けて対策をすることになりますので、検査、医療体制の強化に繋がると思っています。
NHK
新型コロナウイルス感染症の検査ができる病院が13~15に増えると言うことですか。
市長
行政検査としてのPCR検査は、1次医療機関では実施していませんが、抗原検査ができる医療機関は各病院の判断で実施している所はいくつかあります。
また、患者から料金をとって検査をしている病院も市内にいくつかあり、それらはそれぞれの病院の判断で実施している検査ですので、全てをとりまとめている訳ではありません。
STV
2次医療機関等について、宿泊療養施設として、ホテルなどはどのくらいの準備があり、どのくらいの流行を想定しているのでしょうか。
市長
北海道が主体的に市内ホテル業者を確保しており、現状は道北全体に対応するため、100室規模のホテルの用意を計画しています。
STV
道北の中心ということで、市外からの検査、入院等についての受け入れは実施するのでしょうか。
市長
はい。もちろんです。
2月以降、そのような体制で実施しており、市民限定と言うことではありません。
必要に応じた対応をしていきます。
北海道新聞
プレミアム付商品券について、明日(9月25日)が期限だと思いますが、全業種対応の商品券はどのような経緯で20万冊増刷されたのでしょうか。
市長
20%の商品券については、9月19日時点でのデータでありますが、その時点で既に10万冊の発行予定に対して、25万冊の申請がきています。
その間さらに増えるだろうということです。
40%の商品券についても、同日の時点で、34万冊の用意に対して23万冊の申請があり、最終的には全体の8割9割の方はカバーできるのではという想定です。
北海道新聞
当初の発行予定のスケジュールとは変わらないのでしょうか。
市長
11月10日には全て終わる予定で進めています。
また、追加分の対応については引換券に「追加分」と押印してお渡しする予定です。
道新
フロー図について、内科、小児科の土日の時間帯はなぜ違うのでしょうか。
又、24時間できない理由は。
市長
24時間でない理由は、患者さんの心理としてはコロナか否かが重要であると想定しており、夜間診療をしたとしても、検査の日程を変更することはできないので実施しないという判断です。
コロナ診療だけに医療の全てを注ぎ込むということはできません。その他の患者さんとのバランスを取り、医師会と協議した上で決定致しました。
時間帯については、小児科の患者の多くは、熱があるお子さんですので、それを全て受け入れられませんので、18時までの対応としています。
また、日曜祝日の時間帯については、小児科と内科はそもそもの当番医のスケジュールが違いますので、それに合わせているものです。
道新
プレミアム商品券について、20%の商品券は予定数以上の申込が、40%の商品券については若干残っているという状況であるとのことでした。
当初、市民ニーズを見越して商品券を発行したと思いますが、その辺りのズレはなぜ生じてしまったと思いますか。
市長
当初は、40%の商品券について、相当数購入いただけると見込んでいました。
理由としては、プレミアム率が高いということと、購入しやすいという2点です。
一方、プレミアム率の低い20%の商品券は、申込数が少ないのでは、という想定でしたが、全業種という安心感から、購入されているのかなと思います。
飲食店の商品券については、飲食店だけではなく、商店街や商工会議所に加入している店舗でも利用が可能ですが、その点については周知が足りなかったかなと思います。
増刷することで皆さんが利用できるようになれればと思います。
STV
当直、当番院等はコロナ以外にも患者が来られると思うが、コロナとそれ以外の患者の配慮はあるのでしょうか。
市長
感染防止策をとって、咽頭拭い液の採取等作業がありますので、飛沫対策をすることが前提です。
当番医全てができる訳ではありませんから、PPE(個人防護具)の供給を前提として実施していきます。