2020年5月29日旭川市長臨時記者発表(テキスト)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2020年5月29日

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本日、第3回臨時会が閉会し、また、先ほど、第13回目の対策本部会議を開催し、予算執行や施設の再開準備等について指示いたしました。

第2次緊急対策について

本日閉会した臨時会におきましては、第2次緊急対策として、感染第2波に備えるためのECMO(体外式膜型人口肺)の購入、児童生徒のオンライン学習のための端末整備、休業要請等の延長に伴う旭川市独自の追加支援や、新たな業種への支援などを盛り込んだ補正予算について、議決をいただきました。
各部局に対し、支援を必要としている市民を常に意識しながら、スピード感を持って対応するよう指示いたしました。

また、27日に国の第2次補正予算が閣議決定され、2兆円規模の地方創生臨時交付金の追加も示されました。
このことを踏まえ、各部局に対し、第2波の感染症拡大への準備、停滞する社会経済活動への支援に加え、本市のこれまでの賑わいや暮らしを取り戻すための対策について、先ほどの議会議論も踏まえ、速やかに検討するとともに、予算執行・事業等の見直しによる財源の確保につきましても、引き続き検討するよう指示したところです。

休業要請について

次に、休業要請についででありますが、本日北海道から、6月1日以降、全ての業種について休業要請が解除されることが発表され、本市公共施設におきましては、屋内体育施設におけるトレーニング室が解除の対象となりました。

そのうち、総合体育館のトレーニング室につきましては、基本的には換気システムの改修工事が終了するまで、引き続き休止を継続することといたしますが、忠和体育館及び武道館のトレーニング室につきましては、トレーニングマシンの一部利用休止によります「人と人との距離の確保」や、マシンの消毒、利用人数の制限、室内の換気などを実施し、また利用者の方に対しまして、入室時の体調確認や手指消毒といった協力を求めるなど、感染拡大防止の対策を講じる体制が整いましたので、6月1日から再開することといたします。
再開に当たっては、感染リスクを低減させるために取り組んでいる内容について、分かりやすく市民に知らせるなど、市民が安心して利用できる環境を整えるよう指示いたしました。

なお、今回解除の対象となる業種の民間事業者の皆様にとっては、1か月以上の休業となっていたことから、大変なご苦労があったと思います。日常の生活に戻るにはまだ時間がかかることも予想されますが、事業の再開に当たっては、民間事業者の皆様におかれましても、業種別ガイドラインの遵守など、「新北海道スタイル」による感染防止対策を十分に行っていただきますようよろしくお願いいたします。

また、既に中止や延期の方向性を示している9月末までの大規模イベントを除き、小・中規模の市主催・共催イベント等については、国や、今回北海道から示された方向性を参考とし、開催規模や参加人数、開催形態等により、関係団体と協議の上、開催可否について判断してまいります。
民間事業者の皆様におかれましても、国や北海道から示された方向性に基づいてイベント等の開催の可否について判断いただき、開催する場合は、感染防止のために取り組んでいる内容を、会場に分かりやすく表示するなど、市民が安心して参加できるよう万全の準備をよろしくお願いいたします。

事業者サポート窓口について

次に事業者サポート窓口の開設についてお知らせいたします。
国の持続化給付金、雇用調整助成金、北海道の持続化給付金への上乗せ支給など、事業者向け支援メニューが次々と打ち出されておりますが、一方で、国や道の相談窓口に電話がつながらない、相談できる場所がないといった声も寄せられております。
このため、6月1日から「事業者サポート窓口」を開設し、市職員が各種支援金の申請手続などをサポートしてまいります。
支援メニューについては、旭川市が直接、支給の可否を判断できないものもありますが、お気軽にご相談ください。
事業者サポート窓口の開設時間は、平日の午前9時から午後5時までとなっております。感染症予防の観点から、まずは電話による相談をお願いしたいと考えており、既に開設しております総合案内ダイヤルにお電話いただきますと、担当部署にお繋ぎいたします。

おわりに

6月1日からは、市内小中学校や旭山動物園などの施設も再開します。感染リスクをゼロにすることは難しく、感染を抑制しながら日常を取り戻すためには、かなりの時間を要することが予想されます。
北海道からは、「新しい生活様式」の道内での実践に向け、新しいライフスタイルやビジネススタイルとして「新北海道スタイル」が示されており、市民や民間事業者の皆様も、北海道の実践例を取り入れ、咳エチケットやソーシャルディスタンスを守るとともに、引き続き不要不急の外出や札幌市との往来を控えるなど、感染拡大防止を意識した行動を心がけるよう、改めてお願いいたします。

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