2020年5月15日旭川市長臨時記者発表(テキスト)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2020年5月15日

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本日、北海道における緊急事態措置が改訂されたことを受け、本市といたしまして、本日開催された第9回対策本部会議において、次の2点について対応を指示いたしました。

公共施設について

本市の公園等の屋外公共施設につきましては、緊急事態宣言が全国に拡大されたことに伴い、4月17日に示された、北海道における「緊急事態措置」の実施を受け、公園における屋内外の運動施設等を閉鎖、また、4月24日の北海道からの、公園における3密防止の要請を受け、利用状況や地域からの要望を踏まえながら、一部の大型複合遊具の使用を休止している状況にあります。

本日、「北海道における緊急事態措置」が発表され、引き続き同様の要請がありましたが、屋外公共施設については、本市における感染症の発生状況、休業要請の一部解除、また、施設所管部局における検証などの状況把握を踏まえ、5月18日からの段階的な再開を指示いたしました。

また、昨日、屋内公共施設については5月31日まで閉鎖と発表させていただきましたが、小中学校の段階的な分散登校が18日から始まり、25日からは児童の緊急受入の対応がなくなることから、各児童センター及び北彩都子ども活動センターにつきましては、5月25日から再開いたします。 

イベント等の取扱いについて

本日公表された「北海道における緊急事態措置」の要請を踏まえ、5月31日までの本市主催・共催のイベント等を中止又は延期とします。

6月以降のイベント等につきましては、既に9月末までの中止又は延期の方向性を示した大規模なイベントを除き、3密が重なることを回避する視点に立って、開催の可否を検討するよう指示いたしました。

なお、5月21日を目処に予定している国の緊急事態宣言の解除の判断等の状況によっては、施設及びイベント等の取扱いについて、再度検討することを予定しております。

 今後の公共施設の再開に向けてですが、今回の北海道の措置において、施設の再開に当たっては、適切な感染防止対策の実施と、その内容の可視化について要請がありましたので、これを踏まえて改めて準備するよう、各部局に指示いたしました。

おわりに

 居酒屋など酒類を提供する飲食店については、これまで法令によらない休業要請を行いご協力を頂いていたところですが、道内では石狩振興局以外では明日16日からこの要請が解除されることになりました。

長期にわたり営業を控えて頂いたご苦労は甚大なものでしたから、経営者や従業員の皆様にとって再開の喜びはひとしおであり、一方では再開を前に今後の不安もお持ちであろうと考えております。

飲食店関係者の皆様におかれましては、新しい生活様式を完全に実現することはなかなか難しいこととは思いますが、利用される市民の皆様とともに最大限のご協力をお願いするとともに、基本的なこととして、アルコール消毒や換気などの衛生管理にもご配慮頂くようにお願いいたします。

旭川市においては幸い4月17日以降新たな患者発生はありませんが、北海道全体の状況としては石狩振興局管内、特に札幌市では患者発生が続き、特定警戒都道府県の指定が継続されています。2月以降の道内の状況や国内海外における多くの実例から、対策が緩和し、人と人の交流・接触が増えると何度も感染拡大が起こることは明らかです。

だれもが必要な医療を必要なときに受けられるようにするためには医療機関への負担をできるだけ軽減することが大変重要であります。 

そのためにも、市民の皆様には引き続き適切な緊張感を保ちながら新しい生活様式を取り入れ、感染を最小限にくい止め、段階的に生活の制限が解除できることを目指して、さらなるご協力をお願いいたします。

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