2020年9月24日旭川市長臨時記者発表(テキスト)

情報発信元 旭川市

最終更新日 2020年9月25日

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新型コロナウイルス感染症に関する第5次緊急対策について

先ほど、第21回本部会議におきまして、新型コロナウイルス感染症に関する「第5次緊急対策」に新たな対策を追加することとしましたので、皆さんにご報告させていただきます。

お手元の資料「新型コロナウイルス感染症に関する第5次緊急対策(追加分)をご覧ください。

今回の追加分は、現在開会中の第3回定例会に追加提案を予定しておりますが、現時点で、資料の金額は、基本的に「億千万円単位」の概数としております。

はじめに、追加する予算規模でありますが、事業費ベースで、6億2千万円、一般財源ベースで、2千万円でございますが、今回の追加により、第5次緊急対策全体の事業費ベースは、28億円、一般財源ベースは、1億5千万円となっております。
このうち、地方創生臨時交付金を活用した事業につきましては、対象となる項目には、黒い印で、交付金の「交」という印を付しております。
また、国や北海道の補助金を活用した対策には、丸い白抜きの印で「国」「道」と付しております。

次に、対策の内容でありますが、今回の対策につきましては,「医療・保健対策」と事業者の視点からの「経済対策」となります。

まず、左の「医療・保健対策」では、医療・検査体制の強化として、発熱者の多発が想定されるインフルエンザ流行期を見据え、いわゆる発熱難民をつくらないようにするため、発熱症状のある方が、かかりつけ医などの1次医療機関において、検査や検体採取、診療を受けることができるよう、受診体制を構築するとともに、当初、無症状の濃厚接触者を想定していた検体採取所を活用し、医療機関の紹介による発熱者を対象として開設するほか、これらによる検査数の増加に対応するための委託料や試薬材料費を追加する費用といたしまして、合計1億7千万円となっております。

また、ここで、本日配付の別紙資料「旭川市の11~3月の発熱患者(コロナ疑い)診療フロー図」をご覧ください。

この資料は、今後のインフルエンザ流行期を見据えた、新型コロナウイルスへの感染が疑われる発熱患者の診療の流れをイメージしたものです。

まず、資料上段に記載のとおり、診療日時は、午前9時から18時、午後6時までを基本としながら、土曜日と日曜祝日は、内科と小児科とで、時間帯が異なり、内科では、土曜日が、9時から13時、午後1時まで、日曜祝日が、9時から17時、午後5時までとなっております。
なお、いずれも、夜間は実施しませんので、注意願います。

また、診療の流れとしましては、資料の中段から下段に、図でお示ししておりますが、まず、図の左から、コロナを疑う発熱患者の方には、電話で、身近なかかりつけ医に受診の相談をしていただきます。
相談先がない場合や夜間は、コールセンターなどを開設していますので、そちらに電話をしていただくことになります。
その後、かかりつけ医で、診療等が可能な場合は、そこで診てもらうことになります。
しかし、かかりつけ医での診療が難しい場合などには、資料の中央に記載の1次医療機関を案内しますので、そこで適切な診療や必要な検査を受けていただきます。
さらに、その後、新型コロナウイルスに関して陽性が確定した場合には、2次医療機関などにおいて、必要な措置を行うことになります。
また、中央に記載の1次医療機関のうち、(3)の小児科や、(4)の医療機関で検体採取を行わない場合は、市の検体採取所を案内しますので、こちらで検体を採取させていただきます。
以上が、診療の流れの概略になります。

次に、先ほどの資料に戻っていただきまして、資料の右側、経済対策についてであります。

【再掲】

今回、市内消費を喚起するプレミアム付商品券を追加発行することとし、全業種対象のプレミアム率20%の商品券を、20万冊追加するとともに、飲食等対象のプレミアム率40%の商品券については、既に実施した地域イベントで販売した部分を補充するための費用として、合計4億5千万円となっております。
10月1日からは、国のGoToトラベルに、東京都発着分が対象に加わり、より多くの方の往来が予想されます。
今回の追加対策を通じまして、市内医療機関としっかりと連携、協力し、秋冬のインフルエンザ流行期における医療提供体制に万全を期してまいりたいと考えておりますし、今後、プレミアム付商品券をご利用いただいて、市民の皆様とともに、地域経済の回復につなげてまいりたいと考えております。
以上が、第5次緊急対策の追加分となります。

北海道におけるイベント等の開催制限の緩和について

旭川市におきましても、北海道の決定を踏まえ、9月19日以降、イベントの類型に応じて、上限人数と収容率について緩和することを、既にホームページなどでお知らせしているところであります。

* 本市ホームページ イベント主催者・参加者の皆さんへ(6月以降の段階的緩和)
イベント等に参加される市民の皆様におかれましては、マスク着用や接触確認アプリの活用など、適切な感染予防対策をとっていただき、また、イベント等を主催される民間事業者の皆様におかれましては、国や北海道で示すイベントの開催条件や、具体的な感染防止対策等について、本市ホームページなどに掲載した情報を把握していただき、十分な対策を講じるようお願いいたします。

私からは、以上であります。

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