郷土芸能 旭川獅子舞

情報発信元 文化振興課

最終更新日 2019年12月5日

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旭川獅子舞(獅子舞)

保存会の名称

上川神社獅子舞部
代表者: 部長 廣瀨 寿之

主な伝承地

東光ほか

設立年月日

昭和3年

会員数

14名(平成31年3月末現在)

活動状況

平成30年度の主な活動

5月15日: 上川神社春祭(上川神社) 獅子舞奉納 10名
7月15日: 士別神社例大祭(士別市内一円) 獅子舞奉納 12名

7月21から7月22日: 上川神社例大祭(旭川市内一円) 獅子舞奉納 11名
9月15日: 上川神社秋祭(上川神社) 獅子舞奉納 12名

練習状況

4月23日、5月12日 3条通15丁目銀ビル3F貸しスタジオにて

由来と沿革

富山県黒部市釈迦堂(旧下新川郡東布施村字釈迦堂)で行われていた獅子舞に由来するものといわれる。

大正7年、永山村牛朱別と東旭川村公有地の青年によって上川神社御役青年会が発足、神輿奉仕等を行っていたが、東旭川公有地には富山県出身者が多く、獅子舞を覚えているものも多いため、青年会役頭の岡本久次郎が世話役となり、石持源作を師匠として氏の故郷、富山県下新川郡東布施村釈迦堂部落に伝わる獅子舞を行うこととした。

昭和2年の暮れからひと冬かかって練習、翌3年7月の例祭から上川神社御役青年会獅子組として御神幸行列に参加した。

昭和6年、御役青年会の永山班も獅子舞を練習し始めたので、同年4月、あらたに上川神社奉仕青年会獅子舞部規定を定め、獅子舞部を東旭川組・永山組の2班に分け、各部員を16名とした。永山組の御神幸式の獅子舞奉仕は昭和8年からという。

昭和16年、氏神神社のことは氏子で奉仕すべしとの当時の足立市長の強い要請もあり、同年11月23日新嘗の日に上川神社奉仕青年会は解散、獅子舞は東旭川村公有地の部員のみで続けられ、その後上川神社獅子舞部として現在に至っている(柴田直孝「郷土芸能上川神社の獅子舞」『豊談』昭和44年7月号)。

なお、平成6年3月15日に上川神社獅子舞の由来地との伝承がある富山県黒部市教育委員会で調査を行った。その結果は次のとおりである。

下新川郡東布施村釈迦堂は、現在の黒部市釈迦堂で、ここの獅子舞は昭和28年ころまで行われていたが、現在は伝承されていない。かつては10月4日の釈迦堂の白山社の秋祭りに奉納していた。

演目は「ボウホドリ」「猩々」「唐傘」などで、荷馬車の荷台を屋形舟に仕立て、荷台の上で舞うものであった。釈迦堂の獅子舞で使われていた装束、獅子頭、天狗面ほか道具類も一式残っており、最近まで地元から借り受けて、黒部市宮野伝承館に展示していた。

黒部市の獅子舞は、いずれも隣町の入善町新屋から伝わったものといわれているが、釈迦堂の獅子舞はこれらと系統の異なるもので、魚津市の小川寺周辺の系統に属するものである。

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