海外での感染症にかからないようにするために、感染症に対する正しい知識と予防に関する方法を身につけましょう。

旅行前

海外での感染症予防のポイントや、渡航先で流行している感染症、予防接種等について、次のページを参考に準備しましょう。予防接種は数回接種が必要なものもあります。なるべく早く（3か月以上前）準備することをおすすめします。

厚生労働省検疫所（FORTH)（新しいウインドウが開きます）

旅行中

食べ物等からの感染症を防ぎましょう。

特に環境や衛生状態のよくないところでは、ご注意ください。

・ 生水は、そのまま飲まないようにしましょう。水道水は、事前に3分から5分程度沸騰させるか、市販のビンや缶に入ったミネラルウォーター等を飲むようにしましょう。

・ ミネラルウォーターや缶ジュースなどは、飲む前に栓が開いていないかを確認しましょう。

・ アイスクリームや氷入りのジュースなどは口にしないようにしましょう。

・ 魚介類や肉類は、しっかり火を通して食べましょう。調理してから時間のたったものは、食べないようにしましょう。

・ 野菜は生ではなく、火の通ったものを食べましょう。

・ 果物は、皮のついたものを自分でむいて食べましょう。長時間放置されているカットフルーツなどは、食べないようにしましょう。

・ 乳製品や卵製品は傷みやすいので、衛生状態の悪いものや調理後時間のたったものは食べないようにしましょう。

虫や動物、土、水からの感染症を防ぎましょう

世界各地で虫や動物などからうつる感染症が増えています。ご注意ください。

動物由来感染症（新しいウインドウが開きます） 厚生労働省ホームページ

・ 皮膚の露出の少ない服装で行動しましょう。露出する部分については、虫除けスプレーなどの使用を心がけましょう。

・ 窓は、網戸を閉めた状態にするほかに、穴が開いていないかも確認しましょう。

・ 安全を確認できない川や湖、沼などでは、裸足で歩いたり泳がないようにしましょう。

・ けがをしないよう注意しましょう。

・ 動物には、むやみに近寄らないようにしましょう。もし、動物に触れた場合は、しっかりと手洗いをしましょう。

体調が悪くなったら

海外旅行で感染症にかかった場合、最も多いのは下痢などの消化器症状といわれています。清潔な水分を補給し、脱水に注意するほかに、下痢や水様の便が続いたり、血便が見られるときなどは、医療機関を受診してください。
また、傷を受けた場合なども、すぐに旅行先の医療機関を受診しましょう。

帰国時

帰国時に体調不良があった場合は、空港で検疫官に相談してください。

帰国後

帰国後、数週間は体調に注意してください。下痢や発熱、皮膚の異常などがあった場合は、医療機関に事前に電話連絡をし、海外渡航歴について伝えてから、速やかに受診してください。滞在場所や期間、飲食状況や動物との接触状況、予防接種歴などがわかるものがあると良いでしょう。

海外で注意する感染症

・ 海外感染症発生状況（FORTH)（新しいウインドウが開きます）で最新状況をご確認ください。

・マールブルグ病（国立感染症研究所ホームページ）（新しいウインドウが開きます）

・ 中東呼吸器症候群（MERS）

・ エボラ出血熱（厚生労働省ホームページ）（新しいウインドウが開きます）

令和4年9月20日（現地時間）、世界保健機関(WHO)より、ウガンダ共和国ムベンデ県（Mubende県）においてエボラ出血熱が発生したと発表されました。 ウガンダ保健省によると、9月25日時点で同国においてムベンデ県を含めた3県で18名の確定例が確認されており、現在、現地調査や対応のためWHO等の専門家チームが派遣されています。

発生地域であるウガンダ共和国に渡航された方が、ウイルス性出血熱に類似した症状を呈している場合には、早期に医療機関を受診し、適切な診断及び治療を受けることが重要です。

渡航される場合は十分に御注意ください。

・黄熱

アフリカや南アメリカの熱帯地域に行く方や経由する場合、黄熱ワクチンの接種済み証明書が必要となります。

黄熱の予防接種は、道内では小樽検疫所、千歳空港検疫所支所の2か所のみで実施しています。渡航の10日前までに接種するように準備してください。道内の検疫所での接種はそれぞれ月に1回のみの実施（予約が必須）です。早めに準備することをおすすめします。

【黄熱ワクチンについての問い合わせ先】

・ 小樽検疫所検疫衛生課（新しいウインドウが開きます）小樽市港町5番3号 小樽港湾合同庁舎 電話番号（0134）23－4162

・ 千歳空港検疫所支所（新しいウインドウが開きます）千歳市美々 新千歳空港国際線ターミナルビル内 電話番号（0123）45－7007