Q&A(マンモグラフィについて)

情報発信元 経営管理課

最終更新日 2016年2月24日

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Q&A 中央放射線科

マンモグラフィ について

マンモグラフィの機械の写真

中央放射線科のマンモグラフィのページもご覧下さい。

乳癌とは。

(答え)

乳癌は乳房のなかの乳腺から発生する悪性腫瘍です。症状はしこり、乳頭から血やうみがでる、皮膚のくぼみ、痛み、腋の下のしこりなどさまざまです。現在日本女性の20人に1人が生涯の間に乳癌にかかるといわれています。

マンモグラフィって何。

(答え)

乳房のX線撮影のことを、マンモグラフィといいます。乳房は柔らかい組織でできているため、専用のレントゲン装置を使って撮影します。
当院では最新のFPD(フラットパネルディテクタ)というシステムを搭載したGE横河メディカルシステム社製Senographe2000Dを使用して撮影しています。

なにがわかるの。

(答え)

乳房専用のエックス線撮影装置やフィルムを使って撮影することで、触診では触知できないような小さな腫瘤や石灰化などをうつし出すことができ、早期の乳癌を発見することができます。

どうやって撮影するの

(答え)

上半身は洋服、下着全て脱いでもらいます。また、眼鏡やネックレス、イヤリングも外してもらいます。乳房を片方ずつ機械と透明なプラスチックの板を使い、上下や斜めから挟んで平らに圧迫して撮影します。

どうして圧迫するの。

(答え)

圧迫することでボケや重なりが少なくなるため、鮮明な画像が得られ小さな病変も見つけることができます。また、出来るだけ圧迫して薄く広げることで放射線量を減らすことが出来るといった利点もあります。圧迫の際に痛みを伴うことがありますが、良いマンモグラフィを得るためには、圧迫はどうしても必要なことです。圧迫に必要な時間は十数秒ですので、できるだけ我慢してください。

放射線の影響は。

(答え)

乳房撮影は軟線撮影といって、骨のレントゲンに比べてX線が体を通り抜けるより組織に吸収される量が多いため、被ばく線量の上限(2ミリシーベルト)が規制されています。実際には、東京からニューヨークまで飛行機に乗ったときに受ける自然放射線による被ばく量の約2分の1に相当する量であるため、問題はありません。また、当院では最新のFPD装置を使用しており従来の約50から60パーセント程度の被ばく量に抑えています。

撮影時間は。

(答え)

検査時間は着替えを含めて約10分程度です。

注意点は。

(答え)

ペースメーカー、豊胸術(シリコン挿入など)をしている方は、撮影や診断に際して必要な情報なので撮影時にその旨を技師にお知らせください。

※当院にはマンモグラフィー精度管理中央委員会の認定を受けた技師がいますので、安心して検査を受けてください。また、女性技師による撮影を希望される方はお申し出下さい。但し、当院には女性の放射線技師が少ないためご希望に添えないことがあります。その際はご了承ください。