4番撮影室

最終更新日 2018年5月8日

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マンモグラフィ

マンモグラフィとは

マンモグラフィの装置の写真

乳房のX線撮影のことを、マンモグラフィといいます。乳房は柔らかい組織でできているため、専用のレントゲン装置を使って撮影します。 乳房専用のエックス線撮影装置やフィルムを使って撮影することにより、触診では触知できないような小さな腫瘤や石灰化などを写し出すことができます。
当院では最新のFPD(フラットパネルディテクタ)というDRシステムを搭載したGE横河メディカルシステム社製セノグラフ2000Dを使用して撮影しています。

撮影方法

上半身は洋服、下着全て脱いでいただきます。眼鏡、ネックレス、イヤリングも外していただきます。乳房を片方ずつ機械と透明なプラスチックの板を使い、上下や斜めから挟んで平らに圧迫して撮影します。圧迫することで、ボケや重なりが少なくなり鮮明な画像が得られることでより小さな病変を見つけることができ、被ばく量も少なくなるといった利点があります。圧迫の際に痛みを伴いますが良いマンモグラフィを得るためには、圧迫はどうしても必要なことです。圧迫に必要な時間は十数秒ですので、できるだけ我慢してください。検査時間は着替えを含めて約10分程度です。
豊胸術(シリコン挿入など)をしている方は、撮影や診断に際して必要な情報なので撮影時にその旨を技師にお知らせください。
また、女性技師による撮影を希望される方はお申し出下さい。但し、当院には女性の放射線技師が少ないためご希望に添えないことがあります。その際はご了承ください。
尚、当院にはマンモグラフィー精度管理中央委員会の認定を受けた技師がいますので、安心して検査を受けてください。

被ばくについて

乳房撮影は軟線撮影といって骨のレントゲンに比べてX線が体を通り抜けるより組織に吸収される量が多いので被ばく線量の上限(2ミリシーベルト)が規制されています。放射線は基本的に厚さに比例して被ばく量が増加しますので、出来るだけ圧迫して薄く広げた方が被ばく量は減らすことが出来ます。さらに、当院では最新のFPD撮影により従来の約50から60パーセント程度の被ばく量に抑えています。従来の撮影でも、東京からニューヨークまで飛行機に乗ったときに受ける自然放射線による被ばく量の約2分の1に相当します。