Q&A(MRIについて)

最終更新日 2016年2月24日

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Q&A 中央放射線科

MRI について

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中央放射線科のMRIのページもご覧下さい。

MRIはどんな時につかうのですか。

答え

MRIは得られる情報が多いため、精密な検査を行う際に使用します。
MRIは体への影響が少ないため手術後の経過観察などにも使われます。
近年は脳ドックなども普及しつつあり、身近な検査になりつつあります。

MRI検査で発見できる病気は。

答え

MRI検査は次のような病気の検査に使われます。

  • 脳梗塞、脳腫瘍、脳動脈瘤など
  • 肝臓がん、膵臓(すいぞう)がんなど
  • 卵巣がん、子宮筋腫、子宮内膜症など
  • 前立腺がんなど
  • 椎間板ヘルニア、靭帯断裂など

MRI検査を受けるといくらくらいかかりますか。

答え

保険を使用した場合の通常検査では、おおよそ8,000円程度の自己負担となります。検査にて薬(造影剤)を使用した場合や特殊な検査の場合は、自己負担額が増えますので病院窓口でご確認下さい。
ただし、脳ドックや健康診断の追加メニューなどでMRI検査を受けた場合は保険の適用外となります。
金額に付きましては施設により様々ですので検査前にご確認ください。

MRIは体のどんな部分を撮影できるのですか。

答え

MRIは全身、どこの部位でも撮影することが可能です。
また、断層画像だけではなく、血管だけを画像化することも可能です。

MRIの検査時間はどのくらいかかりますか。

答え

撮影する目的により時間が変わりますが、約20分から40分ぐらいです。
オープンMRIなら閉塞感も少なく、MRIからの音も小さいためにリラックスして検査を受けることができます。

MRIは磁気を使うと聞きますが、体に害はないのですか。

答え

MRIは磁気と電磁波を使用して画像を得ます。
放射線を使用して画像を得ているわけではないので、放射線の被ばくがありません。

MRI検査では、ガンはどの程度の大きさから見えるのですか?

答え

MRIの性能や、撮像条件により一概にどの大きさから見えると言うことはいえませんが、数ミリメートル程度の大きさから検出された例もあります。

MRI検査は薬(造影剤)を使うのですか。

答え

基本的には使わなくても撮影は可能です。
しかし、検査の部位や検査内容によっては使用する場合があります。MRIで使用される造影剤は安全性が高いことが報告されています。

MRI検査を受ける時にはどんな準備が必要ですか。

答え

検査前日や当日に準備しておくことは特にありません。
ただし、検査によっては前日より食事を制限される場合がありますので、お医者さんや技師さんの指示に従ってください。

MRI検査中は寝ていてもいいですか。

答え

検査の内容によっては撮影中に息止めなどの指示がある場合があります。
検査の種類により技師さんから指示がある場合がありますので、検査前に技師の方に確認を取るとよいでしょう。
検査中はリラックスして検査を受けてください。
検査中に動いてしまうと、画像に影響が出る場合がありますので、動かないようにするのも重要です。

MRI検査を受けられないのはどのような場合ですか。

答え

ペースメーカーをつけた方はMRIの磁場の影響がありますので撮影できません。
また、体内に金属物(血管クリップや人工関節など)
を装着されている方はお医者さんの判断が必要です。
金属物が体内にある旨を伝えて、お医者さんとよく相談してください。

もしも金属を身につけて検査を受けてしまったらどうなりますか。

答え

MRIは強力な磁石を使用しているので、金属品が磁石に引きつけられたり、電子機器(時計など)は壊れる事が考えられます。
また、MRIは電磁波を使用しているため、金属が加熱されることが考えられます。
事前にお医者さん・技師さんの注意事項を良くご確認下さい。

閉所が苦手な人はMRI検査を受けられない場合があると聞きましたが、なぜですか。

答え

トンネルのような筒の中に入って検査を行ないますので閉塞感を感じやすく閉所が苦手な方では稀に検査が行なえない場合もあります。

MRI検査が受けられない場合、代わりになる検査方法がありますか。

答え

MRIによる検査が困難な場合は、X線を使用したレントゲン装置やCTスキャナー装置による検査を行うのが一般的です。