「宇宙はゴミ箱じゃない」
宇宙はゴミ箱じゃない
下川町立下川中学校 1学年 三浦 かんな(みうら かんな)
みなさんは「デブリ」という言葉を知っていますか。母は、福島の原発事故の時に初めて「燃料デブリ」という言葉を知り、私は、プラネタリウムで「スペースデブリ」という言葉を初めて知りました。
スペースデブリとは、軌道上でいらなくなった衛星、ロケットの残がいのこと。ばく発などでの破片も含まれます。つまり、ゴミのようなものです。その数はなんと一億個以上で、過去には衝突事故も起こっています。
私がもし宇宙飛行士になったら、スペースデブリを回収する旅に出たいと思います。スペースデブリがこんなにもたくさんある状態では、こわくて安心して旅ができないからです。
みなさん、よく考えてみてください。スペースデブリは、人間が作り出したものです。人間が作り出したもので、宇宙を汚しているのです。地球を見渡すと、ゴミがあふれています。燃料デブリも、人間が作り出し、人間を含めた動物が迷わくしています。自然にかえらないゴミは、すべて人間が作り出したものです。そして、そのゴミのせいで動物たちが被害にあい、地球環境も悪化させています。
私は動物が大好きです。コロナ休校中にやせ細ったキツネを見かけました。今まで、運転中に近づいてくるキツネがたくさんいて、どうしてだろうと思っていたのですが、それはポイ捨てゴミや観光客があげていた食べ物を目当てにしていたということを知りました。人間の添加物入食べ物を食べると、動物は病気になったり、人間に近づきすぎて車にひかれたりします。また、エキノコックスにかかることもあります。この状況を改善したくて、私は去年の春から、なるべくゴミを拾わないでゴミを減らす活動をしています。ポスターも二種類作り、町の施設にはってもらっています。ゴミ拾いも、定期的にしています。その結果か、この一年半でゴミが減ってきています。
この活動をして、思うのは、動物たちにとって、人間は迷わくで、自分かってな存在だということです。
さらに、宇宙までも汚していたのです。もし、宇宙に異星人がいたら、私達人間のことを、どう思うのでしょうか。