平成30年度第2回旭川市科学館協議会議事録

情報発信元 科学館

最終更新日 2019年4月3日

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旭川市科学館 平成30年度第2回科学館協議会

会議の概要

日時

平成31年2月6日(水曜日)午後3時から午後4時30分まで

場所

旭川市科学館 1階 学習・研修室

出席者

(委員)新出会長、遠藤副会長、倉本委員、谷口委員、梶沼委員、星委員、古崎委員、石尾委員、今川委員
(事務局)伊藤館長、中田副館長、向井主査、大野主査、猪狩

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

1人

議事

(1)平成30年度(4月~12月)事業実績概要
(2)平成30年度(4月~12月) における主な事業活動実績
(3)平成31年度旭川市科学館事業活動計画(案)
(4)その他

  ・平成31年度予算 前年度比較表(別紙資料)
  ・6~9月無休開館について

資料

平成29年度(4月~12月)事業活動実績(HP用)(PDF形式 329キロバイト)

平成29年度(4月~12月)事業実績概要(HP用)(PDF形式 161キロバイト)

平成30年度旭川市科学館事業活動計画(案)(PDF形式 602キロバイト)

議事録

事務局
それでは、早速、本日の議事へ入りたいと存じます。ここからは、会長に議事の進行をお願いいたします。新出会長よろしくお願いします。

会長
それでは議事について進行させていただきます。最初に平成30年度(4月~12月)事業実績概要についてお話をお願いいたします。

館長
(資料に基づいて、平成30年度(4月~12月)事業実績概要について説明)

会長
只今、御説明していただいた件につきまして、なにかこちらについて確認をしておきたい点等お持ちの方いらっしゃいますか。それでは2番目に行きます。平成30年度12月までにおける主な事業活動実績をお願いします。

事務局
(資料に基づいて、平成30年度(4月~12月)における主な事業活動実績及び平成31年度旭川市科学館事業活動計画について説明)

会長
それでは12月までにおける主な事業活動実績ということで、次第でいうと(4)のところになると思いますが、ここまでのところで何か御質問等ございませんか。よろしいでしょうか。それではその後の平成31年度の部分については、このあと司会を代わりたいと思います。

副会長
それでは(3)平成31年度旭川市科学館事業活動計画(案)ということで御質問はありませんか。

委員
科学館クラブは抽選で人数を決めていると思いますが、どのくらいの人数が集まるのですか。

事務局
科学館クラブが5種類あり、前期と後期に分かれています。人気の講座は2倍強くらい。それから人気のあまりないクラブは定員割れすることもあるので、平均すると多分90%くらいです。

委員
単発の講座はすごく人気がありますよね。

事務局
はい、ございます。

委員
それはもう確実に2倍以上ですか。

事務局
そうです、約2倍弱から2倍くらいです。

委員
前現職だったときに親御さんなどに言われたことがありますが、申し込んでも当たらない、いつもはずれるという意見がありました。受ける側からしても長い期間かけて受けるよりは、単発で受けた方が受けやすいです。それで、すごく人気があるならば、同じ内容で何回かやってくれると子どもたちもチャンスがあって良いのかなと。私も講座などを見ていて、やりたいなと思うことが多くありますが、結局自分の都合と合わなくて、行きたいのに行けないというのが何回かありました。だから、あらかじめ募集するときに、人気が高そうだなというものについては何回か同じ内容で募集してくれるとチャンスが上がって子どもたちも嬉しいかなと思います。

副会長
科学館クラブの実施の在り方について質問と意見がありました。それに関わって何かございますか。では別のことでも、何か全体を通してありますか。

委員
新規事業のところに、「スクラッチデプログラミング」と「マクロを使って業務改善」というのがありますが、これは教える側の方は、どなたかいらっしゃいますか。

事務局
科学館にいるパソコンの嘱託職員が教えることになります。

委員
サイエンスボランティアもやるということではなく。

事務局
ではないですね。

副会長
それに関わって他によろしいですか。では、その他でこの計画全体を通して何か質問・意見はございませんか。

委員
計画の中に、ワークシートの事が出ていました。最初は綺麗な良い紙でカラー印刷をしていましたが、今は普通のコピー用紙なので時間が経つとどんどん丸くなっていくし、カラーをコピーしているのでとても読みづらいです。業者に出すにはお金がかかると思いますが、束になって入っていると時間が経つとそこがみんな捲れていってそれが見づらいし、あまり見かけも良くない。お客さんの目線から見ても。何か改善する方法を考えていただけたらと思います。それから内容も時々替える様にも書いてありますが、替えたことは1度しかないので検討してはどうでしょうか。

副会長
今のワークシートは、冊子の方の2ページの下の方のところにあるものですね。

事務局
カラーを白黒でコピーするというのは今お話にあった通りで、コストの問題もあります。カラー印刷もしていますが、途中で予算が無くなると白黒でコピーせざるを得ないというところが実態でございます。できる限りカラー印刷をできればいいのですが、白黒にならざるを得ないというのも予算の関係で御理解いただきたいと思います。展示機器が13年経過して古くなってくるところではありますが、原理原則は変わっておりません。違った視点からこの原理を説明するだとか、そういったことも必要かなとは思いますので、できるところからやっていきたいと思います。

委員
この紙は何とかならないのですか。もうちょっと良い紙があると思います。

事務局
役所のコピー用紙は普通の用紙よりも白く無くて、ちょっと茶色がかった用紙です。少し予算と相談しながら考えたいと思います。

副会長
予算のこともあるとのこと。その他で何か御質問、御意見ございますか。

委員
6ページの観光客のところで外国人の方も多いと思います。来られる方は英語が堪能ですが、お子さんは散らばってフリーという事が多いです。それぞれの展示のところで注意事項ってありますが、身長・体重・年齢・大人は駄目とか、子どもは駄目とか。それで注意事項だけでも中国語で書いていただければいいかなと思います。できればボランティアの説明書きのような中国語もあると、いいのかなと思います。本当に中国系の方がすごく多いです。街中でも団体でいらっしゃいます。そのときに来た人が分かるような何かあれば、つたない英語でも話してあげると喜びますね。だからもうちょっと説明なんかが各国で分かるようになっていたらまだまだいいのかなと思います。

副会長
外国の方ってどれくらいの割合の方がいらっしゃいますか。

事務局
実は数は取れておりません。ただ常設展示室などに行きますと、中国語や韓国語を喋っていますので、日本の方ではないのだなと。最近インバウンドの外国人の観光客が多くなって来ているのは肌で感じています。ただ中国語なんかは、広東語というか、そういう表記というお話でしたが、今私どもの方で進めているのは、始まったばかりですが英語の方をまず先にやりたいなと思っております。先ほどお話しました常設展示機器の英語の注意事項です。どうやったらいいのかとか簡単な説明書きが日本語でありますが、説明板の内容くらいは英語表記から進めたいなと思っています。今私どもの都市交流課の方に日本語をデータ化して、これを訳してもらうという準備を今やっているところです。中国の方が多いので中国語がいいのかな、あるいは万人向けに英語の方がいいのかなといういろんな議論はあるのかなと思いますが、とりあえず英語であれば比較的通じると言うことで、英語で何とか進めたいなという考えです。

副会長
表示する物は、どのくらいの量ですか。

事務局
結構あります。全部はなかなか厳しいところです。

副会長
全部は、にわかには難しいですね。まずは英語からということですね。

委員
場所がないですよね。

委員
ボタン押すのでさえ“START”っていうシールが貼ってあるだけですよ、今は。

副会長
英語ですか?

委員
はい。

副会長
英語表記に関してはだいたいそんなところでよろしいですか。主に注意事項、それから操作の仕方ですね。そういった英語の対応を始めたところだということで。その他でなにかございませんか。

委員
1枚目のプリントの”その他課題等”の中で、『研究発表やロボコンなんかの誘致』を検討しているということですが、具体的にどこかへ問い掛けや投げ掛けをされていますか。

事務局
実はサイエンスボランティアの中に高校の現役の先生がいらっしゃるということもありますが、その方に市内の高校の科学クラブと連携して、何かありませんかという感じで他の高校にもお話してみてくれないかということで進めさせていただいています。

事務局
実は高専さんに招待していただいて、ロボコンの全道大会を見させていただいています。非常に面白いと言うことで高専さんだとか工業高校さんだとか、お付き合いのあるところになんとか機会を作っていただいて、実際に対戦しなくても、ロボットだけを展示して、それだけでも大変面白いかなと。できれば対戦相手がいて、対戦できたら一番いいのですが。関係先にこれからも、具体的にと言うとこれからですが、連携をしていきたいと思います。

事務局
大学でいえば旭川市では教育大学旭川校の方から「フィールド研究」ということで毎年夏に学生の受入を行っていますが、そちらのゼミを通じて働き掛けをして行こうかなというところです。

委員
実は本校も入っていますが、旭川ウェルビーイング・コンソーシアムの特別研究発表会が毎年フィールでやっています。ああいった発表会は、本当にいろいろな分野の、高専も含めていろんな発表会があるものですから、そういった所で例えば、是非科学館の会場をお借りさせていただいてやったら面白い視点になるのかなと思ったりしました。

委員
お話の中で出てこなかったジャンルで、工業高校のマイコンカーというのがあります。マイコンとロムを積み、自分で書いたプログラムを載せられるプログラムチップのマイコンです。それを載せてセンサーのついている車を、白黒のレールの床の上で走らせて、その早さを如何に早くできるかという実に単純な競技です。しかし、全然簡単ではなく高校生方が取り組むには良くて、どんなプログラム使うかとかプログラムを組む上で非常に大きな勉強になる。それを旭川工業は手がけているかなと思いますので、いろんな事ができそうです。

事務局
実は、ミニマイコンカー教室ということで既にうちの共催事業としてやっておりまして、事業活動計画(案)の22ページに、委員からお話しのあった内容の取組を行っております。

委員
これは小中学生が対象ですか。

事務局
そうです。

委員
カーラリーは、正直に言うと小中学生にはすごく難しいと思います。プログラミングをするのに、普通のプログラムだとできなくて、かなりコンピューターの言語に近い言葉で書くから、多分小中学生には難しいです。

委員
Cとかjavaとか。

委員
そうですね。高校生とか高専の方とか大学の教養の方とかだと理解度の高まる年代だとは思うし、やる内容もものすごく面白くて、どんなセンサーの時にどうやって組むかとかそういう所が競技の楽しいところです。工作教室やるので組み立てて終わりっていうのだとプラモデルと一緒です。けれど、ここの会場を舞台に市内の大会をやったりするってことだと面白いと思います。

事務局
工業さんのミニマイコンカーっていうのをやっているのとはまた別に、科学館の方で今年はたまたま日程の都合で特別展示室が空いてなかったということもあり、できていませんでした。例年、高専さんの佐竹教授などが中心となりU16プログラミングコンテストというコンテストを毎年科学館でやっていましたが、それはいわゆる科学館のパソコン教室でプログラミングを高専の生徒が中学生に教えて中学生がプログラムしたもので陣取りゲームみたいな競技をやっております。それは市内の中学校さん何校か来て戦うというのをやっておりますね。ただ先生が仰いましたちょっと高度な物はうちではまだ手が出せてないという。小中学生が何となく教えていただいて作っているという状況です。

副会長
工業高校とか高専には教える人もたくさんいらっしゃると思いますので、お力を借りることができればとても楽しいイベントになるような感じはしています。その他でこの冊子の計画全般について何かございませんか。それでは最初のレジュメに戻って、次第の最後に参りまして、その他の平成31年度予算。これについて御説明をお願いします。

事務局
予算につきまして、表が2つ載っています。「平成31年度予算 前年度比較表」というものについて簡単に御説明します。1月31日の道新の朝刊などでも既に概要が報道されておりまして、1,593億円という対前年度比2.6%増の一般会計ということで、2年ぶりに前年度を上回った額となっております。市長が4期目ということもありまして、公約に基づき子育て支援などの方に重点を置いた予算となっております。あとは学校の方のアスベスト対策ですとか、教育施設の老朽化対策。地方交付税の減額なども響きまして、市の貯金に相当します財政調整基金を取り崩さないといけないという厳しい予算編成になっております。おそらく今日そういった内容の記者発表がされているのかなと思います。旭川市科学館の予算についての概要ですけど、まず大きなのが科学館管理費ということで、一番上に載っております。文字どおり館の維持管理にかかる予算でございます。嘱託職員の報酬、光熱水費、あとは清掃、機械警備など施設管理の委託料等々で1億1,100万円ほど有ります。あとは今日も委員として御参加いただいておりますが、サイエンスボランティア旭川の負担金がこの中に入っております。予算でいきますと1億7,836万5千円ということになっております。平成30年度との比較では191万円ほど増となってはおりますが、その増要素というのは光熱水費と委託料の消費税の増分であり、他の所ではほとんど変わりません。あと平成31年度は6月から9月まで科学館を無休開館ということで月曜日も開館しています。その無休開館分の嘱託職員がいましたが、残念ながらこれが削られてしまい、無休開館を今どうするかというところで検討に入っております。基本的には平成27年度から無休開館が正式にスタートしており、そのための増員という形で嘱託職員をつけてもらっております。しかし、その人員が削られたということは、理論上無休開館をすることができません。しかし、急に4か月間、月曜日をまた閉めますってことはどうなのかな、ということで科学館の職員も夏休みはなんとかそのあたりは踏ん張ってみようか、どういう風にできるかを今、検討しております。その他、土日常設展示室にある低温実験室で実験を開催していますが、そこの指導員は臨時職員に来ていただいて職員が指導した上で実際に現場に入って貰っています。しかし、その臨時職員が土日だけの勤務でなかなかなり手がいないということもあって、雇用を確保するのも四苦八苦していましたが、それを委託してしまおうということで、その委託費がつきました。それが科学館管理費の大きなところとなっております。あと、2番目の科学館補修費ですが、これは施設だとか設備の維持・管理改修等にかかるお金で、2,700万円ほどつく予定です。年度により補修する内容が変わりますので、あまり対前年度比の比較は意味がありませんが、対前年度比で行くと1千万円くらいの増となっております。主なものが館内の冷暖房に使う冷温水器。これが2台ありますが、そのうちの1台を分解整備するという経費です。その他、プラネタリウムの不具合が発生している関係で、装置の改修に関わるお金が入っております。第1回目の協議会で、どのように予算要求しているのかという話があり、常設展示機器の予算要求もきちんとしていますよねという話があったかと思います。きちんとしていますが、常設展示に関わる費用については見送られたというのが現実です。あと3つ目のプラネタリウム整備費、これはプロジェクターを借りている賃貸借の費用ですが、その5年間の賃貸借しているうちの2年目の金額です。あと科学館事業活動費ということで、これがいわゆる1年間科学館でやっています実験実習の予算ということで、事業活動に係る経費ということになります。197万円ということで、毎年削られておりまして、ついに200万円を切りました。一番多い時は350万円くらいあったと聞いておりますが、今現在だいたい6割くらいまで減額されているところでございます。本来であればもっと多く付けたい予算ですが、財政課の査定では200万円を切ったということで非常に残念です。あと5つめの企画展開催費ですが、これは先ほど言いましたコロッ・クルの夏休みや冬休み併せて企画展の一環としてプラネタリウムの特別上映番組等やるというための経費です。平成31年度も平成30年度並みにやりたいなと考えているところです。50万円の負担金ですが、実際は今年度の例ですと410万円位の観覧料収入があり、そのくらいの事業をやっております。ですので、実質、市の負担金を使わないでも済みますが、50万の負担金で400万円位の事業をやっているというのがこの企画展の内容でございます。以上、簡単に歳出の方を説明しました。あと収入ですが、科学館の収入としてはここにあります使用料、貸室の使用料や観覧料収入等々で平成31年度は3,379万円、平成30年度も3,395万円くらいになります。このくらいの規模で収入を見込んでいるところですが、最初に説明した統計の所ではございませんが、1,600万円とか1,700万円とか、そういったような収入に決算上なります。3,000万円というのは開館当時の28万人くらいを見込んで3,000万円くらいの観覧料収入があるということですが、実際は28万人にもならないということで、1,600万円とか1,700万円とかそのくらいの収入になる見込みです。以上でございます。

副会長
はい、ありがとうございます。その他意見あって2点併せて説明をしていただきました。予算について何か御質問はありますか。

委員
市の予算も厳しいそうで、科学館の方になかなか回らないということで、非常に苦しい状況である中で、僕も評議員を3年か4年やらせていただいていますが、だいぶ皆さん、限られた中で良くやっていただいている感じはしています。それでもどうしても子育て関係の予算が増えているものですから。博物館の方もさせてもらっていますが、そちらの方もかなり予算が厳しいという話をされていました。ですから、その中でなんとか協力して少しでもやって行くしかないのかなと思います。この修繕費も年間1,000万円から2,000万円くらいかかるのもなかなかだなと感じもしています。前は特別展示をすればだいぶ人が集まるという話を聞いていまして、その予算も削られて、予算が削られて人も入らないという悪循環を非常に感じます。その中でも何とかこうやって先生方とか、先ほど工業の先生や高専の関係の先生方に協力してもらって頑張っていただきたいなという気持ちはあります。質問というかそういう感じでよろしくお願いしますという、励ましの言葉ですね。

事務局
ありがとうございます。

副会長
その他この予算について何かございますか。

委員
前回地震のところのビデオを考えていただきたいということをお願いしましたは、予算が・・・ということでしたが。

事務局
以前、委員からもお話がありました地震体験装置というのがありますが、今1回の体験で7分間かかります。団体さんが来てずっと並んでいると、10組並んでいると70分かかってしまう。それをどうにか5分間程度にできないものかというお話でしたが、映像が7分間で作っているもので、それを5分間にするというのはまた新しくすれば可能ですが、今ある映像を5分間に縮めるということは実質できないというか、お金が無くてできないですね。それで、お金があればプログラムを作り直して、その画面の映像と地震の揺れなどのタイミングをきちっと計算して作り直せばきっとできると思いますが。あくまでもお金が無いことには、なかなかそれができないという状況であります。

委員
ビデオはもう一つ言えばそれこそ日本語でしか中の説明をしていません。だから「地震だって言うこと」、「2人できます」、「時間は7分です」ということを説明しますが聞いていて分かりません。でもそれに対して何か言われたことはありませんが、あれも何か手立てできないのかなとちょっと思います。

事務局
今の御意見と似たような御意見で、9月に第3回定例会というのがあり、その中で質問が出ました。プラネタリウムに英語のテロップを流せないのか。サイエンスシアターでも同じようにテロップ流せないのか。あるいはいろんな機器に英語のテロップとか作れないかなという質問があり、それと同じような御質問かなと思います。テロップを技術的にプラネタリウムに流すことは機能的にはできるので、それを今は取り組んでいます。ただ、常設展示やサイエンスシアターの映像にそれを付加するということは、プログラムを替えなければいけない。例えば作り直す、または別途こういうシアターじゃないですが、テロップを流す専用の機械があり、そういったものを導入するといった手もありますが、お金が必要です。それでなかなか進まない。ただ、できるところから、例えば英語表記などを少しずつ進めて行こうという風には考えておりますので、まずはできるところからというところで御理解いただければと思います。

副会長
今の意見に絡んで、科学館だけというのではなく、旭川市がこれから観光誘致をしたり、国際的に色々な所から来た人達にもう一度来てもらえる魅力のあるところにする。そのためには、市全体でこういう公共の施設を、科学館だけでやれとか言うのではなくて市全体で取り組むってことをこういう所から声を上げて欲しいです。予算が全体的に厳しいからすぐにはならないでしょうが、テロップじゃなくても、例えばヘッドホンをして、その場所に行くと音が聴こえてくる装置があるとか。そういうのであれば同じように専門の方でいれたやつをちょっと聴きながらやるというだけでも変わると思うので。特に科学館はそういう科学の先端の部分を取り入れながらやれるといいなと思います。市全体にそういうものも必要だという話を、上がってきたよということで。科学館だけではないのだということで。

事務局
言い訳ではありませんが、そういったものを付加したいという要望だとかいろいろ上げてはいますが、なかなか厳しい状況です。

委員
確かに観光客は多いですね。中国、韓国、特に最近街の中を見ても言葉の分からない人たちがいっぱい集団で、ファミリーでいらっしゃいます。そういう人はやっぱり僕らもそうですけど他の国に行ったりすると美術館とか科学館とか博物館とか興味があって行きますね。ツアーもそうですし、行く機会って結構ありますね。おそらく中国の方は旭川に来たらスキーとかいろいろとあります。やっぱりここにも行きたいという気持ちがどこかにある。となれば、できれば観光ツアーに科学館のコースを入れてもらって、人をいっぱい入れてお金を落としてもらうという方法もあります。予算は付かないにしても少しそういった観光課とか協力して人を集められる何かあればいいかなという感じはします。

副会長
お金のことについて、いろいろ御意見いただきましたが、その他何かございませんか。

委員
例えば市民あるいは道民の方に寄附金を、青少年あるいは子どもたちの科学教育というところでおそらく賛同を持っている方っていうのは沢山いらして、本当に10円でも100円でも500円でも、そういう趣旨に賛同してくだされば、そういう形で何か予算ということではなくて善意の寄附を例えば使わせていただくとか。例えば大学なんかでも削られていく一方ですので。自分のテーマを市民に公開してその実現のために賛同してくださる方は資金を提供してくださいというのもやっています。例えばそういうのもひとつの手かなと思います。それが果たして市の、施設で可能なのかは分かりませんが。

委員
クラウドファウンディングを始めようということですね。

委員
面白いかもしれませんね。

副会長
予算についてはよろしいですか。無休開館について質問や御意見あれば。

委員
無休開館ですが、人が削られるとかなり厳しいと思います。館の話を聞くと、無休開館を続けたいような意向にも聞こえますが、それは本当に良いことなのか。より良い環境の中で運営していくことができないのかどうか、というところで無休開館をやる、月曜日を休まずに開けていることによるプラスの面と、閉めることでのマイナスの面。マイナスになるのはある程度明らかなのかもしれませんが、そこの部分と、健全な営業・開館というか、そういったところをしっかり考えた上で、無理のない形で十分考えていただきたいと。まだ結論は出てないと思いますが、いろんな部分で無理があるならば、無理して開ける必要は無いのでないかなというようなことで、話を聞いておりました。

副会長
だいぶ減るものですか?

事務局
試算上は、1万人弱くらい・・・ただそれは単純に月曜日の人数を拾うと1万人くらいになるという話で、それが月曜日閉館したらからといって、全く無くなると言う訳ではなくて、別な日にまた来ていただく日があるとは思いますが、だいたい1万前後くらいは人数的には減ってしまう。ただ先ほどおっしゃったように、人数じゃなくてしっかり科学の理解を進めるんだという認識でいくのもいいでしょうし。ただ先ほどちょっと言い忘れましたが、平成32年というか、2020年ですけど、国なんかも道も市もそうですが、今いる嘱託職員さんとか臨時職員さんの制度が変わって、会計年度任用職員という制度に移行します。そうすると今の臨時職員さんとか賞与とかなかったのですが、同一賃金同一労働という建前上賞与を与えないといけないということで、冒頭で言った財源不足に陥るのが2020年です。そんなこともあり、市全体で業務の見直しもあって、今回削るっていうのは、実はその一環でもあります。人のやりくりで、お金がかかるということもあって市全体で業務の見直しをやっているところです。1万人の減少は人数的に痛いのですが、ただ全く止めるのではなくて月曜日やっていることをその分、週末の方に力を入れて、楽しいことを企画していきたいなと思います。

副会長
その精査、バランスの取り方をこれから進めて行くという事ですね。厳しいですよね。管理運営にかかっているお金がほとんどで、営業というか、館の中身に使えるお金って要するに200万円ってことですね。200万円で1年間分を運営するって厳しいですよね。よく、この来館者数を稼ぎ出しているなって言うのが正直な感想です。

委員
補修費が少しでも安く済めば全然違うのにと思います。

副会長
一方で17億円の財源不足が出るっていうのはどうしようもないことですね。というような中身で、厳しい予算を説明していただきました。よろしいでしょうか。

委員
はい。

副会長
ではこれでその他のところは用意した次第以上ですが、その他のその他でどなたかございますか。よろしいでしょうか。それでは以上で終わりたいと思います。

事務局
新出会長及び遠藤副会長、長時間にわたり大変ありがとうございました。また、委員の皆様におかれましても大変お疲れ様でした。本日の議事録につきましては再度委員の皆様方に後日文書を送付し、御確認をいただいた後、ホームページ上で公開させていただきます。それではこれをもちまして、平成30年度第2回旭川市科学館協議会を終了させていただきます。本日はお忙しい中大変ありがとうございました。
(終了)

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