平成30年度第1回旭川市科学館協議会議事録

情報発信元 科学館

最終更新日 2018年9月26日

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旭川市科学館 平成30年度第1回科学館協議会

会議の概要

日時

平成30年7月27日(金曜日)午後3時30分から午後5時まで

場所

旭川市科学館 1階 学習・研修室

出席者

(委員)新出会長、遠藤副会長、倉本委員、梶沼委員、石尾委員、今川委員
(事務局)大鷹社会教育部長、伊藤館長、中田副館長、向井主査、大野主査、片山主査、猪狩

会議の公開・非公開

公開

傍聴者の数

なし

議事

(1) 平成29年度入館者等実績概要
(2) 平成29年度事業実績状況
(3) 平成30年度事業概要
(4) 平成30年度事旭川市科学館業活動計画
(5) その他(社会教育基本計画の平成29年度点検・評価について、受益と負担の適正化に基づいた使用料の説明について)

議事録

事務局
それでは、早速、本日の議事へ入りたいと存じます。ここからは、会長に議事の進行をお願いいたします。新出会長よろしくお願いします。

会長
それでは議事について進行させていただきます。皆さんの忌憚ない意見をいただきながら進めて行きたいと思います。では最初に平成29年度入館者等実績概要それから事業実績について併せてお話をお願いいたします。

館長
(資料に基づいて、平成29年度入館者等実績概要、平成29年度事業実績状況について説明)

会長
1番2番併せて館長の方からご説明をいただきました。平成29年度についての実績概要とそれから事業実績状況についてですが何かこの2点について御質問それから御意見等ある方いらっしゃいますか。

会長
よろしいでしょうか。それでは次に行きたいと思います。次は平成30年度の事業概要と科学館の事業活動計画についてお願いします

館長
(資料に基づいて、平成30年度事業概要、平成30年度旭川市科学館事業活動計画について説明)

会長
ありがとうございました。平成30年度の事業概要と事業活動計画について御説明いただきました。まず、22ページに事業概要ということで企画展が始まるという風になります。それから地域の事業として、特にアウトリーチ事業についての話などありましたが、まず22ページの事業概要について何かございますか。

会長
よろしいですか。それでは平成30年度につきましては事業の一番はじめからボランティアまでについてお話をいただきました。何かここまでの間で、ここはどうだろう、とかお持ちの方はいらっしゃいますか。

会長
かなり人気のある事業があったり、又は色々と指導者の側の都合等で今後後検討しなければならない、またそういうことについては次年度の平成31年度に向けての中で色々と2回目の会議では出てくるかもしれませんけど、今のこの時点で何かご意見等あればどうぞ。

会長
よろしいでしょうか。では、もし何かあればこの件につきましてもこんな事どうだろうとかありましたら科学館の方へよろしいでしょうか。

事務局
はい。

会長
よろしくお願いいたします。では、これで次年度の事業計画ということで、そこまで終わりましたので、その他についていきます。これは本日配られた資料とのことなので、説明等も含めた形での話になると思いますが、最初に社会教育基本計画と社会教育点検・評価について、よろしくお願いいたします。

事務局
手元に資料が今日配付してあると思いますが、「旭川市社会教育基本計画」と「平成29年度の点検・評価」右肩に資料1と入った資料と、A3縦長の資料で「平成30年度事務事業及び施策評価シート 集約表・目次(科学館)」と「平成30年度事務事業及び施策評価シート(対象:H29年度事業)」というこの6ページからスタートして114ページまでの、頁は飛んでいますが、そういう資料でございます。最後にA4の表の一番上に社会教育推進基本方針という資料を見比べて説明を聴いていただきたいなと思います。まず、この社会教育基本計画というのが旭川市にございますが、これについて簡単に説明したいと思います。これにつきまして平成28年度を始期としまして、旭川市の第8次旭川市総合計画の中に示す基本目標の中に「たくましく未来を拓く人材を育み将来を通じて学べる街を目指します」、というのが設定されております。その中の生涯学習社会の構築が本市の目指すべき街づくりの方向性の一つとして示されております。この旭川市社会教育基本計画を見ていただければと思います。計画書の2枚目の「はじめに」というところに書いてございますが、平成27年度に終了しました前の基本計画というのがあり、その点検評価を踏まえて今後の社会教育行政の計画的な振興に向けてその基本的な方向性などを示す、体系的なものをしないといけないということでこの現計画が作られております。簡単に言うとこの基本計画の作りというのはこの施策の体系というような作りになっており、それぞれの考え方が今のページに書いてございます。2つの基本理念としまして、「主体的に学び、その成果を地域作りに生かす」「地域を知り、学びながら、絆を深め、郷土愛を育む」ということを実践するためにここにあるのがそれぞれの「基本目標」となり、この目標ごとにどのような教育を目指したいのかというのを整理した「成果目標」としまして、基本施策と主な取組というのが設定されるものになっております。計画の作成の経緯ですとか趣旨につきましては2ページから5ページで説明しております。この資料を踏まえまして事務事業及び施策評価シート、これが部でまとめたもので、右肩に資料1と書いてあります平成29年度点検・評価とA3の長い表、これが科学館に関する施策でございまして、この科学館に関する施策のうちの右の方にページ番号がふってあり、これに対応するのがシートの資料となっております。これをひとつひとつ説明すると1~2時間になってしまいますので、配付しておりますA4の横表に替えさせてこちらで説明させていただきたいと思います。以上まで、基本計画の作りというか、なんとなく分かっていただけたでしょうか。どうでしょうか。

会長
ここまでよろしいですか。これが、この科学館だけと言うことでなく、ここにあるように旭川市の総合計画の中に社会教育基本計画というのがあって、その中の内訳になっている科学館が更にそこから細かい施策を作りながら実施をしていくというもののベースになる部分です。これを説明していくと本当に市の教育というのを全て説明することになりますので、こういうものに基づいて科学館が施策を行うということでよろしければ皆さん御意見よろしくお願いします。ということで、ここまでを前提として科学館のところについて御説明をお願いいたします。

事務局
それでは、A4横2枚の資料をご覧いただき何となくは分かっていただけたかと思います。詳しくはA4横の表に基づいてお話を聴いていただけたらと思います。まず、この表の説明をさせていただけたらと思いますが、基本計画の先ほど申し上げました5ページ、施策の体系というところです。この施策の体系が、この右側に課の取組や評価・今後の方向性だとかを加えたものがA4の表になります。具体的に説明しますと、この中にございます基本目標1、これは計画の12ページに出て来ますが、社会教育基本計画に示されているこの基本目標「市民一人一人の主体的な学びの機会の充実」というものになります。同じようにこのA4の横の資料にございます成果目標1及び成果指標1は計画書の13ページに記載されています。計画の14ページの中段に記載されています今後の施策事業(1)(3)と示されておりますが、この(1)~(3)のうち科学館の施策と合致するものがA4横の資料にあって計画と対応しております。更に戻りますが、(2)の身の回りや地球規模での資源環境問題への理解の促進における取組としまして、館の方ではここに示しております内容・評価、黒丸で記載しておりますが、白丸で今後の課題と改善・方向性などを1行2行で書いております。計画に対する評価結果につきましてはA4横資料の成果目標の欄に成果指標、例えば、成果目標1であれば成果指標1ということで、目標値が示されており、実績値がこうだと言うことで達成ということになっております。ここで達成していなければ未達成ということで次の基本目標にしていましたが、達成されてないと言うことで未達成という記載になっております。今日は時間も限られていますので細かい説明は省かせてもらいますが、資料の4の計画にございます基本目標の1に関しましては、科学館では黒丸のついているいろんな事業をやってきており評価項目に書いてあるとおりですが、基本目標「市民一人一人の主体的な学びの機会の充実」につきましては結果的に目標値である数字を超えましたので、達成と言うことで評価をしております。これに関する詳細につきましては、資料1の3ページに科学館を含め部全体の事も含めて評価結果が載っております。
基本目標2についてですが、「市民の学びを支える環境の整備」に関しては、色々取組をしましたが、成果目標2が225千人で、成果指標的には未達成ということになっております。あと、基本目標3に関しましては「地域における学びの循環」になっておりまして、色々取組をして館の評価あるいは課題等はここに書いてあるとおりですが、簡単に言いますと達成できているのではないかというところであります。ただここにあります基本目標3は科学館に関する成果指標ではございませんので、達成したかしないかという基準では評価できない目標になっております。基本目標4と5につきましても同じように館に関わる成果指標が設定されておりませんので、取組がないということですね。こういう形で表にさせていただいております。
以上のように基本計画のうちの基本目標の1は達成、基本目標の2は、人数的には未達成、基本目標の3については館の取組としては概ねできているのかな、というような評価をさせていただいております。
以上、社会教育基本計画と点検評価の説明とさせていただきます。

会長
ありがとうございます。沢山の資料があって、本当はもっとお話をお聴きしたいところですが、社会教育全体の特にその目標の中から科学館の部分を抜き出すとこの成果目標1、2については基本的に数値目標なりがあって、3については数値目標等がございませんが「学びの循環」ということでボランティア活動ですとか、この3つのところで、1つ目の基本目標については概ね達成できたと。2番については、市からの補助があって大きな事業をやっていた頃の28万人が大きな基準になっているので、現在の状況ではなかなか厳しい中ですが、先ほど平成29年度の入館者数では去年よりも若干持ち直したというとこで道半ばであると。3番の方針3について目標等はございませんがボランティア活動、人数や指導者の面でいろいろ課題を抱えてはいるけども概ねできているということで。何か、もしよろしければあとで読んでいただいて、気になるところのお話をお聴きするのですが、今何かこうして欲しいというのがあれば、如何でしょうか。

委員
もし、分かったらひとつだけ教えてください。1の成果指標と目標値が50,590に対して実績値が69,170達成となっていますが、目標値達成について見ていくと、平成39年の目標値が58,840ということで、既にその人数も突破しているような状況になっていますが、そういった所も含めて今後目標値が変化するものなのか、それとも今後増減していくことも考えられるのでこのままなのか。そのあたりの目標値設定の仕方だとか、何かあるのであれば教えてもらえますか。

事務局
計画の13ページを見ていただくと指標の数値がありますが、科学館の指標としては50,590人、最終58,840人で、実際に突破していることもあれば来年度突破しないかもしれません。上限もありますが、一応この計画が平成28年度からの12年間の計画になっており、その半分の6年毎に見直すと言うことになっております。あまりにも実態と指標がかけ離れていると計画としてはよろしくないので6年を目処に見直すということは有りますので、今後これがたとえば科学館に人がたくさん入って毎年6万7万とかっていう数字になっていたとすると、その指標も6年後には見直すということになります。逆に全然達成できていないと下げることも検討しなければならないというのはございます。

会長
よろしいでしょうか。

委員
はい。

会長
ということは基本目標2の28万人というのも平成33年度までの目標値ですけど、そこで6年後に見直しをした時に下がっていくかもしれないということですね。あと何かこの基本方針について、今後の館の取組で具体的に館がどのような取組をしたのか、どのような課題を持っているのかということがありますが、何かこれについてもありますか。

事務局
今日資料見ていただいて、先ほど会長の方からもありましたとおり今日無くても、何かございましたら事務局の方に、後からでも結構ですので御意見お願いします。その御意見などを踏まえて、社会教育方針でまとめまして正式な点検評価として作り上げるということになりますので、御意見等ございましたら点検評価に反映できますので御意見いただければと思います。よろしくお願いいたします。

会長
ということです。もし何かありましたらこの場でも、若しくは直接でもお話いただいて、「ボランティアをもっと増やしたら」とか、「こんなような事業するともっといいのでは」とか、あとは学校の方の立場からもそうですね。先ほど高校の子どもたちの参加数が、去年も出ていたのですが、ちょうど子どもたちから大人になるまでの間をどう繋げていくかという所も課題になるかと思いますので。ではこの場で何かございますか。

委員
私も何度も何度も申し上げておりますが、科学館は全体としてとても低年齢化しております。小学生もあまり来ません。もらった資料を読んでいたら「子どもから大人まで」って書いてありますが、館としてと言いますか市の方として子どもというのは何処を説明しているのか、という事を私は毎日のように感じてボランティアをしていて思っております。年齢制限があってできない物もあります。来た方は科学館へ来たとは思っていません。遊びに来たと思っています。「6歳以上じゃなければできませんよ」、と説明をすると、「何にもできないんだね」と必ず言われます。私たちがさせてあげていない訳ではないのですが、「危ないので申し訳ありません」と申し上げていますが、この実態をどういう風にしていただけるのかな、というのがとても大きな疑問としてあります。取り組んでいるとはとても思えませんので。

事務局
小さい子どもから大人までというのがうちの科学館の対象としております。ということで、確かに実態としてはそうなっていないと言うことを言われてしまっても致し方ないとは思いますが、館の対象としましてはあくまでも幅広い年代層を対象としております。実際に常設展示等では年齢によっていろんな設定がされている展示機器があります。これに関しましては展示の目的を達成するために、いわゆる危険というか、地震体験もそうですが宇宙ゴマとかいろいろあります。そういう事を守っていただかないと事故に繋がると言うことで、さっき申し上げました制限なんかを付けさせていただいており、それはそういった物だと思って理解をしていただくように努力をしていただくしかないのかなと。基本的には今おっしゃったように遊びに来ているのか科学の勉強をしに来ているのか分からないような世代の方、特に幼稚園とか保育園とか来ております。そういったものに対して、そう言うことだけを見ていると科学館ってそういう対象にしかやっていないのでは、という印象を受けてしまうのかもしれません。やっぱり科学館クラブにしろ何にしろ小学校、中学校対象の事業をやって何とか来てもらうような努力をしていますし、確かに高校生になるとなかなか厳しいところはありますが、あるいは子ども連れの大人向けの事業なんかもやっておりますし、基本的には大衆を幅広くという形でやっております。しかし、今おっしゃっていただいた実態等もありますので、かけ離れている部分を埋めるように努力しております。

委員
実際たくさん機器が故障、故障とは書いてないですが、しばらくお待ちくださいというような張り紙もたくさんございます。予算の関係もあるのだと思いますが、そういうところも1つずつもし直せる物であれば例えば、年齢的に幅広くできるような物を次には考えるとか、何かそんなのがあって少しずつ良くなるといいなと思っておりますので、よろしくお願いします。

会長
御意見よろしいでしょうか。ありがとうございます。これから先、科学眼を持つための幼児でもありますのでできるだけ沢山やらしてあげたいのと、実際の制限で、窓口のどなたかが説明する時にお父さんとお母さんを連れて来て子どもができないって言っているのに「駄目だよ、ルールなんだよ」と言えないと、「なんだ面白くないな」という風になってしまうところはあるのかな。来た方が、最初からできないという風に分かって来られるなら、周知されている部分があるならいいでしょうけど。
他になにかございますか。

委員
先ほどの委員さんの意見の註釈みたいな感じになってしまって申し訳ないのですが、基本目標2の(2)に誰もが利用しやすい社会教育施設の整備というのがあって、館の課題改善の方向性に、緊急度の高いものなど施設の計画的修繕と言う項目がありますが、先ほど申し上げたとおり、故障、修理中でしたか?

事務局
調整中ですね。

委員
失礼しました。たぶん今も張り紙がしてあって、私もここのボランティアを務めており、まだ1年ほどの未熟ではありますが、いつもそのままな気がします。平成29年度の点検評価で計画的修繕というのが課題改善の方向に出たということもあって、予算とかそういう厳しい都合はあると思いますが、お客様が使えるようになる目処というのはどういう風に決めたりしているのでしょうか。まず予算が振り分けられるのかどうか、この場を借りて少し聞いてみたいです。

事務局
緊急度の高いものからというのは展示機器もそうですが建物ですとか、基本的には財政課にうちの方から要求します。例えば、今止まっている北国とかああいった物を直したいと財政課と協議しますが、うちの希望と旭川市の財政事情がなかなかアンマッチというかマッチしないもので、もう少し待って欲しいと。そういうことがずっと続いていて、財政の肩を持つ訳ではないですが、旭川市はいろんな所にお金をかけないといけないという財政事情がございます。それこそ緊急優先度の高いものから直していく訳じゃないですが、緊急度の高い物にお金をつぎ込まなければいけないという、なかなか社会教育施設の方まで回ってこないというのが現状です。例えば「北国の動物はなぜ大きい」という展示一つにとっても8千万とか1億円とかそのくらいする物でして、展示機器ですので、すぐにお金をつけるよというような物ではないというのが実態としてはございます。一応我々としてはこういう状態なので、副市長にも「こんな状態で止まっています」という話をすると、さすがに副市長も「これは駄目だね」と言ってはくれていますが、実際お金がつくかと言われるとなかなか厳しいと。しかし何とかうちとしては建物もそうですが、雨漏りをしているだとか穴があいているとか、極力要求はしておりますが、財政の方では横に首を振られてしまいます。なかなか厳しい状況にあると言うことだけ御理解いただきたいです。

委員
ありがとうございます。要求していただけていると言うことが分かればそれだけで非常に、救われた気分です。

会長
よろしいですか。ということで、なかなか厳しい中でどうしても結果が見えない部分があるので、調整中でいつもそうなのかと思われるかもしれませんが、それが一つでも改善されることを願っております。
それではこの社会教育基本計画についてはよろしいでしょうか。では、それも絡むのではないかと思いますが、次に使用料についての項目をお願いします。

事務局
資料と共に1枚物の紙につきまして、今日ここでお聴きできればなと思って、配らさせていただきましたが、これについて御意見いただきたいのですが、今日ああすれこうすれというのではなくて、まだ市の方も使用料見直しをするしないって決まってはおりませんので、今日は雑ぱくな、というか率直な御意見をいただきたいなと思って、あらかじめデータを入れさせていただきました。このペーパーを見るにあたっての前提と言いますか、含めて説明させていただければと思います。先ほど委員の方からお話が有りましたが、例えば常設展示機器の補修費にしろ、なかなかつかないという話をしました。旭川市は市税の割合が小さくて交付税の方が多かったり、扶助費というか例えば生活保護率が高いだとかいろいろあります。更に人口減少だとか、私が市役所に入った時には36万人でしたが、今は33万人にどんどん減ってきている状況からして税収が上がらないとかいろいろ厳しい状況があり、使用料を見直すべきではないかという意見が出ております。そして近々、平成29年10月に旭川市受益と負担の適正化へ向けた取組指針が改正になっており、基本的には数年かけて見直すと言うことが、しばらく見直されていないのでまた現状を考えると見直さないと行けないなというようなことが市の中でなっております。全庁的に、こういう科学館ですとか博物館ですとかいろんなところで使用料を取っている施設に見直すことはできないのか、という話が出てきております。そこで上げる上げないはまだ先の話ですが、他の札幌市だとか室蘭市とかは資料として付けさせていただいております。上げた方がいいのか、上げない方がいいのかとか、どんなご意見でも構いませんので、どう思われているのかな、ということで意見を交換していただければなと思います。よろしくお願いいたします。

会長
ということで、事前にいただいた資料の中に札幌、室蘭、それから旭川の科学館の現在の入館料が入っております。今ここは社会教育施設なので、値上げをするのであれば全体とかここだけで上げることになるのか、いろいろだと思いますが皆さんの御意見、まだ少し時間は有りますのでちょっと御意見をいただければなということでありました。

事務局
おそらくこの使用料見直しに関しましては、皆さんと何度かお諮りしないといけないのですが、本当に皆さんの率直な思いつきでも結構です。札幌市だとか後ろに資料に付いていますけど道内の科学館の中では無料の施設もあったり、観覧料の高いところもあれば低いところもあります。あと中核市と言って、人口30万人以上の科学館を調べますと、それこそ無料から始まって、うちくらいの館、それよりもう少し高い館、いろいろあります。この科学館が今言ったように平成17年の7月23日から開館するに当たっては、他都市の状況をいろいろ調べまして、このくらいが妥当だということで現在の金額を設定しております。そういったベースも踏まえまして意見をもらえたらと思います。

会長
ということで、今日で決めのことではないので、どなたからでも御意見いただければと思いますがどうでしょう。

委員
質問ですが。

会長
はい。

委員
これ多分無料になっていった流れって言うのが、確か子どもの頃にプラネタリウムが常磐公園にあった時代ですね、私は、確か2,30円持って行ったと思いますが。

事務局
一時期100円とか50円とか取っていた時代もあって、それからまたもう1回無料に戻っております。

委員
展示室の方は、子どもの頃だったと思いますが、高校生になるとお金を払って私行っていたと思います。ところが私いろんな所に行っていてこの中だと釧路以外はよく行ったと思いますが、昔お金を取っていたと思います。ところが今はほとんど無料になっていますね。やっぱり無料化の流れがあったのでしょうか。

事務局
社会教育施設ですので、今も中学生以下は無料ですけど。それこそ旧館の時に100円とか50円とか取っておりましたが、その無料化の流れで旭川市も無料になったかどうかは定かではないです。全道とか全国的に無料化の流れがあったのかはちょっと分からないです。

委員
私が札幌に居た頃に札幌市の科学館が平成の2桁になるかならないかくらいの時に小学生が無料化になった話題が記憶に残っています。入館者は増えましたが、お客さんが科学館の中を走り回っています。それで否定的に捉えられてて無料化になったから科学館は観る施設じゃなくて、ただ遊びに来ているという状態になって、どっちかというと関わっていた人たちの中では全くもうという論調です。無料化になって本当に良かったのかというのがあって。ある時ふと旭川の科学館に来て、観に来てみたら、無料なんです。子どもいっぱいいました。そこで無料化の流れがあったのかな、という風に感じていましたが、ここは建った時から無料ですので。だから先ほど小さい子たちがいっぱいって話だったと思いますが、有料化になったら、数が減るのはまず間違い無いのだろうと思いますが、来る子たちの質は変わるのでしょうね。お金払ってまで来ようって子たちが来たときに、科学館の人数は減るだろうけど、雰囲気は変わるよなと思って。どんな風になるのだろうなって。それはそれで悪いことばかりじゃないのかな、と感じてはいます。どっちになってもそれはそれっていう気はします。ただ有料になっても最終的に面白いのかな、すみません、無責任なことを。

事務局
いえいえ。

会長
一応旭川、札幌が小中学生無料、この資料を見ると釧路、室蘭は100円なり200円なりを取っていると。今までの経緯の中では無料だったけれども受益者負担の関係である程度若干取れたらという流れがあると思いますので、それをどうしていくかって言うとなかなかすぐには決まらないですよね。他の市のいろんな施設との絡みもあると思いますので、今大きな流れの中で動くと言うことであれば、地域や住民の理解を得られる値上げか有料化なのかというところでありますし、小さな子どもが無料で大人が400円なり何百円払って、幼稚園の子たちは無料だから来たけど何も見られないと言うんだったら俺は何のために金を払ったんだって事もあるだろうし、いろんな事をきっと考えてこれから話し合わなければいけないというところです。で、もし今なければあとででもいいですし、もし値上げについてある程度いつ頃までというタイムスケジュールが見えてくると必要な会議をしながら話をすると言うことで。是非ここでという方いらっしゃいますか。なければそういったことで。

事務局
今こういう風に投げて、また違う機会にということでひとつ、宿題ではないのですが、見直しの考え方の中に、今旭川市では旭川市と近隣8町を含めて高齢者70歳以上の方々を免除しています。減額ではなく全くの0で。これを今、市の先ほど言った受益と負担の適正化の指針の中では50%取れないものかといった議論もあります。いわゆる減免という中の免除ではなく5割減額という考え方をしておりまして、そういった場合に例えば、今無料だから来ている人方もいれば、有料でも来てくれるよ、という人もいるのかもしれませんが、高齢者の免除についてもどう思われるかなと。市によっては65歳以上ですとか、やっぱり70歳以上ですとかそれもまちまちです。そのような状況もあって旭川市の場合はたまたま70歳という年齢制限で、70歳以上は免除しますよということですが、この辺についてもちょっと次回でもいいのですが何かありましたら教えていただければと思います。

委員
70歳以上の方、知らないで来ています。

会長
実際にはそういう方もいると。

委員
来る方はみんな払っていますので、歳を訊くことをすごく嫌がりますが、 そういうお話しをすると「エッ、そうですか、ありがたいです」と言われます。無料というのはみんな頭にないと思います。

会長
そうしましたら小中学生の今の無料の部分についてと、それから高齢者の方の免除が50%とか減額での部分も含めてお願いします。

事務局
大人の方も上げるのがいいのか下げるのがいいのか、現状維持がいいのか。

会長
色々と値段が分かれていたりセットになっていたり他の施設と一緒だったり、いろんな所を含めて考えていただければと思います。ということで、いずれにしてもここで結論は出せませんので、こういう話があるということだけ頭の中にとどめて次回以降意見いただければと思います。その他何か今日このあと確認しておくこととかございますか。


委員
一つだけお願いがございます。地震のところですが、ビデオが長くて、お客様には必ず「7分かかります」ということを私は最初に申し上げます。その中で中学生、小学生の団体が沢山いらっしゃって、その子たちが事前にリーフレットを見ているんです。それで自分は地震がしたいとか決めて来ているのですが、1時間くらいしかいないのに並ぶのです。「俺たち今日これしかしなかった」って言う子もいるんですよね。聞いてたらいらないよなこの部分、とか思うところも結構あって、この間、外人さんにも「So long!」って言われて、外人さんでもそう言います。なので、5分以内になるとすごく違います。できる人数がぐっと増えます。かわいそうになぁ、といつも思います。せっかくしたいと思って来たのにできないって、科学館の意味があるのかなと、すごくそこのところ思います。なので、是非それをしていただきたいと思います。率直な希望です。

会長
という希望が出てきましたので、何かこれについても考えていただければと思います。それでは、皆様の貴重な意見どうもありがとうございました。

事務局
新出会長及び遠藤副会長、長時間にわたり大変ありがとうございました。また、委員の皆様におかれましても大変お疲れ様でした。本日の議事録につきましては再度委員の皆様方に後日文書を送付し、御確認をいただいた後、ホームページ上で公開させていただきます。それではこれをもちまして、平成30年度第1回旭川市科学館協議会を終了させていただきます。本日はお忙しい中大変ありがとうございました。

(終了)

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