「神楽まちづくり推進協議会」会議録(令和6年度第5回)

情報発信元 神楽支所

最終更新日 2025年2月12日

ページID 081197

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会議概要
日時

令和7年1月21日(火曜日)
午後6時30分から午後8時20分まで

場所 旭川市神楽公民館「講座室」
出席者

委員11名(正副会長以外は五十音順)
佐藤(郁)会長、中條副会長、青野委員、淺野委員、小野塚委員、神田委員、神原委員、辻並委員、戸屋委員、宮嶋委員、吉本委員(欠席者 阿部委員、佐藤(英)委員、宝田委員、平原委員)

市側出席職員
神楽支所:池田支所長、坂本副支所長、田中市民係主査

神楽公民館:村上館長

公民館事業課:川瀬係長

会議の公開・非公開 公開
傍聴者の数 なし
会議資料 次第(PDF形式 34キロバイト)
資料1 令和6年度神楽まちづくり推進協議会委員名簿(令和7年1月21日現在)(PDF形式 54キロバイト)
資料2 令和6年度神楽まちづくり推進協議会委員名簿(実行委員会所属別)(令和7年1月21日現在)(PDF形式 49キロバイト)
資料3 神楽まち協広報誌発行事業 実施計画書及び収支予算書(PDF形式 67キロバイト)
資料4 神楽まちづくり推進プログラムの見直しに係る参考資料(PDF形式 239キロバイト)
資料5 神楽まちづくり推進プログラムの見直しに係る調査票(PDF形式 41キロバイト)

※ 本文では「神楽まちづくり推進協議会」を「神楽まち協」と表記する。

1 開会

開会し、事務局から欠席者の報告及び配付資料の確認を行った。
また、欠員となっていた神楽本町地区社会福祉協議会所属の委員が選任されたことに伴い、新委員から自己紹介があり、実行委員会の所属について報告を行った。

2 議事

(1)神楽まちづくりの検討と推進について

ア 今年度の取組事業について

各実行委員会会長から事業の進捗報告と併せて、次年度に向けた各事業の、継続実施の意向について確認した。
また、前年度委員からの引継事項となっていた、特定の委員に過度な負担がかかっている現状を改善するための方策として、「高齢者の居場所づくり事業」と「子どもの居場所づくり事業」については、実行委員に業務を引継ぎながら事業を実施しており、特定の委員が不在でも実施可能であるという報告があった。「神楽地区エコな地域づくり事業」と「神楽まち協広報誌発行事業」については、事業実施の経緯や、実施後の反省点なども含め文書で記録に残すという報告があった。
同じく前年度委員からの引継事項となっていた、補助金以外の財源確保に向けた料金等設定の検討については、「高齢者の居場所づくり事業」は、今後まち協の会議で検討していくことを確認した。また、「神楽地区エコな地域づくり事業」の制服譲渡会については、現時点では現行のまま実施する予定だが、今年度、神楽中学校の制服の回収数がニーズに対して少なかったことに加え、新たな民間事業者がリユース事業を展開する計画があること等から、回収の状況を確認し制服譲渡会の開催自体を検討することとした。
各委員等の主な発言概要については、次のとおり。
(会長)神楽地区エコな地域づくり事業の制服譲渡に関して、神楽中学校の制服希望者が多いなかで、昨年11月の譲渡会で用意できた制服は、十数着と少なかったことから、回収方法等の検討が必要だと思う。料金設定については、今後も市の補助金だけでこの事業を実施していくよりも、洗濯代程度の金銭負担をしてもらうことが、将来的に事業を継続していくための方策になると思う。少なくとも会場費やチラシ代程度は、その収入から出せるようになればとよいと思う。
(委員)希望に対し用意できた制服が少ないという話だったが、制服販売事業者が、卒業生等から制服を安価で買い取り、クリーニングやリフォームをして中古品として新品よりも少し安く売るという、新たな事業計画があることについて情報提供があり、買取金額を受け取るために事業者に制服を渡した方が、高校の制服購入費用の足しになると考える人もいるのではないかと思う。そうなると、今後さらに制服が集まらなくなる可能性があるので、この事業の実施自体どうなるのかという心配はある。
(委員)買取金額は不要で、無償で制服を譲りたいという人が多くいれば成り立つが、今の段階では、どのような状況になるか不透明だと思う。
(委員)神楽地区エコな地域づくり事業は、元々は学生服に限定したものではなかったと思う。
(会長)コロナ禍前は、衣類、図書、雑貨、スキー用具、自転車等の不要になった物を提供していただき、希望者が自由に持って帰る譲り品譲渡会として実施していた。神楽岡地区センターで実施した際は、300人程度が来場していたが、コロナ禍となり不特定多数の方たちを密集させるのはよくないということで、学生服に特化した事業として実施してきた経緯がある。それを元に戻して、学生服を含め不要品を希望者に譲るという取組に切り替えることもやぶさかではないと思う。ただ、制服譲渡会と譲り品譲渡会では、実行委員の労力が全然違うことと、残った譲り品をどうするかという問題もある。
(委員)昨日リサイクルショップに行ったが、不要品のスキーやスキーウエアを売りに来ている人などの多くの客で賑わっていた。これからは、色々な物の価格が上がり、みんな生活に必死なので、中古で買う時代というのが当たり前になってきていると感じた。使わない制服が捨てられるのはもったいないし、買うのは高いし、これから中古業界の市場が拡大して、学生服も中古で買う人が増えてきたら、わざわざまち協が事業として実施しなくてもよいかもしれない。何年か前まで公民館等の掲示板で実施していた「譲り品情報掲示板」のような取組くらいでよいのかもしれない。
(委員)今の若い人は、中古品を売ればお金になるという時代で生きていることを考えると、まち協で実施する事業として、今の時代にだんだん合わなくなってきている気がするし、昨年の制服譲渡会でも、十分な制服数が集まっていないことを考えると、この事業に見切りをつけることも必要だと思う。
(委員)新たな事業者がどれだけ制服を回収できるか分からないので、来年度は事業を継続していく中で、制服が何着回収できるのかによって、制服譲渡会の実施を検討するのがよいと思う。
(会長)新たな事業者が具体的にどのうような動きをするのかは、今のところまだ分からないが、事業として実施する以上は、中古制服の価格はそれほど安くはならないことが想像できるので、現時点では、次年度も今の方式を継続したいと思う。
(委員)子どもの居場所づくり事業については、参加している親からは大変感謝されているが、参加人数が少ないと感じている。次年度に新一年生を迎えたときに、どの程度参加者が増えるのかと考えている。もし、新たな事業を実施することが決まれば、その事業に切り替えてもよいと思っている。
(委員)高齢者の居場所づくり事業は大変人気がある。歌集が3冊もあり、ピアノの先生も大変人気がある。市の補助金の都合上、どうしても有料にする必要があるならば、まち協の会議で検討するしかないと思っているが、参加者は高齢者が中心で健康にも良く、参加することで見守りにもなり、色々な情報のお知らせの場にもなっていることを考えると、今後も続けていきたいと思う。歌集については、無料配付をやめて料金を徴収してもよいと思うが、金額が大きいと参加を我慢する人が増えると思う。
(委員)高齢者の居場所づくり事業と、子どもの居場所づくり事業について、過去にも検討されているかもしれないが、地域住民のための事業としてやっていることを考えると、地区社協などで事業をやってもらうとか、出資してもらうように働きかけてもよいと思う。担い手の確保は別の話かもしれないが、経費的な面では、地域に移行していくことも考えられると思う。
(委員)本当は社協でやってほしいが、社協も、筋肉体操やふれあいサロンなどの事業を実施しているので大変だと思う。
(委員)社協でも、各種事業を実施しているので、今すぐに社協で全部引き継ぐことは無理だと思う。
(会長)高齢者の居場所づくり事業で、少額の参加料を徴収すると参加者は減るか?
(委員)減ると思う。歌集は100円か200円くらいなら喜んで払うと思うが、歌集は最初に参加した時に一度だけ配り、それ以後使い続けているので、今から徴収することは難しいし、参加するための会費を徴収するとなると、参加しなくなると思う。料金設定については、実行委員会ではなく、まち協の会議の中で検討していきたい。

イ 神楽まちづくり推進プログラムの改訂(見直し)について

事務局から、資料4に基づき、神楽まちづくり推進プログラムに関し事務局段階で考えた、削除等の見直しを検討すべき箇所と、その理由について説明した。その後、各項目について、今後も神楽まち協が実施を検討すべき取組としてプログラムに残すべきか、削除等が必要かどうかを検討した結果、「地域コミュニティカーの運行」、「子ども110番設置場所の見直し、設置世帯と子どもたちの交歓会」、「互近助カードの発行」、「文化施設周辺の桜並木など緑豊かな周遊ルートの整備」、「南校川の底辺浄化及び雨水管の定期浄化清掃」、「避難所に発電機等の設置、保存食等の備蓄」、「ごみステーションの管理強化、空き地草刈り奨励等」の既存の7項目を削除することを確認した。また、新たに追加する項目がないことも確認した。
次回の協議会では、今回の検討結果を反映させた「神楽まちづくり推進プログラム」の案を事務局で作成し、最終的な確認をすることとした。今回の会議後に修正等の意見がある場合は、資料5の「神楽まちづくり推進プログラムの見直しに係る調査票」を2月4日(火曜日)までに事務局に提出することを確認した。
各委員等の主な発言概要については、次のとおり。
(委員)子ども110番の設置等は、神楽本町地区では神楽民児協で行っている。一時期、猫の死骸が放置されていたりしたので、その当時は熱心にやっていた。
(会長)神楽岡地区では、過去、白昼強盗や不審者情報などがあり、その当時、市民委員会から学校に依頼して、子ども110番設置登録者の情報を確認した際、既に転居している方や、亡くなっている方が登録されたままだったことから、市民委員会で毎年設置世帯の名簿を作成し、学校を通じて教育委員会に提出している。
(副会長)高野地区も、市民委員会で子ども110番設置登録者の転居等の確認作業を行っている。
(会長)プログラム掲載当時の状況と比べて改善されているので、まち協そのものの事業ということにはそぐわない内容になっている。
(会長)「コミュニティカーの運行」については、プログラム掲載当時、地域のスーパーが閉店したことに伴い、徒歩200メートル以内に買物する場所がなくなり、コミュニティカーの運行を考えた経緯があるが、その後、地域の食堂が車で移動販売を行ったり、民間事業者などが展開する宅配事業が世間に浸透しつつあり、課題としては改善されていることから削除してもよいと思う。また、実際にコミュニティカーを運行するとなると、現実的には法的な制約の中で、まち協としての実施は非常に困難である。
(副会長)「南校川の底辺浄化及び雨水管の定期浄化清掃」については、神楽地区市民委員会連絡協議会から毎年市へ要望を出しているので、神楽まち協で取り組むべき問題ではないので削除でよいと思う。
(会長)「互近助カードの発行」については、認知症の行方不明者の対策、商店街の活性化、町内会への加入者増につながればと提案した経緯があるが、平成30年度の神楽まち協会議で協議している経過があり、割引に関する事業者との調整が難しいことや、同様の事業を実施していた東京都昭島市への調査を実施した結果、町内会加入率の増加にはつながっていないこと、狭い地域で限定的に互近助カードの発行を実施をしても、あまり効果がないという協議結果だった。
(会長)「文化施設周辺の桜並木など緑豊かな周遊ルートの整備」については、プログラム掲載当時、北彩都の整備時期で、桜の木が地域にあまりないことや、桜を見ると気持ちが元気になるということ等から掲載した経緯があるが、現実的に考えると、植樹作業や、植樹後の管理等の住民負担が大きく、まち協の事業としては難しいのではないかと思う。
(委員)「避難所に発電機等の設置、保存食等の備蓄」については、地域性のある課題ではなく、全市的な課題としての避難所という意味だと思うが、民間事業者との協定を活用する等一定の回答があるので削除してもよい思う。
(会長)市民連協、各地区市民委員会から要望書が提出されている。
(委員)他の団体からも市に対して一定のアクションは行っているので、神楽まち協の活動としては一旦終了してもよいと思う。
(会長)「ごみステーションの管理強化、空き地草刈り奨励等」について、町内会未加入世帯の対応は別問題として、現状の仕組みでは町内会の取組となっていることを考えると、神楽まちづくり推進プログラムから削除してもよいと思う。

3 その他

神楽民児協実施の高齢者の困り事アンケート結果について、民児協所属の委員から概要報告があった。

4 閉会

次回は、3月18日(火曜日)午後6時30分から、神楽公民館「講座室」で開催することを確認して、閉会。

お問い合わせ先

旭川市市民生活部神楽支所

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