「緑が丘まちづくり推進協議会」会議録(令和6年度第3回)

情報発信元 神楽支所

最終更新日 2024年10月3日

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会議概要
日時

令和6年9月19日(木曜日)午後6時30分から午後7時20分まで

場所 緑が丘地域活動センター グリンパル「中・小会議室」
出席者

委員14名(正副会長以外は五十音順)

石井会長、大西副会長、荒委員、石塚委員、今井委員、大瀧委員、木嶋委員、

田中委員、 内藤委員、桝田委員、萬藤委員、森委員、山内委員、山脇委員

事務局

神楽支所長、同副支所長、同市民係主査

会議の公開・非公開 公開
傍聴者の数 0名
会議資料 次第(PDF形式 71キロバイト)
資料1_「健康長寿とロコモティブシンドローム」チラシ(PDF形式 1,311キロバイト)
資料2_緑が丘地域防災事業「親子で“防災”を学ぼう!」実施報告(PDF形式 238キロバイト)
資料3_地域の課題について(PDF形式 207キロバイト)

※本文では「緑が丘まちづくり推進協議会」を「緑が丘まち協」と表記する。

1 開会

開会し、事務局から欠席委員の報告及び配付資料の確認を行った。

2 議事 

(1)緑が丘地域のまちづくりの検討と推進について

ア 取組事業の経過報告について

「地域ネットワーク形成による健康づくり事業」、「緑が丘地域防災事業」、「5地区ふれあい交流事業」について、それぞれの実行委員会会長から事業の進捗状況(防災事業については実施報告)、今後の予定について報告があった。 

イ 地域の課題について

事務局から、前回会議での各委員の発言等を整理した資料3について説明を行い、その後、地域の優先課題や、課題解決のために緑が丘まち協として取組可能な内容などについて意見交換を行った。主な発言概要は、次のとおり。

(会長)先ほど実施事業の中間報告があったが、広報誌発行事業を含めると現在4事業を実施している。新しく取り組むものがあれば、既存事業のいずれかと入替え若しくはプラスして取り組むか、新規事業を興すことは今はないということであれば、既存事業をどうするか。今年度は、全事業とも包括型まちづくり事業補助金で予算40万円を柔軟に活用可能な形で組んでいるが、そういったことも含め何か取り組んだ方がよいということがあれば、今後相談しながら来年度に向けて準備していきたい。

(委員)色々とやりたいことはあるが、現在の健康、防災、ふれあい事業もなかなか捨て難い。ただ、防災に関しては、親子と限定すると参加者が集まりにくいので、できれば多世代というような誰でも参加できる形にした方がよいのではないか。また、高齢化が加速しているので、シニア層が何とか取り組んでいけるような事業があればよいと思うが、委員は皆仕事を抱えながら休みを利用して活動しており、現在取り組んでいる事業で手一杯というのが正直なところ。既存事業が非常に素晴らしいので、アップデートしながら前に進んだ方がよいと思っている。特にふれあい事業は、競技数によっては他事業の何倍も労力がかかるが、その分地域の方々にふれあいの場を設けて楽しんでいただけるので、これはまち協ならではの事業だと思っている。

(委員)私自身も今まで色々な事業を実行委員会形式でやってきて、実際のところ、参加者募集の段階で非常に苦労している。私どもの地域で言えば、参加者がある程度固定化されてしまっており、高齢者団体などに一本釣りのような形で募集しているのが現状である。広く広報をしても、40~50代の働き盛りの方々については、ほとんど見てくれていないというのが現状かも分からず、その辺りが募集に当たって色々と苦労しているところ。実際参加した方々には、楽しんでもらえている感じはしているので、ふれあい事業はまだ一年目ということもあり、今後実施していく中で少し変化が出てくるのではないかとも感じている。

(会長)今話があった地域は20~30年くらい前に開発された地域で、街が形成された当時は子どもも大勢いたが、今はその子ども達が大きくなり、次の子どもが生まれてくる間のちょうど空白期で、小学生がいなくなってきつつあり、高齢者ばかり増えたという状況。この地域に限らず、どこの街もそれを何十年かで繰り返しやっているような状況で、旭川市も全体で高齢化しているので、先ほど話があったように、働き盛りの人にもっと参加してもらいたいがなかなか難しく、色々なことをやりながら頭を悩ませている。

(委員)働き盛り世代の事業への参加が少ないという点で、防災もそうだったが子どもと親世代ということで、親子というのも難しいとは思うが、親子でというと働き盛り世代も参加しやすいきっかけになるのではないかと感じた。

(会長)確かに参加してみたら、親子で仲睦まじく色々なことをしているのでよいと思った。参加するというきっかけが大事。

(委員)私は4年ぐらいしか委員を務めていないが、防災にしてもロコモにしても以前参加したというのがあり、いつも同じようなことをやっているような気がする。事務局にも聞くが、まち協は市が音頭をとって始め、市内で同じような団体が複数あり、それぞれの支所が中心となって行っているが、他団体との情報交換の場があって、そこでよいヒントが得られたら自分たちのところでも取り組んでみてはどうかとなったりするのではないか。そのようなことは今までやったことはないのか。

(事務局)以前はそういった協議会同士の交流というのは決して多くはなかったが、今年度から実行委員会の方々が他地区の方々と情報交換する場を設ける形にはなっている。

(委員)その場で話し合って、これこそ自分たちのところでも取り組んだらよいのではないかということが出てくるのではないかと思う。そういうものも参考にしながら事業立てしていくことも必要ではないか。

(会長)市の地域活動推進課から、まち協の新しい在り方の形を示すという話が昨年辺りから出ているが、まだ整理されておらず示されていない。他地域で取り組んでいる事業の情報は冊子でも見られたと思うが、会長にしか届かないのか。

(事務局)「地域のチカラ」はまち協委員には全員配付している。また、市ホームページにも各まち協情報が掲載されているので、それぞれ取り組んでいる事業について閲覧可能。

(委員)働いている親と子どもの世帯と祖父母は別世帯というのがほとんどで、同居というのは非常に少ない。長きに渡る世代のふれあいの場というのが著しく減っているので、そういう場を作るという意味では現在緑が丘まち協が取り組んでいることはとてもよいと思う。ただ、実際やってみると人が集まらないのはなぜかということを課題として捉えた時、働いている保護者が非常に多いことが挙げられるが、休日に実施したら来るのかというと、仕事も休みで家庭で休む時間がほしいというふうにもなり、正直そうでもないのではないか。どうしたらよいかというと、やはり参加しやすい中身、これが魅力だというものが必要ではないか。今回の防災であれば、防災食試食や何かを作ったり体験できるということが子どもの中で話題になり、行ってみたいとなった時に、連れて来られる親はよいが、行きたいけれども親は仕事で来られず、代理でおばや祖父が来た家庭があったので、「親子で」という文言を少し変えてみるだけでもよいのではないか。若しくは、保護者が来られない場合は、知り合いの保護者がいるとかでもよいのではないかと思うし、思い切って地域に住んでいる子どもであればOKとするのも一つの手かとも思う。後は、今回参加して小学生には少し時間が長いと感じたので、来年も行きたいと思うくらいのボリュームにして、口コミでまた来年も行ってみようというようにつながる循環性のあるものになってくるとよいのではないか。今後、ロコモ講座もあるが、これも自分の健康のバロメーターになるからまた来年も行こうというような思いがつながるもの、そういう旨味がほしいという気がした。色々と手の内を明かしてしまうと、一回行ったからもういいとなるので、また来年も行って楽しい体験をしたいと思えるものがあるとよいと思う。

(会長)親子でなくても参加できるような工夫も必要ではないかという意見。本当に多世代で参加していただきたいのが防災の本音。ここまでをまとめると、新しい事業について次年度考えるということはなかなか出てきそうにない状況で、冒頭話があったように、どの事業も少しずつアップデートしていき、来年度もう一度見直しをかけながら色々なことを実施した方がよいのではないかという方向に収まりそうな気がする。

(委員)ふれあい事業については、地域を越えてできるということと、多世代の方が入れるということで、このような事業がまち協事業のベースにあることはよいと思う。そこに参加できる人として、前回も少し話したが、現在医大生にはたくさん来ていただいているが、専門学校や高校というのもこの地域にはあるので、そういったところにまち協の周知をしながら、参加してくれる人を確保していくとか、現在まち協の中に市のサービス事業所などの関係団体があまり関わっていないので、そういったところにも少し周知しながら、実施場所に近い事業所の方も参加できるような体制ということも合わせてやっていけるとよいと思う。高校生も個別のボランティアでは依頼してやっていただいているところも結構ある。例えば、市営住宅の階段の灯油運搬とか、南高だと年一回除雪を行ったりしているので、そういったところで細く長く学校の方とも一年に1でも2つでも関わってもらえるものが構築できれば続いていけるのではないか。

(副会長)私どもの市民委員会と南高は比較的密な付き合いをさせてもらっている。ボランティア関係では、一日だけだが総勢200人から300人の学生が出てきて色々なところの除雪をしていただいている。また、南高祭の万灯行列の際に、当然交通規制をしなければならないが、現在は専門の警備員の配置はしておらず、市民委員会や関係者総出で参加するような形だったり、南高の行事の時に生徒たちが色々な出店を並べているが、市民委員会からも店を出して、安く提供するような形で付き合いをしている。全然付き合いのないところに行って依頼してもなかなか受け入れてもらえないと思うが、南高とは割と密な付き合いをしているので、こういうことをやっているから是非とも参加してくださいという要望をすることも比較的可能ではないかと思う。先ほどから話が出ているふれあい関係は、私はすごくよい取組だと思う。今年は色々な事情があって少し出足が遅れているが、何とか予定の行事はやろうと会長とも話している。私も色々なところの話を見聞きしているが、正直な話、まちづくりでなかなかそういうところまでやっているところはないので、もっとグレードアップするような形で、多世代の方々に参加してもらい実施できれば最高だと思っている。

(委員)意見として大きく2点。多世代のふれあいの話があったが、仕事上、専門学校生や大学生などを指導する機会がある中で、自分の親世代よりも上の世代との接し方がなかなか分からない世代が増えてきているということを感じている。先ほども話があったように、祖父母世代と同居していない子どもが増えているので、日常的に交流が取りづらいことが増えているというのを実感し、まち協での交流の重要性を認識しているところなので、今の事業は是非このまま継続してバージョンアップしていけたらよいのではないかと思っていた。もう一つは参加者の拡大という点で、40~60代の参加者を何とか増やせないかという思いがある。特に仕事上、退職後の方と接する機会があり、その方々に退職後、地域で何か活動しているかというアンケートをすると、やはり活動している人の方が圧倒的に健康であり、50~60代から地域で何か活動している人の方が健康だという認識があるので、そこを何とか参加できるようにしたい。どのように参加を促したらよいのか考えた時、参加したら何かメリットになるような仕掛けが今年度、来年度で提案できないかと思っている。例えば、旭川市の健康アプリでは、記事を読んだらポイントになるという仕組みになっている。ウォーキングポイントもそうだし、まち協のプログラムに参加したらポイントになるとか、そういう仕掛けで参加意欲が上がるものか、まずはそういう検証をしたらどうかと感じている。

(委員)どの事業も人集めに必死になっていて本末転倒ではないか、会を成立させるために人を集めているのではないかという印象を持っている。先日の防災でも、実際に参加すると、保護者がすごく興味深く消防士に一生懸命質問しているような場面もあり、来てくれれば楽しめる、勉強になるというところもあるので、先ほども話があったが、どのようにアピールするかが大事で、頼んで来てもらうとか、とにかく人数を集めるためにというのではない方がよい。ロコモ事業も単に5地区を回るイベントになってしまっていて、参加したからといってロコモが予防できている訳ではないというか、否定的な意見で申し訳ないが、成果を得るための事業ではなく、来てもらうための事業という感じがしている。

(委員)前回、民生委員の仕事で地域住民の自宅を訪問しているということを話したが、その後回ってみると問題が解決していて良かった。私の町内会での行事で、子ども達の事も考えて何か町内でするとなった時、小さい子ども達が結構参加していた。青少年部の若い方が子どももすごく大事にしてくれる方で、子どもの方に焦点を当ててくれて、朝のラジオ体操も親子で参加してくれ、その中で子どもが今まで以上に参加してくれた。私も今回参加してみてそういうことが分かったし、大人も勿論だが、子ども達のために一人でも多くの方に参加していただけるように色々工夫するとよいと思った。

(委員)何年かまち協の中で取り組んできた事業がたくさんあるが、これまでの積み重ねで今の形があるので、先ほども話があったが、例えばロコモについてもロコモで終わりではなく、その先につないでいけるような活動になるよう、現在行っている事業をもっと充実させていくとよいと思っている。また、以前からずっと取り組んできて、なかなかできなかったのが地域の支え合いの強化というところで、以前、地域住民の身近な困り事相談という話もあったが、事業に参加する人は結構色々なことをやっているからよいが、先ほども話があったように何もしない人が不健康など色々あり、参加できない人をどうするかという辺りについて意見を聞ける状況があったらよいと思うが、なかなか体制づくりが難しく、取り組めなかった。

(会長)既存事業を充実化させ、ボリュームアップ化していくのが一番よいのではないかという話を聞き、大体皆同じような考えということでまとめていただいたような気がする。先般、敬老事業に市長が挨拶に来てくれたが、市内で65歳以上の独居老人が4万人いるということで、大変な時代になったと思っている。そういう方々にいかに家から出てもらい、皆と語らいや色々な事業に参加してもらうかということを我々はこれからも考えていかなければいけないと思っているので、現在実施している事業を、次年度も更に多くの方々に参加していただけるよう充実させていけるように相談しながら進めていくという結論でよろしいか。
出席委員から特に反対意見等もなかったため、今回の意見交換の内容を踏まえ、既存事業をより充実した内容にしていくという方向で、次回以降引き続き意見交換を行うこととした。

(2)その他

事務局から、今後の実行委員会の開催予定について確認を行った。

3 閉会

次回は、11月21日(木曜日)午後6時30分からグリンパル「中・小会議室」で開催することを確認して、閉会。

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