「緑が丘まちづくり推進協議会」会議録(令和6年度第2回)

情報発信元 神楽支所

最終更新日 2024年7月30日

ページID 080179

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会議概要
日時

令和6年7月18日(木曜日)午後6時30分から午後7時25分まで

場所 緑が丘地域活動センター グリンパル「中・小会議室」
出席者

委員13名(正副会長以外は五十音順)

石井会長、大西副会長、石塚委員、今井委員、大瀧委員、田中委員、

内藤委員、藤田委員、桝田委員、萬藤委員、森委員、山内委員、山脇委員

事務局

神楽支所長、同副支所長、同市民係主査

会議の公開・非公開 公開
傍聴者の数 2名
会議資料

次第(PDF形式 74キロバイト)

資料1_緑が丘まちづくり推進プログラム「市への要望・地域からの提案」に対する市の考え方(R6)(PDF形式 85キロバイト)
資料2_「健康長寿とロコモティブシンドローム」チラシ(案)(PDF形式 1,202キロバイト)
資料3_緑が丘地域防災事業「親子で“防災”を学ぼう!」チラシ(案)(PDF形式 1,454キロバイト)
資料4_地域の課題について(PDF形式 180キロバイト)

※本文では「緑が丘まちづくり推進協議会」を「緑が丘まち協」と表記する。

1 開会

開会し、事務局から欠席委員の報告及び配付資料の確認を行った。

2 議事 

(1)緑が丘地域のまちづくりの検討と推進について

ア 緑が丘まちづくり推進プログラム「市への要望・地域からの提案」に対する市の考え方について

事務局から、資料1に基づいて、プログラムに掲載した市への要望に対する市からの回答と、年度末のプログラム改訂に向けて、資料を持ち帰り、今後の検討に向けて各自内容を精査いただくようにとの説明を行った。

(会長)「地域会館維持のための経済的な支援」という要望に対する市の考え方の回答が示されているが、事務局から補足説明があったとおり、とても良い状況で進展した。
これまでは、今年10月までに申請しないと来年度予算で会館等の修繕ができないという内容だったが、例えば今年100万円以下のストーブが壊れたというような緊急時に修繕費を補助してほしい場合、その年にすぐ対応していただける内容に変更されたということ。ただし、今年度は既にほぼ予算上限に達しており、今後何か発生した場合にすぐ対応可能かというと難しいかもしれないが、とりあえず何かあれば一年後ではなく、直ぐさま対応が可能な制度に変更となったと御理解いただきたい。緑が丘まち協から提案・要望を出したのが受け入れられたという結果。

イ 今年度の取組事業について

「地域ネットワーク形成による健康づくり事業」、「緑が丘地域防災事業」、「5地区ふれあい交流事業」について、それぞれの実行委員会会長から事業の進捗状況と今後の予定について報告があった。

ウ 地域の課題について

各委員から、日頃感じている地域の課題などについて発言いただき、今回いただいた意見を基に、地域の課題を整理し、課題解決に向けた取組事業などについて、次回以降の会議で意見交換を行うこととした。主な発言概要は、次のとおり。

(委員)社協や民児協などの団体からよく話が出るのが、ボランティア人材の確保。各々の市民委員会でも取り組んでいると思うが、特に避難に関わってもう少し体制が整っていたらよいのではないか。啓明地区では、勤医協の先生を中心に地域の要支援者を把握するということに取り組んでいるそうで、各地域でも取り組めるとよいのではないか。言い方が悪いかもしれないが、この地域は防災への意識が低く、他地域では色々な防災対策が進んできていると感じている。自分の地域では要支援者等の把握は全くできていないので、そういう取組をしたらよいのではないかと感じている。

(会長)丘の上は比較的旭川の中でも安心安全な場所なので、防災に関する部分や要支援者の避難について、少し取組が遅れている気がするという話。

(委員)4月に行われたまち協の基礎研修会に参加し、今実際に行われているまち協の取組について説明を受けた。一つは愛宕地区の子どもの居場所づくり、もう一つは今話が出ていた勤医協を絡めた取組の話。子どもの集まる場所を目指すならグリンパルもよいと考えたり、年齢分け隔てなく人が集まれるような流れを組めれば、地域の繋がりが出てくるのではと考えたりもするが、進め方等は全然決まっていない。
自分の地区に小さな会館があるが、人を集めるにもエアコンもなく、夏場は難しい。冬場は事前に暖めておけば何とかなるかとも思うが、通信機器も持ち込めない状況なので、例えば補助金をいただいてWi-Fiを設置するなど、そういうことを進めれば子ども達も寄りやすくなるかもしれない。地区会館の活用が減少してきているということがあり、活用される方法がないか、そういうものがまちづくりに反映できればと考えている。

(委員)まち協というよりも、地域の町内会・市民委員会の課題という方が強くなるかもしれないが、自分の町内会では高齢者や子ども達の掌握というか確認が中々できない。
今回敬老関係でも、自分の地域は大きな施設がなく、コロナのせいもあるが敬老祝賀会というものが中々できなくなってしまった中、個人情報保護法の関係で市から対象者名簿も出なくなり、地域で敬老の集い的な行事をどういう形でやるか苦慮している。全体の集いをしなくても記念品を出すなど、今までは色々なことをやってきていたが、それも中々できなくなってきている。今後どうしたらよいか、色々な活動が出てくるが、その時に中々掌握しきれないというのが現状というところ。

(会長)今の話も先ほどの話についても、実態がうまく掴めていないという話で、個人情報の絡みで調べようにも中々調べにくいというのが現状。

(委員)自分の役割としては文教地区の強みの活用というようなところで、ヤングとシニアをお互いに知ろうという講座を行っていて、時々百寿大学へ行き、学生に協力してもらい交流会を開いているが、高齢者だけではなく学生もすごく楽しく学びもある。そういう意味で、学生も活躍できると思うので、ボランティア活動をさせていただけると地域の活性化にもなるのではと思う。是非大学を活用してほしい。

(委員)直接的な地域の課題解決ということではないが、ボランティア人材の確保や文教地区の強みの活用に関連して、この地区は学校が多い地域なので、地域の学生達にまち協のことでもよいし、まちづくりのことや地域の現状などを伝える機会を設けて、ボランティアなどの人材確保のスタートラインに立てるというのもよいのではないか。

(委員)まず、まち協の取組を幅広い世代にもっと知ってもらうことが必要。その解決策の一つとして、今年度旭川市でスタートした健幸アプリの仕組みなどを参考に、広報誌の中でデジタル媒体でも読み込めるような取組などを進めて、まち協がどのような活動をしているのかなど、多世代にお知らせできる場を作れたらよいのではないか。

(会長)旭川市で健幸アプリなど色々なアプリを出したり、市民委員会や町内会向けの電子回覧板を利用しようという試みも始まっている。そういった中、まち協をもっと広い世代に知っていただけるような取組をしてはどうかという話。

(委員)なんと言ってもまちづくりの基本はマンパワー。地区社協会長を務めて16年程経つが、例えばふれあいサロンという事業で、はじめはボランティアが7グループあり人数も多かったが、ボランティアも段々高齢化などで減少し、今は3グループになった。そうすると1グループ当たりの負担も大きくなるので、何とかしなければならないと考えているが、中々妙案がない。
もう一つ、安心見守りという事業をやっていて、高齢化に伴い一人暮らしや病弱な高齢者も増加しているので、地域で見守りをして何かあればすぐ誰かに相談したりということをしようと、見守りされる方とする方とのペアになっているが、高齢化が進み、一人暮らしも増えているのに、見守りされる対象者が段々減ってきている。何故かと考えると、見守りする側が自分のことで大変という状況もあって減ってきているからで、見守りが必要な人はいるが見守りする人がいない。こういう状況を何とかしなければならないと考えているが、人材をどのように確保して増やしていくかというのは、かなり難しい問題。
まち協とは離れているかもしれないが、もう少し皆さんに色々な事業の意義を理解していただき、意識を高めてもらうということで努力していかなければならないと考えている。

(会長)今話に出てきた安心見守り事業というのは、社協で一生懸命やっていただいているが、もっと全体で見守り事業ができるようになればよいという考え。昔のように隣近所全部見ているという時代とだいぶ変わってきたので、少しずつ色々なことに対応していかなければならないし、そのためには先ほど話が出ていたデジタル媒体の活用なども必要。

(委員)勤務する小学校で毎年児童数が一割近く減少しており、周辺の学校を見ても全体的に子どもの数が減少しているのが著しい状況。それと共に保護者がSOSを出しにくいのではと感じている。例えば学校側がスクールカウンセラーの利用を促しても、中々利用しづらいといって来ない。自分の悩み事などを近所にも相談できず、自分の親も近くにいないとなった時、何かお話しできるような場があれば。地域の小・中・高校のPTA連合会というのがあり、こういうところと繋がっていきながらコミュニティ的なお話ができる場があって、人と人を繋ぐ場面があるとよいのでは。人との繋がりが希薄すぎて、子どもの繋がりがあるところでさえも親同士繋がってない。コロナのせいもあるが、仕事をしていたらなおさら顔も合わせられないという状況をどうやって抜けたらよいのか。子ども達はすごく緑が丘のことが好きなので、是非大人になった時にも住み続けてこの街を守っていってほしいと思うが、その子ども達を育てている保護者の方々を色々な面からもう少しバックアップできる体制が何かないのかというところ。難しさは沢山感じている。

(委員)自分が所属している地区社協は所属町内会が28あるが、実態は少子高齢化で、10年経てば小学生は3~4割いなくなる、危険水域に入っているのではないかというのが地域の問題点。
地区社協としては、安心見守り事業やふれあいサロンなどを実施しているが、常に壁となるのが個人情報の問題。昨年末に安心見守り事業を行った際、個人情報の関係で地区社協が見守りできず、民生委員に委託して対象者96名のところを回ってもらった。実際の対象者は100名弱では済まず、その4倍くらいはいるのではないかと思うが、個人情報の壁で活動がどうしても止まってしまう。自分の地区社協は役員の平均年齢がまだ若いが、下を育てないと10年も経てば高齢者が高齢者を見守るという状態になりうる。
課題としては地域の高齢化で、若返りを図るのであれば企業誘致など。学生は卒業すると地域に残る可能性が非常に薄いので、学校では限界がある。地域に働き場がないということもあるかもしれないが、現状でいくと10年後は非常に厳しい状況に陥るのでは。
地区社協自体が個人情報の壁に当たって活発に動けないという形なので、是非まち協で福祉力をもう少しアップできるような形で各団体と手を組みながら、尚且つ個人情報の壁を何か打破しなければならないと考えている。

(委員)地域の課題というか、旭川全体の問題だと思うが、最近いじめや殺人事件など色々な事件で旭川の印象が悪い。そういう中で、子ども110番の周知や大人も子どもも集まれる、話せる場所を作ったり、消防団も人がいないがそれを増やしてパトロールなど、犯罪の防止といったこともしていきたいと思っている。個人情報の壁で中々難しいが、昭和世代としては近所から色々学んだこともあるので、そういう大人、高齢者、子どもが集まれる場所で色々ふれ合ったり、住みやすい地域にしていきたいと思っている。

(委員)今、夏まつりなど町内で色々な夏行事に取り組んでいるが、そういった催しに自らできることに参加させていただきたいという思い。民生委員を務める中で、町内を回る機会が結構あるが、隣地の雑草などに悩んでいたり、フェンス設置について隣家との話し合いをどうしたらよいかなど、相談を受けては関係機関に繋いだり何か対策できるよう話している。少しずつ自分のできることで、自分自身も参加させていただきたいという思い。

(2)その他

事務局から、謝礼支払に関する調査票等の提出について再案内を行った。

3 閉会

次回は、9月19日(木曜日)午後6時30分からグリンパル「中・小会議室」で開催することを確認して、閉会。

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