「神楽まちづくり推進協議会」会議録(令和4年度第3回)

情報発信元 神楽支所

最終更新日 2022年10月3日

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会議概要
日時

令和4年9月20日(火曜日)
午後6時30分から午後8時05分まで

場所 旭川市神楽公民館「講座室」
出席者

委員13名(正副会長以外は五十音順)

佐藤(郁)会長、中條副会長、青田委員、江口委員、大屋委員、上林委員、河端委員、島田委員、荘司委員、ファン委員、深堀委員、宮嶋委員、守田委員

(欠席者:伊林委員、佐藤(英)委員)

市側出席職員
神楽支所:池田支所長、坂本副支所長、前田市民係主査

会議の公開・非公開 公開
傍聴者の数 なし
会議資料

次第(PDF形式 32キロバイト)

資料1 神楽まちづくり推進プログラム「市への要望・地域からの提案」に対する市の考え方(R4年8月)(PDF形式 53キロバイト)

資料2 地域の課題(身近な困り事など)の解決に向けた意見交換のための「たたき台」資料(PDF形式 112キロバイト)

※ 本文では「神楽まちづくり推進協議会」を「神楽まち協」と表記する。

1 開会

開会し、事務局から欠席者の報告、配付資料の確認を行った後、会長が議長となり、議事を進行した。

2 議事

(1)神楽地域のまちづくりの検討と推進について

ア 神楽まちづくり推進プログラム「市への要望・地域からの提案」に対する市の考え方について

資料1に基づき、事務局から説明を行い、質疑応答を行った後、今年度末に神楽まちづくり推進プログラムの見直しを行う際の検討資料とすることを確認した。

各委員等の主な発言概要は、次のとおり。

(会長)補足するが、神楽岡地区センターでは、神楽岡地区市民委員会が、複数台の携帯電話等が充電可能な2.5kwの充電器を購入し、防災倉庫に保管している。

(委員)南校川の川底の雑草や泥などの清掃がされていない箇所が一部散見されるので、市に確認したいと思っている。

(委員)神楽中学校近くの南校川の高神橋までの川底に雑木が生えている。川底の浚渫も何年も行われていないようなので、市から関係機関に要請してもらいたい。

(事務局)南校川については、神楽地区市民委員会連絡協議会からも同様の要望が、毎年度、市に対して行われており、国や北海道が定期的な河川巡視と清掃を行うとの回答がされている。

(委員)神楽中学校にはエレベータがないので、水没したときに3階まで上るのが大変な人もいると思う。

(委員)夜間に住民が自主避難した場合、避難所となる小中学校の解錠はどうなるのか。

(委員)避難所が開設されるような状況になれば、職員が学校で待機することになると思う。

(事務局)避難所が開設される場合は、教育委員会から校長や教頭に解錠の連絡をすることになる。

(委員)解錠するまでに時間が掛かると思うので、住民の避難に間に合うのか疑問である。

(会長)今回の意見を参考にして、市とも協議を進めていきたい。

(事務局)年度末に神楽まちづくり推進プログラムの見直しを検討する際、今回提出された意見を参考にして見直すことも可能である。

イ 地域の課題(身近な困り事など)について

資料2に基づき、事務局から説明を行い、会長の補足説明があった後、会長から取り扱う地域の課題を資料2の中から2項目程度に絞ることの提案があり、各委員の意向を伺った結果、「『よろず相談所』の設置」及び「コロナ禍による市民委員会・町内会活動の制限」を選定することとし、次回から課題解決に向けた意見交換を行うこととした。

各委員等の主な発言概要は、次のとおり。

(委員)「民生委員のなり手不足」や「よろず相談所の設置」に共通する課題だが、ボランティア人材の育成が地域づくりにとって重要。地域まるごと支援員と連携することは、良い解決策だと思う。

(委員)今年、3年振りに地区市民委員会女性部の研修会を実施した。町内会女性部長の約半数が集まったが、若い人は仕事もあってなかなか出席できない。しかし、意欲はあるので、今後は何とか工夫を凝らして開催していきたい。そういったことから、「コロナ禍による市民委員会・町内会活動の制限」を取り扱ってほしい。

(委員)私の地区は、女性部の会議が実施できない。町内会の行事もコロナ禍での制約があり、実施できないでいる。コロナ禍に適応した活動の工夫があればと考えている。

(委員)民生委員や交通安全指導員等のボランティア人材の確保は、簡単に解決しない課題だと思う。

PTA活動についても、各学級から役員を出すのをやめ、行事の度にお願いしたら、多くの人が集まった。活動意欲がないわけではないが、役員を受けるとなると、心理的なプレッシャーが大きくなる。このことは、他のボランティア人材不足の課題にも共通している要因だと思う。

「子どもたちに元気がない」ことに関しては、神楽地区の小中学校3校区で組織する連携会議を通じ、「あいさつ運動」を実施することを、各地区市民委員会に連絡しているところである。

(委員)「民生委員のなり手不足」と「子どもたちに元気がない」ことを取り扱ってはどうかと思う。神楽児童センターでは、今年10月に3年振りに神楽市民交流センター祭りを開催するが、コロナ禍前は約300人の親子が来場していたイベントである。子どもたちからも「楽しみだ」という声が聞かれる。こういう機会が増えればと思っている。

(委員)民生委員などのボランティア人材不足が課題。PTAについても、役員をお願いすると「仕事があるから」などと断られるが、単発で手伝いをお願いすると来てもらえる。そういう方法もあっても良いかなと思う。「小学校において教師と保護者の関わりが希薄になっている」ことも課題である。

(委員)「『よろず相談所』の設置」が課題。高齢者が増えている中、「よろず相談所」ができれば助かると思う。

「コロナ禍による市民委員会・町内会活動の制限」についても、工夫をして活動できるようになればと思っている。

(委員)身近な困り事ではなく、神楽地域の課題として考えれば、アフターコロナを見据え、「コロナ禍による市民委員会・町内会活動の制限」を取り扱うのが良いと思う。解決は困難ではあるが、「民生委員のなり手不足」についても取り上げてはどうかと思う。

(委員)「民生委員のなり手不足」は、解決するのが本当に難しい。民生委員の改選期になると、年齢的なことでやめたいという人が出るが、代わりの人がなかなか見つからない。定年が伸びたことや人間関係が希薄になったことなど、解決を妨げる色々な要因がある。今年度、市の広報誌でも取り上げてもらったが、職務の内容が分かれば分かるほど、「そのような難しいことはできない」と言われる。

(委員)77歳以上に贈る市の敬老祝金は、地域の民生委員が届けるが、普段会えない人にも会えて、喜ばれたりすることもある。民生委員の職務は、以前に比べれば少なくなっているものの、地道に周知していくしかないと思う。町内会長が民生委員を選んでいる事例もあるようだ。ボランティアに関しては、シニア大学では今、ボランティアをやってみようということをテーマにして取り組んでいる。

「よろず相談所」は、絶対必要だと思う。「よろず相談所」があれば、地域の高齢者は大変助かる。地域には器用な人がたくさんいるので、安価な有償ボランティアによる方法が良いと思う。

コロナ禍で元気がないのは、子どもだけでなく高齢者もそうである。そこで、夏の間だけでもラジオ体操をやってみてはどうか。特に費用はかからない。私の地域では、子どもの参加も増えているが、子どもとは必ず「あいさつ」をする。神楽まち協会長名で、各町内会長宛てにラジオ体操の実施を呼び掛ける文書を送付してはどうか。

(委員)「民生委員のなり手不足」に関しては、町内会や市民委員会等の役員についても、同じようになり手不足である。若い人は仕事があり、土日も働いていたりする。職務内容を理解していないわけでなはく、やりたがらない。民生委員については、テレビでPRしているが、効果がない。敬老祝金を届けることについても、何回も足を運ぶことになり大変である。

(副会長)まち協委員もボランティアの一つであるが、資料2のほとんどの課題が、ボランティア不足に関わってくる。町内会や市民委員会、老人クラブ等は、代表の役員を担う者がいなく、組織が成り立たなくなる問題が起きている。「単発のボランティアならば」という発言があったが、役員は実際に面倒な職務であり、長い期間を担うのはプレッシャーが掛かる。

「町内会単位で少人数で気軽に集える場の不足」の課題については、若者は一人でスマホを見ているほうが楽しいというような状況も考慮しなければならない。いずれの課題も、まち協で取り組むことは難しいと感じる。

(会長)「よろず相談所」に関わってであるが、最近、地域の認知症の高齢者が、散歩に出たり食事に行った後、一時行方不明になり、チラシを作って捜したりするケースが2件ほどあった。また、地域まるごと支援員から、歩道の花壇の手入れをするボランティアを探してほしいとの依頼が、地域に対してあった。家に閉じこもりがちな男性にとって、ボランティア活動は、コミュニティの場にもなる。ボランティア確保に当たっては、いずれは自分も助けてもらう立場になるということを考えることが大事である。

(委員)最近、私の地域でも、独り暮らしの高齢者の安否が不明なケースがあった。旅行に行ったと思われるが、神楽まち協の広報誌に「旅行に行くときは、近所の人や民生委員等に連絡しましょう」というような記事を掲載してほしい。

(会長)多くあった意見の中から、神楽まち協として取り扱う地域の課題は、「『よろず相談所』の設置」及び「コロナ禍による市民委員会・町内会活動の制限」の2件に絞り、次回から課題解決に向けた意見交換を行うこととしたいが、良いか。

(各委員)異議なし。

3 その他

会長から、「花火 in KAGURA 」に対する協賛金支出のお礼の文書が実行委員会から届いていることの報告と、神楽地区交通安全協会主催の「秋の交通安全旗波運動」への参加呼び掛けがあった。

4 閉会

次回は11月15日(火曜日)午後6時30分から、神楽公民館「講座室」で開催することを確認して、閉会。

お問い合わせ先

旭川市市民生活部神楽支所

〒070-8003 旭川市神楽3条6丁目 神楽市民交流センター内
電話番号: 0166-61-6191
ファクス番号: 0166-61-8293
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受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く) 月1回土曜日は午前9時から午後1時まで(取扱業務は平日と異なります。)