市民協働推進会議(令和元年度第6回)会議録
日時 | 令和2年1月17日(金曜日) 午後6時30分から午後8時30分 |
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場所 | 旭川市第三庁舎 保健所棟1階 講座室 |
出席者 |
参加者7名 (50音順、敬称略) (飯森市民活動課長、長澤市民活動係長、岡田市民活動係員、芳賀市民活動係員) |
会議の公開・非公開 | 公開 |
傍聴者の数 | なし |
会議資料 |
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1 開 会
2 議 事
議題(1)市民の企画提案による協働のまちづくり事業アンケートについて
事務局から資料1「各種アンケートについて」、資料2「過去の提案団体に対するアンケート(案)」について説明した。
(副会長)
制度開始当初の参加団体は10年経って負担金がどうだったか覚えているのだろうか。また、負担金の上限額が50万円以上にならないなら、聞く意味があるか。
(事務局)
例えば、100万円を上限額としてほしいというニーズが多ければ、額を検討する余地はある。
(副会長)
了解した。負担金の質問についてはこのまま残して良い。
(委員)
Q3-1「協働して実施している」という表現が気になる。協働とまでは言えないがイベントの実施に協力してもらっているなど、協力体制が継続している場合に、どこに付けるか迷う。
(副会長)
「協働」を「協力」に変えてはどうか。
(委員)
協働ではないがつながりはあるという状態を表現したい。
(事務局)
協働となると、資金面や運営面で双方が責任や役割を担うといった、共催の印象が強いのかもしれない。あくまで団体が主体となったイベントに一部協力を受けているとなると、少々ニュアンスが変わってくる。
(委員)
同じ担当部署と「協力体制がある」の方が良くないか。役割分担等の堅いものがイメージからなくなる。
(副会長)
協働している場合もある。「協働若しくは協力」はどうか。
(会長)
他の意見がないようなので、Q3-1については「協働若しくは協力」へ修正する。
(事務局)
Q3-2についても同様に修正する。
(委員)
Q6でネガティヴな意見が出された場合はどのように対応するか。
(事務局)
参考事例として説明会や個別相談に生かせるかもしれない。また意見を参考に仕組みを検討し、今後の再発防止にもつなげられる。
(委員)
質問の聞き方で、制度への意見なら書けるが「団体へのメッセージ」となると書きにくい。どのように書いたら良いのか分からない。
(会長)
応募を迷っている団体の背中を押すことが目的。
(副会長)
応募を検討している団体への「応援」メッセージにしてはどうか。
(委員)
その表現なら、ハードルが低く利用しやすいなど書けそうだ。
(会長)
Q6は「応募を検討している団体への応援メッセージ」に修正する。
(委員)
Q4の選択肢に「応募したい」という気持ちと「応募する見込みがある」という行動の意思を一くくりにして良いか。見込みはないが応募したい気持ちはある場合はどこへ丸を付けるか。
(事務局)
「応募したいと思いますか」とシンプルに聞いた方が良いか。
(会長)
「見込み」は能動的なイメージだ。行動を考えているか聞いている。
(委員)
自分だったら「何か新しい事業を始める場合には応募も視野に入れて検討したい」といった内容を「3.その他」に書く。
(事務局)
見込みがあるかないかだけにしたら良いか。何かあればまた応募したい、という中間の気持ちをくみ取る選択肢も入れた方が良いか。
(副会長)
質問の目的は、再チャレンジが可能であることの周知ではないのか。それに加えて応募したいかどうかを把握するのなら「今後検討したいと思うか」「検討の予定はない」と聞いてはどうか。
(事務局)
再チャレンジ可能の周知と、事業のニーズの把握がメインだ。選択肢を「今後検討したいと思う」か、「今のところ検討の予定はない」にし、質問がこの選択肢に合うように修正する。
(会長)
過去の採択団体に対するアンケートに関する意見は以上である。
(事務局)
アンケート配布が2月上旬を予定しており期間が短いため、事務局で本日の意見をまとめ修正し、修正後の確認は会長へご一任いただくということで御了承いただきたい。
(委員一同)
異議なし。
続いて、事務局から資料3「応募団体に対するアンケート(案)」について説明した。
(会長)
資料6の追加質問は、自分が提案したものだ。協働事業の実施において委員はサポーターでありたい。採択不採択にかかわらず再応募したいかには審査が大きく関わってくる。委員の意見やアドバイスについて団体がどう感じているか聞きたく追加したものだ。
(委員)
アンケートの回答時期はいつか。
(事務局)
プレゼン終了後に配布し、合否の結果が出るまでの間に回収する予定。プレゼン終了後でないと回答できない質問があるためと、結果が出てしまうと回答率の低下が懸念されるため、この時期とした。
(委員)
もう1問くらいプレゼンのことについて聞きたい。事前準備の担当部署との関係や、もっとうまくできたとか、こんなはずではなかったとか、思ったことを書く欄があっても良い。
(会長)
Q8とは別に書いてもらうということか。
(委員)
プレゼンについて時間のことしか聞いてないため、他の中身も聞きたい。
(事務局)
選択肢を選ぶより、記述式で自由に思ったことを書いてもらうイメージか。
(委員)
そうだ。話しにくかったとか、他団体の発表を見てこんなプレゼン方法もできたのかと思ったなど書いてもらいたい。
(委員)
プレゼン後に回答であれば、プレゼン終了までの素直な感想を書いてほしい。プレゼンが終了し一息ついている瞬間は素直な気持ちを書いてくれそうだ。
(委員)
制度についてではなく、応募してからプレゼンまでの素直な感想を書いてもらうのはどうか。仕事の合間に活動し大変だったなど。
(会長)
応募からプレゼンまでの一連の流れに対する感想と、制度についての感想と分けられそうか。
(事務局)
アンケートの取り方について、プレゼン終了後その場で記入してもらう方法が良いか、一旦持ち帰り後日提出する方法が良いか。
(副会長)
持ち帰るのであれば、制度全体についての感想は書くことはできるかもしれない。当日すぐの場合は制度全体ではなく応募からプレゼンを体験してみてどうだったかの方が良い。
(事務局)
当日その場で記入する方法だと団体の負担も少なく、回収もしやすいと思う。
(委員)
事前にプレゼン終了後にアンケートの記入があることを伝えておけば、団体の負担にもなりにくいと思う。
(委員)
ボリューム的にもその場ですぐ書けそうな量だ。
(会長)
それではQ8の設問を「応募からプレゼンまでを参加してみてどうだったか」とし、アンケートの実施時期をプレゼン当日とする。
(事務局)
現在、11月に二次審査(公開プレゼン)をすでに終えている団体にも同様の内容で実施して良いか。
(会長)
良い。
資料6の設問についてはどうか。
(委員)
アンケート実施のタイミングが二次審査の結果通知前なので、「審査結果に添付された審査委員のアドバイス・意見」は「一次審査の結果に・・・」と特定した方が良いのではないか。
(会長)
意見のとおり表現を修正し、時系列に沿って「一次審査の結果に・・・意見や、公開プレゼンテーションにおける審査委員との質疑応答」とする。
(委員)
もう少し選択肢があっても良いのではないか。
(委員)
「対応」という表現が引っかかる。
(会長)
「対応」という表現は、1次審査のアドバイスを受けた団体が「アドバイスの意味は分かるがそれを実行する、解決するための対応が難しい」と感じる場合もあるのではないかと思い、使用した。
(委員)
選択肢は必要か。記述式ではどうか。
(会長)
最初から記述だと難しい。参考として選択肢を用意し、その他に自由に書いてもらうと良い。
(副会長)
選択肢の順番に違和感がある。「3.良い点についてもっと知りたかった」は肯定的な意見なので、一番最初に持ってくるべきではないか。
(会長)
では順番を入れ替える。「対応」という表現についてはどうか。
(委員)
選択肢の表現を肯定的な表現に変えてはどうか。「1.内容が抽象的で、対応が難しかった」を「抽象的だったためもっと具体的に述べてほしかった」とし、「2.アドバイスより批判的に感じられた」を「批判的に感じたので、もっと前向きなアドバイスがほしかった」とするなど。
(会長)
今あった意見のとおり肯定的な表現に修正する。
他に意見がないようなので、検討は以上とする。先ほどのアンケート同様、アンケート実施までの期間が少ないため、修正について一任していただきたいがよろしいか。
(委員一同)
異議なし。
(2)市民の企画提案による協働のまちづくり事業令和3年度実施事業の募集について
事務局から資料4「令和3年度実施事業募集案内 前年度との変更点」及び資料5「令和3年度実施事業募集案内(案)」について説明した。
(委員)
団体の活動が分かる資料の提出について制限はないのか。資料の量や対象とする時期など、何でも沢山添付すれば良いわけではないとQ&A等で加えられないか。
(会長)
時期で制限するのは、以前やっていた活動を再開したい場合など不利になる可能性がある。
(事務局)
Q&Aにどんな内容の資料で、どのくらいの量が適切かなど加えることはできそうだ。
(会長)
今回は量の制限をしないが、Q&Aに記載することで補う。そこでどのように提出されるかで今後の対応を考える。
(委員)
添付資料に動画という選択肢はないのか。PR能力や編集技術のアピールにもなる。
(事務局)
動画を提出する媒体をどうするか、検討が必要だ。
(委員)
DVD-Rで提出する助成制度もあった。審査用に数枚の提出を求められた。
(委員)
動画についてはURLの提出もあり得そうだ。
(委員)
委員へ配布する審査資料のデータ化も検討してほしい。
(事務局)
データでのやり取りにはセキュリティの問題も生じる。
(会長)
委員全員が利用可能な媒体であると良い。
(委員)
いずれにせよ、添付資料の内容や量については見る審査委員の負担も考慮してほしい。
(事務局)
Q&Aでどのように掲載するか検討していく。動画以外にもブックレット、フライヤーなど白黒印刷以外で提出したいものもあり得るだろうし、その場合は審査委員配布用として10部程度用意してもらった上で受け付けるなど、資料の媒体に幅広く対応できるか考えたい。
(3)(新規)平成30・令和1年度市民協働推進会議の任期満了に当たって
(会長)
最後に、本日の会議が現任期での最後の会議となる。各委員から、この2年間会議に参加してみての感想など伺いたい。
最初に自分から。事務局のフォローや委員皆さまのお世話になりながら2年間を終えることができた。委員の中には協働事業実践者の方もいてとても心強かった。
議論の中では「担当部署の参加」が強調されていたのが印象的で、市民と行政の連動性や一体性を強く感じた。協働のまちづくり事業には毎年ある程度の団体が参加していただけているのと、分野や年齢がまんべんなく出てきている。制度としては応募がないと価値がなくなってしまうが、こうした機会があることが貴重であり、大事な事業だと認識させてもらった。
制度開始10年目を迎え、新たなステップに進んでいく過渡期にかかる2年間でもあった。協働を通じて様々な気づきが得られ、より良い活動になり、結果的に市民活動団体が活動しやすい、活気のある旭川に繋がると良いと思っている。
(副会長)
協働のまちづくり事業には、少しでも旭川や地域を良くしようという市民がいるからこそ提案が来るし、決して悪い方向ではないと思っている。大事なのは市民と市とが一緒になってやっていくということだ。市民活動団体が協力者がいなくてなかなか前に進めないというところを、市がサポートしていく、非常に良い事業だと思っている。今後、広報などを利用して多くの人にこの取組を伝え、更に広げていってもらいたい。
旭川はまちのグランドデザインが見えてない状況の中で、団体それぞれが同じような方向に向かって進んでいる。一つ一つの取組がまとめ役の役割を果たし、良い町になればいいと願う。今後もこの地域の活性化を人生のテーマとして掲げ、今後も色々な人とつながりながら活動していきたい。6年間ありがとうございました。
(委員)
応募側から審査側になってみて、その大変さを知った。
提案内容には多様な知識や考えが込められており、審査に当たって分からないことを調べていくことも勉強になったし、自分の活動にも活かしたいと感じるアイデアもあった。これだけ多くの人が自分の住んでいるまちを愛し、少しでも良くしようと努力されていることに敬意を表する。
最初は審査員としてどう立ち回るべきか分からず、最近やっと少しずつ分かってきた。そのため、この2年間はあまり役に立てなかったと反省している。
委員の方々の見解からも多くを学ばせてもらった。改めて感謝を申し上げたい。
(委員)
4年間委員をして感じたキーワードは「進化」と「人とのつながり」だ。会議としては4年間同じことをしていても、考え方や内容がどんどん進化していっている。自分と違う視点、考えを聞き、感心することも多く、素晴らしい委員がそろっている証拠だと感じた。
また、協働のまちづくり事業を通じて人とのつながりができ、活動の幅が広がったし、旭川での仕事も増えてきた。採択団体との関係も太くなり、自分自身も成長したと感じた。この4年間は自分にとって有意義なものになった。ありがとうございました。
(委員)
市民活動交流センター職員になって2年目に委員に就任し、4年間務めたが、大変勉強になる時間だった。協働事業を通じて伴走支援についての考え方も深まり、自分自身の活動に対して参考になり感謝している。センターを利用している団体の中にも協働事業を活用したら良いのにと思えるものや、企画書やプレゼンテーションなどを通じて自分をアピールする力をつけるとより良くなると感じるものもある。この部分のサポートをできればと思う。
(委員)
2年間お世話になりました。自分は所属団体が協働事業を実施することになり、審査や評価に参加できないこともあったが、参加して自分が一番変わったと思うことは、何か自分自身が事業を始めるときに旭川市全体の中の一コマとして自分たちの事業を見つめるようになった点だ。
自分の活動でも広報など苦労している中で、そういった経験を活かしもっと貢献できることがあったのではないかと反省する点が多い。委員の方々のアドバイスを読み返しては、自分たちの事業のアドバイスとしても使わせていただいた。大変感謝している
(委員)
協働事業は10回目になるが、自分は提案団体として4年間お世話になった。
活動を始めるときにこの分野で地域を繋ぐ仕事をつくりたいと思っていたものが、近年少しずつ認められてきている。協働事業で育ててもらい、周囲の方々が様々なアドバイスをくれて、ここまでこれたと思っている。市役所がバックアップしてくれるので色々な団体とも繋がれた。
協働事業は自分の出発点でもあり大きな存在で、今もこうして繋がることができてありがたい。今後もここに続く人たちが増えたら良いと思う。恩返しも含めて2年間役に立てたなら嬉しく思う。こちらが学ばせてもらうことも多く感謝している。
3 連絡事項
次期委員の選任スケジュール、令和元年度採択事業公開報告会の予定日程等について連絡。