<若者のトラブル事例6> 新生活のトラブル~賃貸住宅の契約・退去時に注意

情報発信元 市民生活課

最終更新日 2022年12月2日

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賃貸住宅のトラブル

事例

事例1

 賃貸アパートの退去の際、管理会社が立会って確認したが、特に修繕部分を指摘されることなく、「修繕はこちらで行う。後日、原状回復にかかった費用の請求書を送付する。」と言われた。後日、クロス張替代など総額29万円の請求書が届いた。特別に汚した覚えはないのに、高額な費用を請求されて納得がいかない。

事例2

 賃貸アパートを退去することになった。以前、水漏れにより壁にカビが発生した際、直接修繕業者に依頼して壁の張替えをしたことがあったため、大家に「立て替えた費用を払ってもらいたい。」と申し出たところ、「勝手に修繕されても困る。」と責められ、支払を断られた。納得がいかない。

トラブル防止のポイント

 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(新しいウインドウが開きます)では、通常使用による破損や経年変化によるものは家主の負担、通常の使用方法を超える使い方によって生じたものは借主(入居者)の負担とされています。 原状回復の範囲や程度について、このガイドラインを参考にすることができます。

契約時

 契約前に契約書類の内容をよく確認しましょう。特に、禁止事項、修繕に関する事項、退去時の敷金の返還等に関する事項や、特約について必ず確認しておきましょう。

 入居前に、貸主や管理会社と一緒に賃貸物件の現状を確認し、確認した内容をメモに残しておきましょう。入居前からあったキズや汚れ等の写真を撮っておくと、退去時のトラブル防止につながります。

入居時

 入居中に、雨漏り・水漏れ・設備の不具合等のトラブルが発生したら、すぐに貸主や管理会社に連絡し、どうすればよいか相談しましょう。放置したり、貸主を通さずに修繕したりすると、退去時のトラブルになりかねません。

退去時

 退去するとき、納得できない費用を請求された場合には、ガイドラインを参考に、貸主側に説明を求め、費用負担について話し合いましょう。また、賃貸物件の退去時は、貸主側と一緒に賃貸物件の現状を確認しましょう。その際、確認した内容をメモに残したり、修繕箇所の写真を撮ったりして、証拠となる記録を残しておきましょう。

関連サイト

国土交通省:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」 について(新しいウインドウが開きます)

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