ミント（和名：ハッカ）

栽培中も香りを楽しむことができるミント。ハーブ類の中でも発育がよく、比較的栽培が簡単なため、初心者の方でも気軽にハーブが栽培できます。また、多年生のため、毎年収穫することができます。

※種から発芽させる方法もありますが、苗も市販されているため、比較的簡単な苗からの栽培方法を紹介します。

準備

プランター中型

苗植え

深さが15cmほどのプランター中型を使用します。

土に苗の大きさ程度の穴をあけ、苗を植えます。

幅広のプランターであれば、複数株の栽培も可能ですが、株間は30ｃｍ程度あけてください。

（左：ペパーミント、右：アップルミント）

プラスワンポイント

ミントにはトマト、キャベツなどのアブラナ科の植物と合わせて栽培すると、その植物の風味が増し、害虫を防ぐ効果があると言われています。ただし、ミントの繁殖力が強く、他の作物の成長を阻害してしまう可能性があるため、同じプランターなど狭い間隔での栽培はおすすめできません。

水やり

苗植えを行い、根付いた後は、水やりを控えめにしましょう。土の中が乾くほど待ってから、水をやりましょう。

日当たり

ミントを栽培する上で一番重要なのは日照量の調節です。日当たりの悪い場所はもちろんNGですが、日当たりが強すぎると葉やけして枯れる原因となるため、時間帯によって日陰になるようなところで管理し、特に強い西日が当たらないよう注意しましょう。また、風通しの良さにも気を付けてください。

切り戻し

繁殖力の強いミントは、あまりお世話をしない放任栽培でもどんどん生長します。

ただし、葉同士が密集しすぎると、病気の発生リスクが高くなるため、草丈が40ｃｍ程度になったら切り戻しを行いましょう。

草丈が20ｃｍ程度になるように剪定し、全体的に切り戻しを行うことで風通しを良くします。

切り戻しをした茎の葉はもちろん収穫できますし、切り取った下から新たな茎や葉が成長しますので、繰り返し切り戻しを行い、収穫も楽しみましょう。