プランター選びと土づくり

情報発信元 農業センター

最終更新日 2020年5月27日

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プランター選びと土づくり

まず、野菜づくりの土台となるプランター選びと土づくりが必要になります。初めて挑戦する方は少し費用がかかると思いますが、できるだけ基本に沿って栽培するほうが、失敗することも少なく、収穫の喜びも大きいでしょう。

プランターの選び方

市販されているプランターには大きく分けて3種類の形があります。根の張り方など作物の特徴によってそれぞれ適したプランターを選ぶことが重要です。とりあえず大きければ良いというものではありません。

深さ 容量 適応野菜
深型 30cmほど 20L ミニトマト・パセリ プランター深型
中型 15-20cmほど 10L

つるなしサヤインゲン・ミニキャロット・小カブ・ミニホウレンソウ・ミント・バジル

プランター中型
小型 10-15cmほど 5L

ラディッシュ(20日ダイコン)・

リーフレタス・コマツナ・タイナ

プランター小

プランターの底に注目

市販されているプランターの中をのぞくと、”すのこ”のような底上げする付属品がついているものがあります。これは、通気性や排水性を高めるためのもので、この付属品がない場合は鉢底石をプランターの底に敷くとよいでしょう。(3cmほど、みかんネットなどでまとめると後処理が楽です。)

すのこ
(底の付属品)

また、プランターの底に穴が開いているものがあります。屋内やベランダで栽培する場合、水や土が穴から出てしまいますので、受け皿などを用意してください。

底穴

土の選び方

続いてプランターに入れる土ですが、培養土というものを使うと便利です。培養土とは数種類の用土や肥料が配合された土のことで、花き用や野菜用のほか、トマトなどの特定の作物にはそれ専用の培養土があります。作りたい作物に合わせて選んでください。

培養土

元肥配合

特に初心者の方には”元肥配合”と書かれた栽培初期に必要な肥料が入っている培養土がおすすめです。

元肥配合

プランター用の土づくり

それでは、実際に土を入れていきます。

まず、通気用の穴に土や泥が詰まらないよう網(台所で使う水切りネットなどで代用可)を底に敷きます。

水切りネット


底上げする付属品がある場合はその上に、ない場合は、まず底に網を敷き、その上に鉢底石を入れてください。


続いて、培養土を入れますが、プランターが満杯にならないよう上から2~3cmまでとしてください。

土

次に、培養土の水分調整が必要となります。

水分量は培養土:水=4:1が目安ですが、一度に水を入れると均一な水分量にならないことから、複数回に分けて水を入れてください。

水分調整の注意点

土を手で握ると団子ができ、塊を割ったときに2,3個に分かれるくらいがちょうどいいでしょう。

団子
団子を作り指で押すと
割れた状態
塊が2,3個に割れる程度に

栽培環境

最後に、栽培環境について説明します。

もちろん、一番大事なのは日当たりの良いところに置くことですが、直接地面に置かず、すのこやブロックなどを使い、下方からも空気が入るようにしてください。

通気性

次に一番難しい水やりの頻度ですが、気温や生育状況にもよりますが、土の表面が乾いて白っぽくなったら、プランターの底から水が出てくるくらいたっぷりと注ぐのが基本となります。常時水に浸っているなど通気性が悪いと根腐れなどの原因となります。適正な水分量に注意しましょう。


以上で、プランター選びと土づくりは終了となります。

今後は作物ごとに分けて栽培管理のポイントなどをご紹介します。

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