旭川市・泉大津市 オーガニックビレッジ宣言について
旭川市・泉大津市 オーガニックビレッジ宣言について
旭川市と大阪府泉大津市は、みどりの食料システム戦略を踏まえ、生産及び消費の両面から環境に配慮した農業の推進を図るため、令和6年7月11日に全国初となる生産地と消費地の遠隔地連携による「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。
環境に配慮した農業の推進に伴い、生産者・消費者・環境それぞれにとって「三方よし」となるよう、持続可能な取組を創出するとともに、両市が直接「顔の見える関係性」でつながり、双方にとっての地域課題の解決が図られるような共存共栄の関係性を構築し、ひいては全国の「農業連携」のモデルケースとなることを目指します。
オーガニックビレッジ宣言書
有機農業実施計画
オーガニックビレッジとは
有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組を進める市町村のことをいいます。
農林水産省では、みどりの食料システム戦略を踏まえ、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地(オーガニックビレッジ)の創出に取り組む市町村の支援に取り組んでおり、このような先進的なモデル地区を順次創出し、横展開を図っていく考えです。
なお、令和3年5月に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに国内における有機農業の取組面積を全農地の25%(約100万ha)に拡大することを目標としています。
農林水産省 オーガニックビレッジのページ(新しいウインドウが開きます)
農林水産省 みどりの食料システム戦略のページ(新しいウインドウが開きます)
オーガニックビレッジ宣言における両市長コメント
泉大津市 南出賢一市長
都市部が安定した販路として農山村地域に働きかけ、双方の課題を解決できる共存共生の関係性を構築することが非常に重要であると考えている。今回の宣言をきっかけに、旭川市と密な連携を図り、子どもたちにより安全で美味しい給食を届けるとともに、「生産地×消費地」を繋ぐオーガニックブリッジを実現し、本取組みが農業連携のモデルケースとして全国各地へ広がることで、日本の持続可能な農業に貢献していきたい。
旭川市 今津寛介市長
今回の宣言は、旭川市の有機農産物の販路が、泉大津市を中心とした関西圏域へ広がることが期待できる。本市としても、環境に配慮した農業の拡大や、慣行栽培より高付加価値となる有機農業への転換に対して支援している。これを機に、有機農業に取り組む農業者が増え、旭川の農業の力を更に高め、生産者の所得向上に繋げていきたい。今後も更なる食の交流、両市の連携、グリーンツーリズムなどを通じた市民同士の交流も進めたい。