井上靖記念館の指定管理者を非公募とした理由
井上靖記念館の指定管理者を非公募とした理由
選定方法を非公募とした理由
井上靖記念館は、行政と文学に精通している団体等の協働により、旭川の文化のレベルを底上げし、文学活動の拠点としていくことを目的としています。具体的には、企画展示等のノウハウ、井上文学の研究等の蓄積、また、対外的な交流(市民、他館、支援団体等)を行う上で、文学への造詣や知識を基礎とした様々な意見等を取り入れることのできる施設運営を目標としているため、そのような能力を有する団体に委ねることが、記念館の設置目的及び趣旨にかない、文化芸術の振興につながるものと考えています。
「特定非営利活動法人旭川文学資料友の会」は、次の要件を満たすことから非公募により指定管理者として選定しました。
- 平成26年度から令和5年度まで「井上靖記念館」の指定管理者を、また、平成23年度から令和5年度まで「旭川文学資料館」の運営委託業務を受託し、ともに誠実に業務を履行しており、施設の管理運営能力を十分持つこと。
- 当該団体に所属している会員の大多数が文学に造詣の深い者及び興味のある者であり、展示及び普及事業等を行う上で、文学的知識を基礎とした様々な意見等を取り入れることができること。
- 事業計画書等の関係書類の審査を行った結果、管理運営のほか、展示及び普及事業等においても現行の水準を維持しながら、旭川文学資料館との連携企画の実施など、新たな事業展開を積極的に検討していること。
- 当該団体は、旭川にゆかりのある文学資料の調査、収集、整理保存及び展示に関する事業を行い、旭川の文化発展に寄与することを目的としている団体であり、現状の旭川文学資料館の運営に当たっては、多くのボランティアが参加しており、行政と市民の協働の促進が期待できること。
- 今後、指定管理者となることは、団体組織の基礎体力の強化にもつながり、井上靖記念館と旭川文学資料館を文学活動の拠点として長期的に旭川の文化発展に寄与することが期待できること。
指定期間
令和6年4月1日から令和11年3月31日まで
設置条例
旭川市井上靖記念館条例(新しいウインドウが開きます)