出火事例ファイル7 車両
出火原因事例ファイル
車両火災
出火事例
事例1 素人配線火事のもと

フロントから出火
会社員のMさん。彼女とドライブ中、ボンネットから煙が出てきた。
すぐに停車し、ボンネットを開けてみたところ、バッテリー付近が燃えていた。
フォグランプなどの電装品は簡単に取り付けられます。
しかし、取り付けネジが緩かったり、配線の取り回しなどが不備な場合、配線の短絡などにより火災になることがあります。
電装品の取り付けは確実にしましょう。
事例2 車の下に出火危険

真っ赤な触媒
10年前の外車を所有するSさん。最近エンジンの調子が悪い。
この日も外出のため、車庫内でエンジンをかけたが音が変だった。
そのまま暖気運転を続けていたところ、車の下から火が出てきて、愛車と物置を焼いてしまった。
触媒装置の温度は非常に高温になります。
特に、エンジン異常時は約1000度になることもあります。
車両下に可燃物があったりすると、輻射熱で燃え出します。
触媒装置が火を噴くこともあります。
異常を感じたら、早めの整備をしましょう。
事例3 つぶれた車

運転席
追突事故を起こしたKさん。ボンネットはかなり潰れていた。
自走で修理工場に向かったが、途中にボンネットから火が噴き出し、燃えだしてしまった。
バッテリーのターミナルとボンネットが接触ショートし、燃えだした事例です
車両は多くの電気配線が使用されています。
ショートなどでひとたび火を噴くと、被覆配線が一気に燃えだしてしまいます。注意しましょう。