油漏れの事故にご注意を
油漏れ事故にご注意を
家庭用灯油タンクの破損や劣化、草刈り機等による配管の切断により灯油が漏えいする事故。また、車両等の破損によりエンジンオイルやガソリン等が漏えいする事故の通報を年間数十件受けています。
油が漏えいすると土壌や地下水等の環境汚染を引き起こすことから、油の管理には十分ご注意していただくとともに、漏えいした場合には適切な処理や対策をお願いいたします。
油漏れ事故について
事故の原因
1 灯油タンクが原因の場合
- タンク本体の劣化や破損
- 配管の劣化や破損、接続不良
- ストレーナーの劣化や破損
- 草刈り機等による配管の切断
- くい打ち等による地下埋設配管の切断
2 その他
- 車両の破損によるエンジンオイルやガソリンの漏洩
- 灯油を使用する融雪機の劣化や破損
油漏れ事故が起きると・・・
- 火災発生の危険があります。
- 土壌や地下水を汚染し、地下水を使用する井戸や融雪槽に汚染が拡散する場合があります。
- 油が道路や河川に流出すると、対策として道路の補修や河川にオイルフェンスの設置が必要となります。この場合、管理者から高額な対策費用の支払いを求められる場合があります。
- 水道管付近に漏洩すると、水道水に油膜や油臭が付着して使用が困難になります。
- 家屋の床下等に多量に漏洩すると、室内で油臭を感じるようになります。
油が漏れてしまったら・・・
1 通報
油が流出したとき又はその疑いがあるときは、まずは火災の危険を防ぐため、119番又は最寄りの消防署に通報してください。その後、消防から当課に連絡があり、関係機関とともに現地確認を行う場合があります。
2 状況の確認と応急措置
- 発生場所、漏えいの原因、漏えい量、被害状況などを調べてください。
- 応急処置をしてください。(バルブを閉める。油の受け皿・バケツを置く等)
- 土壌に染みこんだ場合には降雨や降雪による拡散を防ぐため、漏えい箇所をブルーシート等で覆ってください。
3 対策の実施
- 油の除去は、本人(管理者または原因者)が行わなければなりません。
- 地中に染みこんだ場合には、土壌の掘削等により油を除去することが必要です。
- 掘削等により除去した汚染土壌は専門業者に処理を依頼する必要があります。
4 油を放置すると・・・
土壌に染みこんだ油は簡単には分解されず何年も地中に残ります。地中の油は地下水とともに移動することがあります。ご自身の敷地外に流出し、第3者に被害を与えると損害賠償請求される場合があります。
(※油を放置してその後、実際に起きた事例)
- 家を建てる場合や道路工事等の際に、土壌の掘削箇所から油が見つかった。
- 自宅敷地内に漏えいした油を放置して、地下水を使用する隣の家の融雪槽を汚染した。
- 近くの家の水道水から油臭がして水道の使用ができなくなった。
- 地中の雨水管にしみ出して管理者から雨水管の清掃費用の支払いを求められた。
お問い合わせ先
旭川市環境部環境指導課水・大気環境係
〒070-8525 旭川市7条通9丁目48番地 総合庁舎5階
電話番号: 0166-25-6369 |
ファクス番号: 0166-26-7654 |
メールフォーム
受付時間:
午前8時45分から午後5時15分まで(土曜日・日曜日・祝日及び12月30日から1月4日までを除く)