グリーン購入の取組について
グリーン購入とは
グリーン購入とは製品やサービスを購入する時に、環境のことや本当に必要かどうかをよく考え、環境への負荷ができるだけ小さいものを選ぶことです。
購入者が環境への負荷が小さいものを選ぶことで、製品やサービスの提供に関わる企業に環境への負荷が小さい製品の開発や経営努力を促すことになり、経済活動全体を変えていく可能性を持っています。
グリーン購入の必要性
大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済活動は、気候変動や環境汚染、資源の枯渇、増大する廃棄物等、深刻な環境問題をもたらしました。
限りある資源を持続的に活用し、将来世代に引き継ぐためには、使い捨て型の社会のあり方を見直し、持続可能な循環型社会を構築する必要があります。
環境への負荷が小さい製品やサービスへ需要を転換するため、グリーン購入の取組は有効な手段の一つになります。
私たちの暮らしの中で取り組めること
買う前に本当に必要かどうか考える
- 同じようなものや使いかけのものがなかったか考えます。
- お買い得やおまけにつられて、必要以上に買おうとしていないか考えます。
- レジ袋や包装などを必要以上にもらおうとしていないか考えます。
環境を考えて作られたものを選ぶ
- 使い捨てではなく、原材料がリサイクルされているもの(再生品)を選びます。
- 低・無農薬、有機肥料で育てた材料を使用した品物を選びます。
(周りの自然に与える影響を抑えられます。)
- 旬や地場の食材を選びます。
(季節外れのハウス栽培や遠くから運ばれる農産物はエネルギーを多く使います。)
長く大切に使えるものを選ぶ
- 一時的に使用するものは、共同利用やレンタルを利用します。
(そのもの自体は多くの人に長く使われます。)
- 省エネ型電球(LED等)は消費電力が少ないので二酸化炭素排出量が少なく、長寿命なので買い替え回数も少なくなります。
- 成長に合わせて調節できるものや、中身のアップグレードできるもの選びます。
- 修理、部品交換がしやすいものや、リフォームできるものを選びます。
使い終えたらごみが少なくなるものを選ぶ
- 必要以上の包装はしてもらわないようにします。
- 文房具や洗剤等は中身を詰め替えられるものを選びます。
- 一度使ってすぐにリサイクルするのではなく、そのままの形でくり返し使えるリユースびん(回収して再使用されるびん、例:ビールびん、牛乳びん)やマイボトル、マイバッグを利用します。
- どうしてもごみになるものは、素材ごとに分けやすく、材料に有害物質の使用が少ないものを選び、正しく分別します。
参考
環境省 グリーン購入のページ(新しいウインドウが開きます)
環境に配慮した商品を選ぶ
グリーン購入に取り組むときには、環境ラベル等の情報を活用しましょう。環境負荷の小さい製品を選択するときの参考になります。
- グリーン購入ネットワーク(GPN)のページ(新しいウインドウが開きます)
グリーン購入に必要な情報の収集・提供等、企業・行政・消費者がそれぞれの方針で自主的に取り組むことを支援し、持続可能な社会経済づくりに寄与することを目的とする組織です。
環境配慮型製品等を掲載しているデータベース「エコ商品ねっと」では環境ラベル取得商品やグリーン購入法に適合した製品等を検索することができ、製品・サービスを環境面から比較選択できます。
- 環境省 環境ラベル等データベースのページ(新しいウインドウが開きます)
環境省では環境物品を選ぶための情報源として、環境ラベル等を紹介する「環境ラベル等データベース」を運用しています。
- 環境省COOL CHOICE(しんきゅうさん)のページ(新しいウインドウが開きます)
省エネ家電への買換えによる二酸化炭素削減効果やランニングコスト削減効果等が簡単にわかるページです。