くみあい乳業株式会社の取組事例
令和5年度旭川市ごみ減量等推進優良事業所 ゴールド事業所の取組
徹底したリユース・リサイクルの取組を会社全体で推進
くみあい乳業株式会社
くみあい乳業株式会社は、昭和30年に発足した、旧永山農協牛乳処理工場を前身とし、昭和55年に設立されました。現在は、よつ葉乳業株式会社のグループ企業とし牛乳や乳製品等の製造販売を行い、旭川から良質な製品を発信し、北海道酪農の維持・発展に貢献しています。
くみあい乳業では、よつ葉乳業グループの一員として、よつ葉環境目標を軸とした3Rの取組を進めており、環境委員会を定期的に開催し、ごみの減量やリサイクルについての検討や情報共有を行っているほか、グリーン購入等についても具体的な目標を定めて実践しています。
資源化率は、94パーセントから90パーセント前後と非常に高い水準を維持しており、会社全体で徹底したリユース・リサイクルの取組が実施されています。
徹底した紙の排出抑制の取組
社内メールシステム
社内LANシステムによるデータでの情報共有や、社内メールシステムを利用した連絡の徹底により、徹底した紙の排出抑制に取り組んでいます。
また、紙ベースで処理してきた書類等を再度見直し、電子データでの処理を徹底することや、どうしても必要な紙類については、裏紙利用、リサイクルを徹底するとともに、シュレッダーダストについても専門業者によるリサイクルを行っています。
牛乳パックのリサイクル
紙パックのリサイクル
業務上発生する牛乳パックについては、汚れた物や従業員の個人消費のものも含め、全て洗浄しリサイクルしています。
輸送容器等の再使用の徹底
再利用可能な液体輸送容器
生産した生乳等の輸送に「マキシコン」と呼ばれる液体輸送容器を使用しています。
以前は、輸送容器が老朽化したり、破損したりすると全て廃棄していましたが、こちらの容器は専門業者からレンタルして使用しており、使用後は業者で容器の洗浄、消毒、破損個所の修理を行い、何度でも再利用することが可能なため、ごみの排出抑制につながっています。
また、工場内で使用する洗剤や薬品類もすべてリターナブル容器を採用し、使用後は納品業者が回収して再度利用することでごみの減量につながっています。
汚泥を再利用した堆肥の製造
汚泥堆肥製造施設
工場の排水施設から発生した汚泥を、社内の専用施設で、微生物による活性化、脱水等を行い汚泥堆肥を製造しています。
この堆肥は、肥料取締法の基準を満たしており、現在は農協を通じて生産者へ販売され、作物の栽培に利用されています。
清掃活動の取組
地域清掃活動
くみあい乳業では、定期的に、社員による工場周辺の地域清掃活動を行っています。
また、市が主催する「ごみのポイ捨て禁止運動」にも参加され、地域の美化活動に積極的に取組んでいます。