株式会社須田製版旭川支社の取組事例
令和4年度旭川市ごみ減量等推進優良事業所 ゴールド事業所の取組
紙類の徹底したリサイクルとごみの減量に向けた様々な取り組みを推進
株式会社 須田製版 旭川支社
株式会社須田製版は、大正12年(1923年)写真製版を専業とした「須田写真製版所」として札幌で創業し、約100年の歴史を誇る企業です。また、昭和33年には旭川支社を開設し、オフセット印刷などの印刷部門はもちろん、近年はWebデザインやAR(拡張現実)、デジタルサイネージなどの分野にも進出するなど、北海道を代表する印刷会社です。
企業全体でごみの減量、資源化に取組んでおり、電子決済の導入や社内LANなどの構築により、パソコンやWEBなどのシステムを有効に活用し、ペーパーレス化の促進とごみ削減に取組んでいます。
また、ごみの分別徹底にも取組んでおり、デザインを扱う企業らしく、見やすくて分かりやすい表示がされた分別スペースは、常に整理整頓され非常にきれいな状態を保っており、あわせて各部署から排出されるごみにはすべて部署名を記入することで、正しい分別の徹底につなげています。
電子化によるペーパーレスの取組
紙の発生抑制を抑制するため、新たに電子決済(印刷管理)システムを導入し、社内LANシステムと合わせてペーパーレスの取組を進めています。社内LANによる情報の共有や、電子決済による見積もりから受注、製造、納品といった一連の流れにシステムを活用することで、伝票類などの削減につなげています。また、各種会議についても、ノートパソコンやタブレットなどを活用した、ペーパーレス会議を推進しており、本社や各支店間の会議ではテレビ会議システムを導入して、不要な資料類の削減に努めています。
整理整頓された分別スペースと正しい分別の徹底
社内には部署ごとに分別スペースが設けられています。
印刷会社の特徴を生かして、カラフルで分かりやすい分別表示がされており、一目で分別の種類が理解できるようになっています。
また、分別スペースは事務部門だけではなく、工場部門においても常に整理整頓され清潔に保たれており、さらには排出するすべてのごみに部署名を記入し、誤った排出があった場合は直接指導するなど、正しい分別の徹底と社内環境の維持、向上に取組んでいます。
紙類の削減と徹底的なリサイクル
業務上、最も多く排出される紙類については、一般廃棄物、産業廃棄物ともに5種類に分別され、一部の汚れた物等を除き、シュレッダーダストを含めて全てリサイクルされています。
紙類以外にもインクの缶や印刷時に発生する廃液、不要となったパソコン類などについてもリサイクルを行っており、紙類以外の物についても、徹底した削減とリサイクルに取組んでいます。
予約制の社員食堂
社内にある社員食堂は、予約制となっており、注文のあった分だけ仕入れを行い、調理することで、食品ロスの削減に取組んでいます。
また、食堂では再利用可能なエコ箸の利用や、社員一人ひとりがマイカップを持参することで、割り箸や紙コップなどのごみの削減につなげています。
地域清掃活動
例年4月から10月の間の毎週火曜日に、社員全員が4班に分かれて、会社周辺の清掃、ごみ拾い、草むしりなどを行う活動を平成21年から続けており、地域の環境維持に貢献しています。
また、旭川市が主催する「ごみのポイ捨て禁止運動」にも毎回参加され、地域だけではなく全市的なボランティア活動にも積極的に取組まれています。