旭川ごみ通信 第31号
平成27年9月発行
「旭川ごみ通信」では、ごみに関する情報を、町内会の皆様にお届けします。
ガス缶・スプレー缶をごみに出す場合、平成27年10月1日からは穴を開けずに出してください。
ガス缶等を中身が残ったまま排出されますと、収集車の火災事故の原因となるため、中身を使い切り、屋外など風通しの良い場所で、できるだけ穴を開けてから排出していただくようお願いしてきましたが、屋内で穴あけをした場合、残っているガスに引火して火災事故となるおそれがあることから、今後は中身を使い切り、穴を開けずに排出していただくことに変更します。
なお、ガス缶等は、これまでと同じく、透明又は半透明の袋に入れて、「燃やせないごみの日」に排出してください。
10月からのガス缶・スプレー缶の出し方
中身を使い切り、危険ですので穴を開けずに透明又は半透明の袋にいれてください。
お住まいの地域の「燃やせないごみ」の日に指定袋とは別にしてごみステーションへ出して下さい。
緑色の指定袋には絶対に入れないでください。
問い合わせ先 旭川市クリーンセンター 電話 36-2213
家庭用パソコンの拠点回収を平成27年9月30日で終了します。
平成27年10月からは回収拠点に家庭用パソコンを持ち込むことは出来ません。
「メーカーによるリサイクル」での処理をお願いします。
メーカーによるリサイクル方法
(メーカーに申し込み、送付されてくる「エコゆうパック伝票」を使って処分します。)
PCリサイクルマークの付いている製品
- リサイクル料金は必要ありません。回収はメーカーにお申し込みください。
PCリサイクルマークの付いていない製品
- リサイクル料金の支払いが必要です。料金は各メーカーにお問合せください。
メーカー連絡先等の問い合わせ先
一般社団法人 パソコン3R推進協会
電話 03-5282-7685
ホームページ http://www.pc3r.jp/
問い合わせ先 旭川市クリーンセンター 電話 36-2213
特集 ごみ処理の現状
平成26年度の家庭ごみの排出量は、平成25年度と比べて約1,700トン減量となりました。ごみが減った要因として、燃やせるごみが前年より約1,300トン余り減少したことが挙げられます。一方で資源ごみの排出量はほぼ横ばいの状況となっています。
今後とも、ごみの減量や資源ごみの分別の徹底など、市民の皆様の御協力をお願いします。
過去5年間の家庭ごみの排出量
- 平成22年度 総量74,804トン
粗大ごみ等3,570トン 資源ごみ等17,017トン 燃やせないごみ7,824トン 燃やせるごみ46,393トン
- 平成23年度 総量73,514トン
粗大ごみ等2,706トン 資源ごみ等16,678トン 燃やせないごみ8,002トン 燃やせるごみ46,128トン
- 平成24年度 総量74,460トン
粗大ごみ等2,751トン 資源ごみ等16,768トン 燃やせないごみ8,158トン 燃やせるごみ46,783トン
- 平成25年度 総量74,097トン
粗大ごみ等2,673トン 資源ごみ等16,906トン 燃やせないごみ8,634トン 燃やせるごみ45,884トン
- 平成26年度 総量72,370トン
粗大ごみ等2,513トン 資源ごみ等16,869トン 燃やせないごみ8,374トン 燃やせるごみ44,614トン
ごみの内訳
平成26年度に旭川市内で排出された家庭ごみは72,370トン
燃やせるごみ61.6パーセント 燃やせないごみ11.6% プラスチック製容器包装8.2パーセント 空き缶・空きびん・紙パック・家庭金物6.6パーセント 紙製容器包装2.9パーセント 段ボール2.5パーセント ペットボトル1.7パーセント 乾電池・蛍光管・廃食用油・布類・小型家電等1.4パーセント 粗大ごみ2パーセント 自己搬入等1.5パーセント
燃やせるごみ・燃やせないごみの組成
平成26年度には5年ぶりに家庭ごみの組成調査をおこないました。
前回調査と比較して燃やせるごみでは、生ごみの割合が約2パーセント減少し、燃やせないごみでは、不適物の割合が半分以下になり、正しい分別が進んでいます。
燃やせるごみ
生ごみ41パーセント(平成21年の調査では43パーセント) 新聞1.2パーセント 雑誌0.3パーセント 雑紙5.4パーセント その他可燃物42パーセント 不適物10.1パーセント
燃やせないごみ
不適物10.8パーセント(平成21年の調査では21パーセント) プラスチック製品8.1パーセント 金属4.6パーセント 陶器・ガラス1.3パーセント 小型家電7.5パーセント その他不燃物67.7パーセント
ごみ処理にかかる費用と資源物の売却益
旭川市のごみ処理費用
総額
約40億3,600万円(平成26年度実績)
※処理費用には、業務委託、施設等の減価償却費、職員の人件費などを含みます。
収集運搬費用前年(平成25年度)比プラス7,800万円
焼却費用前年(平成25年度)比プラス2,400万円 埋立費用前年(平成25年度)比プラス1,600万円
収集17億1,400万円 焼却8億7,500万円 紙製容器包装5,300万円 プラスチック製容器包装1億4,800万円 ペットボトル5,700万円 廃食用油・剪定枝・布類2,100万円 空き缶・空きびん・紙パック・家庭金物・リターナブルびん・布類・小型家電・古紙・新聞・雑誌・金属類・プラスチック製品・傘1億4,700万円 乾電池・蛍光管1,800万円 埋立10億300万円
平成26年度ごみ処理費用の総額は、約40億3,600万円であり、平成25年度(約38億8,900万円)との比較では、約1億4,700万円の増額となりました。
増額となった主な理由は、委託の労務単価の上昇や、消費税率の上昇、燃料単価の上昇などによるものです。
ごみ処理費用を市民1人当たりに換算すると、年間11,617円となります。
ごみに関する収入
総額 約11億4,300万円(平成26年度実績)
内訳 指定ごみ袋手数料 5億1,300万円 粗大ごみ手数料等3,800万円 事業系ごみ搬入手数料等2億8,300万円 資源売却等3億900万円
平成26年度のごみに関する収入は、約11億4,300万円であり、ごみ処理費用全体の約3割になります。
平成25年度(約11億3,300万円)との比較では、約1,000万円の増額となりました。
これらの収入は、ごみ処理費用に掛かる貴重な財源として活用しています。
ごみ処理等の数値目標
旭川市では、ごみ処理基本計画において、ごみの排出量削減などの数値目標を立てています。
この計画は、市民・事業者の皆様との目的や情報の共有が重要となりますので、引き続き清掃指導員の地域との連携した取組や、ごみに関する情報の発信を進めてまいります。
ごみの総排出量目標
平成21年度(基準年度)総量121,704トン 集団回収量10,999 事業系ごみ37,936トン 家庭ごみ72,769トン
平成26年度 総量118,548トン 集団回収量11,045トン 事業系ごみ35,133トン 家庭ごみ72,370トン
ごみの目標値
(中間年度)
平成27年度 総量108,800トン 集団回収量11,300トン 事業系ごみ26,300トン 家庭ごみ71,200トン
(最終年度)
平成32年度 総量100,000トン 集団回収量11,800トン 事業系ごみ20,100トン 家庭ごみ68,100トン
ごみの減量化を進めるために、身近なことから始めましょう。
必要以上に買いすぎない。
生ごみは水分を十分に絞る。
生ごみの約80パーセントは水分です。
そのため、排出前の水切りはごみの減量化に大変効果的です。
本計画の最終年度(平成32年度)の目標を達成するためには、1人1日当たりの排出量を、現在の935グラムから800グラムに減量する必要があり、さらなる減量化の取組や対策が求められますが、市民や事業者の皆様と協力しながら、ごみの削減を進めてまいります。
リサイクル率の目標【平成27年度に25パーセント、32年度までに30パーセントへ上げる】
(基準年度)平成21年度21.6パーセント 平成25年度22.9パーセント
ごみ目標値 平成27年度(中間年度)25パーセント 平成32年度(最終年度)30パーセント
旭川市の平成25年度のリサイクル率は、全国平均(20.6パーセント)を上回っており、中核市43市(現在は45市)の中では13位に位置しています。
今年度はごみ処理基本計画の中間年度に当たり、計画の見直しを行っています。
今までの取組を検証して、より効果的な取組をすすめ、さらなるリサイクル率の向上を目指しています。
引き続き、新たな分別や資源化に向けた調査・研究を行ってまいりますので、今後も、皆様の御理解と御協力をお願いします。
問い合わせ先 旭川市クリーンセンター 電話 36-2213