「生活・学習Actサミット」について
「生活・学習Actサミット」について
令和7年度「生活・学習Actサミット」を開催しました
令和7年7月24日(木)、10回目の生活・学習Actサミットを開催しました。そこでは、旭川市内の中学生60名が児童生徒を主体とするよりよい生活や学習の在り方について、スクールカウンセラーや元警察官、保護者、小中学校長など10名の専門的な見地を有する方々から助言を得ながら、大きく2つの視点で協議を行いました。
協議1では、学校いじめ防止基本方針(児童生徒版)や、児童会・生徒会チャンネルの内容を踏まえ、生徒が主体となった自校のいじめの未然防止等のための取組について協議する場を設けました。
【生徒の主な感想】
・傍観者を生む環境や雰囲気が、いじめを生む大きな原因になることを改めて学びました。
・SNSを使う際、自分や、自分の周りの人を守るために、写真をあげてよいかどうか、個人情報は書いていないかどうかなど、細かなところまで気を遣うことの重要さを学びました。
・いじめの未然防止においては、「お互いを知って、お互いを尊重すること」が大切だということを学びました。
協議2では、旭川市教育委員会の指導主事が旭川市の生活習慣・学習習慣の課題について伝えた後、生徒が旭川市の小・中学生の実態を踏まえ、自校での取組や改善のアイディアについて考え協議する場を設けました。
【生徒の主な感想】
・ただ生活目標や学習目標を立てるだけではなく、具体的に「いつまでにやるか」「何をするか」について、見通しをもつことが大切だと学びました。
・学校の取組として、ノーメディア週間の頻度を増やしたいと思いました。
・学習係が、定期テスト前に対策問題を作成する取組を行っている学校があったので、参考にしたいです。
引率された先生方からは、「旭川市内の生徒会役員が一堂に会する大変有意義な機会であり、生徒だけではなく教師にとってもためになる取組でした」「生徒同士の交流を通して、自分自身の考えを深化させていく過程を見ることができ、とても有意義な時間でした」等の意見・感想が寄せられました。
生活・学習Actサミットで経験したことについて、2学期以降の生徒会活動に生かすことを期待するとともに、今後も、旭川市では、児童生徒が生き生きと生活・学習に望める環境づくりを支援してまいります。
令和7年度「生活・学習Actサミット」の開催報告はこちらです(PDF形式 599キロバイト)
令和6年度「生活・学習Actサミット」を開催しました
令和6年7月24日(水)、旭川市中学校連盟生活部との共催により、令和6年度「生活・学習Actサミット」を開催しました。
今年度のサミットは、旭川市内の中学生57名が旭川市いじめ防止基本方針を踏まえた児童生徒が主体となった取組の推進について、弁護士や心理士、保護者、小中学校長など9名の専門的な見地を有する方々から助言を得ながら話し合いました。
当日は、生徒がいじめの問題を自分事として捉え、自ら考え、行動することによって各学校におけるいじめ防止の取組を充実させることができるよう、「2学期以降に中学校区で行う児童生徒が主体となったいじめの未然防止の取組の重点について見通しをもつ」ことを目指し、2つの協議場面を設定しました。
協議1では、学校いじめ防止基本方針(児童生徒版)や児童会・生徒会チャンネルの内容を踏まえ、生徒が主体となった自校のいじめの未然防止等のための取組について交流する場面を設定し、生徒が、自校と他校の取組を比較・関連付けできるようにしました。
協議2では、協議1での交流を踏まえ、生徒が自校の取組を検証し、2学期以降、中学校区で取り組む内容について焦点化できるようにしました。
本サミットでは、生徒から、「私たちの中学校区では、お互いに思いやりをもって行動するために、友達のよさを伝え合う活動に力を入れていきたい。」「私たちの中学校区では、自分や友達が困ったときにすぐに相談できる仕組みを作りたい。」等の意見が出されました。
本サミットを踏まえた各中学校区における取組の一部を紹介します。
・いじめを防ぐために良い行動を増やすことを目的とした月別活動目標の設定
・「いじめは絶対にしない」という意思表示をするオレンジリボン運動
・SNSの適切な使い方について交流するいじめ根絶集会
・いじめ防止に向けて共通理解を図る「いじめスローガン」の作成
・いじめ撲滅に向けた決意をカードに書き、共有する「ハートカード」の取組
今後も、旭川市では、学校で行われる学級活動や児童会・生徒会活動において、児童生徒同士がいじめの問題を自分のこととして捉え、考え、議論することにより、いじめに正面から向き合い、いじめの防止等に主体的に取り組む活動を支援してまいります。
令和6年度「生活・学習Actサミット」の開催報告はこちらです(PDF形式 491キロバイト)
「生活・学習Actサミット」とは
旭川市内27の中学校の生徒と教員で構成する旭川市中学校連盟生活部との共催で行われ、生徒会役員を中心とする生徒が集まり、身近な課題や問題について、保護者代表や教育関係者、弁護士等の専門家の方々の意見を参考にしながら、協議を行っています。
これまでには、「スマートフォンやゲーム機などのメディアとの関わり方」や「いじめの未然防止に向けた取組」などについて話し合い、各中学校の取組の充実や、校区の小学校とも連携した取組が行われています。令和2年度には、本サミットでの提案を契機として、全小・中学校において、医療に携わっている方々への応援メッセージの作成や、新型コロナウイルス感染症の感染者等への差別を許さない意思を表示する「シトラスリボン運動」が行われるなど、全市的な取組に発展しました。
関連ファイル
お問い合わせ先
旭川市教育委員会 学校教育部主幹付(いじめ対策担当)
〒070-0040 旭川市10条通11丁目 旭川市子ども総合相談センター
電話番号: 0166-76-5523 |
ファクス番号: 0166-26-5508 |
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