令和3年度第2回総合教育会議における市長からのいじめの重大事態に係る調査について、依頼事項への対応について次のとおり市長に報告しましたのでお知らせいたします。

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旭川市長 様

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     　令和3年10月29日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     　旭川市教育委員会

令和3年度第2回総合教育会議における市長からのいじめの重大事態に係る調査についての依頼事項への対応について、旭川市いじめ防止等対策委員会から確認した事項を御報告いたします。

1 市長から旭川市いじめ防止等対策委員会への依頼事項
(1)第三者委員会におけるスピード感をもった丁寧な調査の実施
(2)御遺族及び御遺族側弁護団と連携し、御遺族に寄り添った10月中の中間報告及び定時報告の実施
(3)可能な限り年内、遅くても年度内の最終報告の実施
(4)関係する児童生徒、教職員、教育委員会職員に対するヒアリングの速やかな実施

2 旭川市いじめ防止等対策委員会への聴き取りによる確認事項

(1)について
・本事案については、御遺族の意向に寄り添った調査が必要であること、社会的な注目が高いこと、関係者が複数の学校に及ぶこと、いじめとされる事案が発生してから亡くなられるまでに長い期間があることなどから、多角的かつ慎重に協議を進めてきた。
・現在、調査の準備が整ってきたこともあり、今後、スピード感をもって調査を進めることができる状況である。今後も、御遺族及び弁護団と連携しながら調査等を進める。
(2)について
・御遺族側とは、これまでも、対策委員会委員の選任や御遺族側からの要望等の聴取、対策委員会の会議後の概要報告等、必要に応じて連携を図ってきた。
・10月に実施した御遺族側からの要望の聴取や調査方法等の協議を通じて、御遺族側の意向も把握できたところであり、引き続き、御遺族とのコミュニケーションを重視しながら調査に取り組む。
・御遺族に対しては、中間報告的に調査の進捗や今後の見通し等について説明を行った。
・調査結果やいじめの認知に係る報告など公表ができるようになるまでには、しばらく時間がかかる。また、定時報告については、対策委員会の会議後における概要説明や調査の進捗状況等について、適時お伝えする。
(3)について
・アンケートや聴き取り調査等を通じて新たな情報が得られる可能性があるなど、見通せないところがあり、現段階では、最終報告の明確な時期などを示すことは難しいが、市長の考えも踏まえ、1日も早く最終報告ができるよう調査を進める。
・調査に係る情報発信については、現在、調査に支障のない範囲で公表しているが、例えば、事実認定に係る調査の終了、また、いじめに関する事実関係の検証など、節目における情報提供に努める。
(4)について
・11月上旬には関係する教職員への聴き取り調査を開始するとともに、関係学校の児童生徒へのアンケート調査の実施の目途が立った。その他、関係する児童生徒、教育委員会職員に対するヒアリングにも順次着手する。