子ども・子育て審議会第2回市立保育所の在り方等に関する専門部会

情報発信元 子育て支援課

最終更新日 2016年4月6日

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子ども・子育て審議会第1回市立保育所の在り方等に関する専門部会会議録

・ 日時 平成27年12月14日(月曜日)18時25分~20時15分
・ 場所 第二庁舎2階会議室
・ 出席者 佐々木委員、佐藤委員、武田委員、宮崎委員
こども育成課 堀内課長、飯森主幹、宮川主幹、岸田所長、佐竹所長、多田所長、武田主査

議事

第1章及び第2章の再協議について

第1回部会において、第1章及び第2章について事務局で整理し、再度、協議を行 うこととされていたため、修正版をもとに再協議を行った。
(委員)
・ これまでの先駆的取組の調査による成果物であるとか、特別支援保育の拠点とし ての取組について、公表できるものもあるのではないか。今後、全ての子どもに対 して取り組んでいくに当たり、成果の公表とともに、全園に拡げていくための工夫 が必要。
(委員)
・ これまでの取組について、市立保育所運営方針進捗状況評価書で総括を行ったと のことだが、そもそも誰が評価を行ったのか。
(事務局)
・ 基本的に、市立保育所の保育士を含めて部内で行い、6月19日に開催した旭川 市子ども・子育て審議会に報告している。
(委員)
・ 外部の旭川民間保育所相互育成会等に評価をしてもらう方法もあったのではない か。今後、評価の手法について、第三者の目で見ていくなど検討が必要。
(事務局)
・ これまでの方針については、進行管理の取組が手薄となったため、次期方針にお いては、毎年度、部内で集中的に議論し、旭川市子ども・子育て審議会に報告する 形をしっかりと進めていきたい。
(部会長)
・ 他に意見が無いようなので、第1章については、修正案のとおりとする。
第2章についてはどうか。
(委員1)
・ 国では保育所保育指針の改訂をスタートさせるとのことであり、この中で、ソー シャルワーカーの登用が検討されると聞いている。保育を基盤としたソーシャルワ ーカーが必要だと思うが、どうか。
また、現状では療育の場は、療育センターしかない。診断名は付かないが、支援 が必要と思われる子どもはどこに行けば良いのか。児童デイだけで良いのか。次期 方針は、そこは見ないで保育所の考え方だけを整理して進めていくのか。療育は念 頭に置かなくても良いのか。
(事務局)
・ 様々な社会資源を活用しながら支援するためのコーディネートは必要だと考えて いる。
療育につながらない、あるいは保護者の受容を図る必要がある場合は、これまで、 こども通園センターが受け皿となっていたが、今後、これらの役割は、子ども総合 相談センターが、つなぎの役割を担い、拠点保育所においても受け皿の一つとなっ ていくものと考えている。
(委員)
・ カリキュラムも変わり、今の学生は、療育について厚く学んでいるが、既に勤務 している保育士については、ブラッシュアップ、キャッチアップの研修が必要であ る。来年度、市保育士に対してどのような研修を考えているのか。
(事務局)
・ 1月中に市保育士等から構成するWGを立ち上げ、検討をしていく予定。
(部会長)
・ 委員1の意見を踏まえた修正を行う他は、修正案のとおりとする。

第3章 取組の内容

(委員)
・ 人材育成の取組として、公開保育的なことを実施していくと思うが、どのような 形で実施するのか。また、学識経験者との関わりについてどのように考えているの か。
(事務局)
・ これまでの実績として、旭川ウェルビーイング・コンソーシアムとの連携等があ るが、今後、公開保育の在り方も含めて検討していきたい。
(委員)
・ 発達支援コーディネーターはどのようなものか。
(事務局)
・ 保育を中心に、療育、医療、小学校教育等の関係する分野において、子どもにと って望ましい支援を提供するための調整を担う人材を育成していきたいと考えてい る。
(委員)
・ 仙台市では、民間保育所を含めた主任クラスが、発達診断をできる力を付けるた めの取組を行っている。このコーディネーターについて、市の保育士だけを想定し ているのか。
(事務局)
・ まずは、市保育士に対する取組として考えている。
(委員)
・ 市保育士であれば、誰でも様々な職場を経験していれば、自動的にコーディネー ターになれるような性質のものを考えているのか。
(事務局)
・ 関係機関・団体等から頼りにされる存在にならなければコーディネートはできな い。そういう意味では、簡単なことではないと考えている。
(委員)
・ いつから開始する予定なのか。
(事務局)
・ 整理しなければならない事項もあるので、旭川市子ども・子育てプランの期間内 に間に合うかどうか。
(委員)
・ 未就学児のコーディネートは必要なのか。障害を認めたくない親に対して、「必 要」というのは、いかがなものか。
(事務局)
・ 一方的に療育につなげるのではなく、関係機関・団体と連携しながら、子どもと 保護者の状況に応じた支援を提供していきたいと考えている。
(委員)
・ コーディネーターの響きは良いが、聞く側も聞く気が無ければコーディネートは 難しい。コーディネーターが断片的なことで判断して、保護者との関係性を壊すく らいなら、保育所における日頃からの関係を重視した取組が大切。巡回相談の取組 を見ると、悪い状況になるのではないかと懸念している。
(事務局)
・ 市保育士に対するコーディネートを担う人材の育成とともに、私立認可保育所等 の保育士に対する取組も進めていく必要があると考えている。お互い連携しながら 信頼関係を構築していくことが大切。
(委員)
・ 英才児についての考えはあるか。特異な才能を持つ子どもへの対応も必要。発達 の遅れのみに対応するのではなく、英才児に対する取組の視点も加えてほしい。
(委員)
・ 保護者に対する支援は無いのか。保護者自身が学ぶ場の提供が必要ではないか。
(事務局)
・ 保護者に対する取組として、園開放や地域子育て支援センター、子ども総合相談 センター等の取組があるが、市保育士としてどのように関わっていくのか、検討し ていきたい。
(委員)
・ 関係機関・団体というのは、どのようなものか。
(事務局)
・ 保育所、幼稚園、医療機関等の子ども・子育て支援に関係するところを幅広く含 めている。
(委員)
・ 特別支援保育については、市内の保育所のうち26か所で実施しているが、拠点 保育所では、どの程度の人数を受け入れようとしているのか。また、気管切開や胃 ろうの子どもも受け入れるのであれば看護師が必要であると思うが。
(事務局)
・ 定員等を含めて検討段階であるが、現在、66名の定員となっているが、特別支 援保育を厚くするため、この定員は少なくなると思う。体制について、保健師等の 配置を含めて検討していくことが必要だと考えている。
(委員)
・ 札幌では、人工呼吸など、保育所では預かってもらえない子どもを預かるため、 法人を立ち上げて対応している。10名定員で、経管栄養等の子どもも集団で受け 入れている。障害という言葉で整理するのは簡単だが、市は、どこまで本気で取り 組もうとしているのか。重度障害の子どもに対して、居宅訪問も行う覚悟があるの か。全ての子どもと言いながら対象にならない子どもが生じないことを願う。
(委員)
・ 自立歩行ができない子どもや気管切開の子どもをどの程度まで受けていこうとし ているか気になっている。
(委員)
・ 重度の子どもも受け入れるならば、医療機関との連携や介護士の関わりも含めた 取組が必要になってくる。今後、どこまで取り組むのかについて見通しを持たなけ ればならない。
(事務局)
・ 制度の狭間に埋もれてしまう子どもが生じないことと、子どもの状態で選り好み できないという認識を持ち、考えていきたい。取組として、拠点保育所で受け入れ る、あるいは、民間で受けてもらっているところに市保育士を派遣する、家庭訪問 を実施する等、検討していきたい。
・ 地域で見てほしいという要望に対しては、近くの市立保育所で受け入れる。市立 保育所としても、保護者が望むならば、拒否する理由はない。
(委員)
・ 近くの保育所で受け入れる上で、どこまで対応するのか整理が必要。
現行の3時1分の配置基準では、対応できないケースも出てくる。全て拠点保育所 で対応できるのであれば、それはそれで良いが、全部は無理だと思う。そのため、 私立認可保育所における保育環境の充実も大切だと思う。
(委員)
・ みどり学園やわかくさ学園と保育所との交流保育を充実することが、子どもや保 護者、事業者にとって、障害児施設との垣根が低くなることにつながると思う。
(委員)
・ 希望がある時に、障害児が利用できる体制を確保してほしいとの意見であったと 思う。
(委員)
・ インクルーシブ教育についてどうなっているのか。
(事務局)
・ 理想的ではあるが、現状としては、子ども・子育てプランに基づき、特別支援保 育の実施か所数を整理し、か所数の拡大に向けて取り組んでいるところ。
(委員)
・ 実施していく上で、取組は慎重に考えていく必要があると思う。
(委員)
・ 特別支援保育の対象となるのは、保護者が認める認めないではなく、支援が必要 な子ども、という位置付けで良いか。
(事務局)
・ 昨年度、旭川市子ども・子育て審議会でも報告したが、保育所の実態を踏まえた 形でのものに見直しを進めていこうとするもの。しかしながら、予算措置を伴うも のなので、まだ、具体的なものになっていない。
(部会長)
・ 第3章については、今後、具体的に検討を進めることが必要な事項はあるが、案 のとおりとする。

第4章 進行管理

(委員)
・ 今年度、どのように進めていくのか。
(事務局)
・ 答申を受け、次期方針の確定作業を行いながら、1月に、市保育士等から構成す るWGを立ち上げ、平成28年度から実施できるものは順次、進めていきたい。
(委員)
・ 今後は、旭川市子ども・子育て審議会が関わっていくことになるのか。
(事務局)
・ 毎年度の取組状況等を審議会に報告し、いただいた意見等を、次年度の取組に反 映していく仕組み考えている。また、本部会における調査審議の結果については、 1月中旬以降に開催予定の旭川市子ども・子育て審議会において報告し、今後の審 議会の関わりについても説明する。
(部会長)
・ 第4章については、案のとおりとする。

次回以降の開催日及び調査審議事項について

次回は、12月21日(月曜日)18時半から開催することとし、答申内容の取りまと めを行うことを確認し、終了。

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