四種混合ワクチンの自主回収について

一般財団法人 阪大微生物病研究会（以下「阪大微研」という。）で製造された製品の一部において、有効成分の1つ（不活化ポリオウィルス3型のD抗原量）が有効期間内に承認規格を下回ったことから、自主回収を行ったと発表がありました。

自主回収対象となった製品情報 

自主回収対象となった製品の有効性について

自主回収対象の製品と同等の有効成分量を持つワクチンを使用した場合でも十分なポリオウィルス（3型）に対する抗体を獲得することが臨床試験において確認されています。また、当該製造番号の製品に関し、現時点で安全性に影響があったとの報告はありません。

抗体検査・追加接種について

当該製造番号のワクチンを接種された方の中で、御希望される方につきましては抗体検査と、その検査結果に応じて不活化ポリオワクチンの追加接種を必要と判断された場合の追加接種、そのいずれも無料で実施することができます。

なお、当該製造番号の四種混合ワクチンを接種していたことを確認された上で、抗体検査を御希望される場合は、当該製造番号のワクチンを接種した医療機関へ御相談ください。

※接種されたワクチンの製造番号については、お子様の母子健康手帳の予防接種のページにあります、「メーカー／ロット」等の記載欄にて御確認ください。

• 抗体検査は、四種混合ワクチンの4回接種終了後4週以降に実施することが推奨されています。(検査結果の評価及び定期接種スケジュールへの影響回避のため)
• 抗体検査の結果、ポリオ追加免疫が必要と判断された場合は追加接種を御検討ください。
• 追加接種は不活化ポリオワクチンを使用します。
• 追加接種時に使用する予診票については各医療機関に在庫がございます。