マイマイガについて

情報発信元 衛生検査課

最終更新日 2017年6月21日

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マイマイガについて

マイマイガ自体は毒を持たず、人に害を及ぼすことはないといわれています。

しかし、幼虫や卵に触れるとかぶれてしまう場合がありますので、駆除にあたっては、次の事項に注意してください。

生態

5月に卵から孵(かえ)った幼虫は、蛹(さなぎ)を経て7月下旬から8月に成虫になります。

成虫の寿命は7から10日といわれており、その間に木の幹に卵を生み付けます。

成虫の数が多い場合には、建物の外壁などにも産卵します。

幼虫について

若齢幼虫は糸を吐いて、風に揺られて移動します。そのため、洗濯物に付着したり、家の中に入ってきたりするので、注意が必要です。

シラカンバ、カラマツ等、落葉樹を好んで食害し、終齢幼虫では5センチメートルから6センチメートル位まで成長します。

幼虫の駆除について

若齢幼虫は糸を吐いて、風に揺られて移動します。ブランコ毛虫と呼ばれるゆえんです。

このため、洗濯物に付着したり、家の中に入ってきたりしてしまいます。

幼虫が付着したときは、つぶさないようにガムテープ等で取り除いてください。

1センチメートル以下の幼虫には薬剤が有効です。

(補足)園芸店等で購入できる殺虫剤には、スミチオンなどがあります。

(注意)殺虫剤の使用にあたっては、製品の使用上の注意事項に従うとともに、通行人や近所の住民等に十分配慮するようにお願いします。

スプレー剤を使用する場合は、幼虫が吹き飛ばされて体に付着することがあるので注意してください。

街路樹に発生したマイマイガの幼虫について

街路樹に発生したマイマイガの幼虫については、それぞれの道路の管理者にご相談下さい。

  • 国道は、北海道開発局旭川道路事務所(0166-61-0136)
  • 道道は、北海道旭川建設管理部事業課(0166-26-4461)
  • 市道は、旭川市土木事業所(0166-36-2244)
公園の樹木に幼虫や卵を発見した場合

公園の管理者に御連絡下さい。

  • 土木部公園みどり課管理緑化係(0166-25-9705)

成虫について

ガの成虫は明るい場所に集まる性質があります。

照明を消す、カーテンなどで明かりが漏れるのを防ぐなどの対策で、ガが集まりにくい環境をつくることができます。

屋内への侵入は、網戸やサッシなどで防止することができます。

ガ用のエアゾールには、成虫に対する忌避効果があるものもあります。

卵について

マイマイガの卵は「卵(らんかい)」とよばれる、数百粒の卵の塊です。

卵塊の表面は、雌成虫の腹部の鱗(りんもう)で覆われています。

卵のまま越冬し、5月頃に卵から孵ります。

来年以降に向けた対策(卵の駆除)について

今後、蛹から羽化して成虫が飛び回るようになると、卵塊が生み付けられるようになります。

これまで紹介したように、1つの卵塊から数百匹の幼虫が孵ります。

そのため、秋以降に木の幹や建物の外壁に卵塊を見つけた時には、ヘラなどで取り除いてください。

林業試験場では斜めに切ったペットボトルによる駆除を紹介しています。(詳細は参考資料の「マイマイガの生態・被害・防除」をご覧下さい。)

なお、駆除の際に、卵塊を覆う鱗毛が飛び散り、肌がかぶれる可能性があるので、手袋、マスク等を着用の上で行ってください。

集めた卵塊は土に埋めることが有効です。ポリ袋に入れてゴミに出しても結構です。

ただし、壁などから水で洗い流しただけでは、地面に落ちた卵から孵化する可能性があるので、注意が必要です。

参考資料

お問い合わせ先

旭川市保健所衛生検査課

〒070-8525 旭川市7条通10丁目 第3庁舎保健所棟
電話番号: 0166-25-5324
ファクス番号: 0166-26-8201
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