トコジラミにご注意ください
トコジラミにご注意ください
国内におけるトコジラミに関する相談件数が増加しているとの報道がなされています 。トコジラミが宿泊施設等に持ち込まれた場合、施設内に広がり、宿泊者等に被害を及ぼす可能性があります。トコジラミは繁殖した場合に防除が困難なため、出来る限り早期に発見・防除することが重要です。 発見時には、正しい知識を持って、迅速で適切な対応をしましょう。

トコジラミとは
トコジラミと呼ばれていますが、シラミ目ではなくカメムシ目に属し、「南京虫(ナンキンムシ)」とも呼ばれます。
成虫は体長5~8mmの茶褐色で空腹時は丸く扁平で薄い体をしています。卵や幼虫は白く粘着性があります。
トコジラミの生態
夜、部屋の隙間等から出てきて活動し、人や動物を刺して吸血します。吸血しなくても長期間生きることができるため、長く空室になった部屋でも注意が必要です。メスは1日5~6個の卵を産み、2週間もすると幼虫になります。刺されると強いかゆみの症状が出ます。
どうやって持ち込まれるのか
卵や幼虫が荷物や、衣服の裏やポケットなどに付着して、室内に持ち込まれることがあります。
どんなところにいるのか
ベッドや布団の周辺、ソファーの隙間や裏、引き出しの裏、衣装ケース、壁と床の隙間、カーテン、壁に掛けた絵の裏など、あらゆる隙間に潜り込みます。
見つけた時の対応策は
早期発見・早期駆除をすることが大切です。生息しやすい場所に血糞があったり、トコジラミを見つけた場合は、被害の拡大を防ぐため、技術、知見を持つ専門業者に調査、防除を依頼しましょう。