百日咳が流行しています!

情報発信元 保健所 保健予防課

最終更新日 2025年4月30日

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百日咳の流行にご注意ください!

百日咳とは

 百日咳は、百日咳菌による感染症です。一年を通じて発生がみられますが、乳児では重症になることがあります。近年、乳幼児期の予防接種の効果が減弱した成人の発病が問題になっています。

症状

 7~10日程度の潜伏期間を経て、風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます(カタル期:約2週間)。その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します(痙咳期:約2~3週間)。激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます(回復期:2~3週間)。乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがあり、生後6か月未満では死に至る危険の高い疾患です。成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。

感染経路

 百日咳にかかった人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことによっておこる飛沫感染が多く、その他、感染者と接触による接触感染でも広がります。

予防のポイント

 有効な予防法は予防接種です。予防接種法に基づく定期予防接種が行われています。予防接種による免疫効果の持続は5~10年程度です。軽症でも菌の排出はあるため、予防接種をしていない新生児・乳児がいる場合は、感染に対する注意が必要です。
 外出先からの帰宅時、食事前やトイレを使用した後は石けんによる手洗いを励行しましょう。
 マスクは場面に応じて適切に着脱し、「せきエチケット」(せき、くしゃみをするときは、ティッシュ等で口と鼻を覆う、マスクを着用する。)を実践しましょう。

治療方法

治療には、抗菌薬を使用します。

関連リンク

百日咳(厚生労働省)(新しいウインドウが開きます)
百日咳(国立健康危機管理研究機構)(新しいウインドウが開きます)
全道の百日咳の発生状況(北海道感染症情報センター)(新しいウインドウが開きます)
 

お問い合わせ先

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