マイコプラズマ肺炎

情報発信元 保健所 保健予防課

最終更新日 2024年10月30日

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マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは

 「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。

 小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ秋冬にやや増加する傾向にあり、令和6年は例年よりも増加しています。

 令和6年10月24日、マイコプラズマ肺炎の発生数が増加していることに対し、日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、日本環境感染学会、日本マイコプラズマ学会の5学会から合同で次のとおり提言が出されています。
 マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ肺炎)急増にあたり、その対策について(PDF形式 203キロバイト)

主な症状

 潜伏期間は2~3週間程度で、発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、痰を伴うことがない乾いた咳などの症状がみられます。
 咳は少し遅れて始まることもあります。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。

 肺炎マイコプラズマに感染した人の多くは気管支炎ですみ、軽い症状が続きます。一般に、小児の方が軽くすむと言われています。一部の人は肺炎となったり、重症化することもあります。また、5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。

感染経路

 感染した人のせきのしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。

予防と対策

 普段から流水と石けんによる手洗いを行いうことが大切です。アルコールによる手指衛生もあわせて行いましょう。
 また、感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを守ることを心がけましょう。長引く咳などの症状があるときは、医療機関で診察を受けるようにしましょう。

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